以前、Zaim への匠の深い深い愛情を下記エントリで披露しました。ご愁傷様です。
このオンライン家計簿&家計簿アプリ「Zaim」ですが、いまや我が家で家計を支える重要インフラになっています。
このサービスでの家計簿を使ったPDCAを円滑に回していく手法を紹介します。
名付けて、家計簿PDCA!(そのままやんけ
目次
家計簿PDCAの目的
目的は「支出の見える化」ではありません。
「見える化」するのはあくまで課程、手段であって、目的じゃない。
つまり、我慢をしたいからやるわけじゃないんです
お金、気分良く使いたい!
そのためには、家計簿をつけ、PDCAを回して、適切な予算(上限)を決めます。
その予算の範囲内であれば安心して消費できるようにするわけです。
つまり、家計簿PDCAは下記を目的として実行します。
- 収入を適切に配分する
- 消費にメリハリをつける
- 貯金を確保する
家計簿PDCAの概要
家計簿PDCAでは、PDCAサイクルの各フェーズを下記のように捉えます。
これは週/月/年でも大差ないです。予算設定をいじるかどうかくらいの違いしかないわけで、ちょこちょこ同じサイクルを回せば回すほど精度が上がります。
実際、我が家でも気がついたらちょこちょこいじることで、年末の作業量を減らせていたりまします。
以下、各フェーズで実施することを順番に紹介しますね。
Plan:予算設定
これはPDCAを回すといっても、年末年始(前年12月~当年1月)にしか行いません。逆に途中でいじると変になる(想定が崩れる)ので、変更しないのが鉄則。7月とか半期で修正してもダメ。
年間予算
想定する手取りの合計を上限として、消費の対象となるカテゴリ別予算を年単位で設定します。
ここで役に立つのは前年度の実績です。
光熱費や家賃など、前年から大ブレする理由がないものはそのままに、
レジャー費や食費など変動があるものもそのまま流用すると、以外とブレないです。
というか、前年実績で抑える気持ちが出てくると意外と大丈夫。
我が家の場合
以前のエントリでカテゴリだけ紹介しましたが、我が家での昨年と今年だとこんな感じ。
- 夫婦の手取り
- 600万円/年(予測)
- 前年比変化無し
手取りは少なめに見積もるのがコツです。上ブレOK。嬉しい!
支出カテゴリ | 予算区分 | 前年実績 | 今年予算 | チャレンジ |
---|---|---|---|---|
おこづかい(夫) | 個人予算 | \840,000 | \600,000 | 削減 |
おこづかい(妻) | 個人予算 | \840,000 | \600,000 | 削減 |
食費 | 家族予算 | \720,000 | \720,000 | |
日用品 | 家族予算 | \120,000 | \120,000 | |
交通費 | 家族予算 | \200,000 | \200,000 | |
住居費 | 家族予算 | \1,200,000 | \1,200,000 | |
ローン返済 | 家族予算 | \300,000 | \50,000 | 削減 |
光熱費 | 家族予算 | \180,000 | \180,000 | |
通信費 | 家族予算 | \240,000 | \96,000 | 削減 |
医療費 | 家族予算 | \60,000 | \120,000 | 増加 |
保険費 | 家族予算 | \120,000 | \120,000 | |
レジャー費 | 家族予算 | \500,000 | \24,000 | 削減 |
家電・家具 | 家族予算 | \70,000 | \160,000 | 増加 |
美容・衣服 | 家族予算 | \60,000 | \60,000 | |
教育・教養 | 家族予算 | \60,000 | \60,000 | |
交際費 | 家族予算 | \300,000 | \60,000 | 削減 |
養育費 | 家族予算 | \120,000 | \600,000 | 増加 |
寄付 | 家族予算 | \60,000 | \120,000 | 増加 |
手数料ほか | 家族予算 | \10,000 | \10,000 | |
貯金 | 家族予算 | \1,120,000 | \900,000 | |
合計 | \6,000,000 | \6,000,000 |
ちょっと万円単位で切り上げてますが、ざっくりこんな感じ。
必ずチャレンジするカテゴリを作る、つまり前年と変化をつけるカテゴリを設定するのがポイントです。前年と全く同じで良いわけが無いんです、毎年状況は変わるんですから。増加する予算と削減する予算を必ず作ります。
増加する予算は、増やさざるを得ないもの、増やしたいものの2種類、
削減する予算はそれをどこからひっぱってくるか、ということで考えます。
もちろん手取りが増えれば良いですが、それは難しいので。。。
上記の例でいえば、家電(洗濯機)の買い換えと出産を想定したので関連するカテゴリを増額しました。その補填として、旅行しないし、外出が減るだろうという予測のもとに夫婦のお小遣いとレジャー費から賄うことにしました。あとはローン返済が早々に終わるのも想定済。
また、家族予算として設定するか、おこづかいのような個人予算につけるかも重要です。家族予算は相談しないと使えないけど、個人予算はどんな内容でも好きに使って良い取り決めをしています。干渉しないことにしているので、ストレスがありません。ただ、個人予算も入力はするので、サブカテゴリを作って管理して自制しています。それぞれで。
今年度は、出産と絡んで色々削減しましたが、外出減ってるのであんまり影響ないことを予測してます。
Zaim.net だと、カテゴリとサブカテゴリが自由にいじくれるのがホントに助かります。ここをねらいに合わせてできるのが都合が良いです。
月間予算の設定
年間予算が作れれば、それを12ヶ月で割れば月間予算が算出できます。つまり、Zaim.netのカテゴリ別予算に設定できます。
ただし、実際問題、年間で考えたときには消費にシーズナリティ(季節性)が発生してしまうのが目に見えています。特に、セールと長期休暇。ここの消費を以下に反映できるかがポイントとなります。
シーズナリティを月間予算に反映する機能は Zaim にはないので、12分割で予算設定しておいて、年間を通して予算通りに消費できたかを見る方が無難。
月ごとに一喜一憂しない!
我が家の場合
支出カテゴリ | 年間予算 | 月間予算 |
---|---|---|
おこづかい(夫) | \600,000 | \50,000 |
おこづかい(妻) | \600,000 | \50,000 |
食費 | \720,000 | \60,000 |
日用品 | \120,000 | \10,000 |
交通費 | \200,000 | \16,667 |
住居費 | \1,200,000 | \100,000 |
ローン返済 | \50,000 | \4,167 |
光熱費 | \180,000 | \15,000 |
通信費 | \96,000 | \8,000 |
医療費 | \120,000 | \10,000 |
保険費 | \120,000 | \10,000 |
レジャー費 | \24,000 | \2,000 |
家電・家具 | \160,000 | \13,333 |
美容・衣服 | \60,000 | \5,000 |
教育・教養 | \60,000 | \5,000 |
交際費 | \60,000 | \5,000 |
養育費 | \600,000 | \50,000 |
寄付 | \120,000 | \10,000 |
手数料ほか | \10,000 | \833 |
貯金 | \900,000 | \75,000 |
Do:予算消化&レシート入力
予算消化
とにかく普通に消費します。買った後にレシート入力するときに少し確認するくらいで、基本は予算を意識しない。万単位出ない限りは遠慮無く使うのが我が家流。
一発がデカイのは外食&食材の買い物ですが、1万円は行かないから大丈夫。
家電を買うときくらいかな、意識するの。
収入と支出の入力
給与・ボーナスは銀行からの振り込み通知みたら、すぐに入力する。
他の臨時収入も全く同じ。消費の源泉を逃さずに入力しておくと心の安定が保てます。収支的に。
次に支出ですが、基本はレシート入力を毎週~毎月。財布が一杯になってきたら入れる感じ。バシャバシャとカメラで撮影して入力してます。ZaimのOCRはよく間違うけど、手修正。
あとは自動販売機とかレシートがないときはその都度。よく忘れる。でも思い出せ!
繰り返し入力が使えるのが、Zaimの良さ!下記でよく使ってます。
– インターネット回線費用
– ローン返済な
– 毎月定額のサービス(Zaimプレミアム会員プラン含む)
– カードの会員費など、毎年のやつも忘れ内容に登録する
あとは下記の機能も生かしてます。
– クレジットカードの利用歴から自動的に支出を入力
– Amazon購入履歴の自動入力
ただ、各サイトから手入力しないといけないのは「楽天」と「iTunes Store」。
これらは毎月末にPC見ながら手入力してます。メンドクサイ。
正直、Doはこんな感じ。
このPDCAにおいて、DoってZaimの機能使えば難しくないです。
特に入力は簡単なんで離れられない!
Check:進捗状況の確認
問題はここです。毎週・毎月やった方が良いのがこの工程。ぜーんぶ手作業。
重複排除
クレジットカード連携、Amazon連携、レシート手入力の重複をチェックします。頻発するけど、抜けるよりマシ。
見つけたら、必ずレシート入力を優先して残す。そっちの方がちゃんと細かく見てるから。
異常値チェック
1万円以上もハミ出てる予算カテゴリに注目。おこづかい含め、入力金額が突出してるところにこそ、間違い有り!主にはOCRミス、手入力ミスはあまりないかな。
分類修正
もし食費が予算をハミ出る、隣の日用品が明らかに0円のなのはおかしい。。。とおもったら、ドリルダウン。だいたいは入力時のカテゴリを間違ってる。カテゴリ毎に予算決めている以上、カテゴリをキチッと合わせるのは重要ですよ。チリツモチリツモ。
Analyze:分析
本来のPDCAは「Action」なんですけど、次のPlanにつなげるには「Analyze(分析)」の方が絶対合ってると思うので、そっちを採用します。
ちなみに、鬼速PDCAだと「Adjust(調整)」。それはそれで合ってると思うけど、スパンの問題かな。仕事でPDCA回すときは匠も「Adjust」が合ってると思ってます。
さて、重要な分析は次の3つ。
月間予算の妥当性確認
想定した通り、季節性があった消費だったか。つまり、バーゲンや旅行の支出は予定した予算に収まったかどうかを確認します。
ここがピッタリ合うと、来年の予算で季節性を考えるときにラク。
年間予算の妥当性確認
12月までの着地見込を想定で計算してみます。年間予算の範囲に収まるなら問題なし。
もし異常がある場合は何が理由か、残りの日数で補填できるか、それらを考えて軌道修正を図ります。ダメなら来年に生かすけど、大きくブレると貯金を引き出すハメに。。。
来年度への流用
今年度の予算が妥当であれば、来年度そのまま使えるかを検討します。ここがそのまま使えると1月に予算設定が超ラク。チャレンジ項目だけ考えれば良い。
想定外が多いとやり直しになるので辛いです。特に、人生のイベント系(出産とか)が発生すると、翌年には反映できないので見直し重要。
家計簿PDCAの効果
ストレスが少ない!とはいえ、具体的な数値効果はこんな感じです。
年 | 貯金額の増減 | 補足 |
---|---|---|
2013年 | + \ 420,000 | PDCA初年度 半年だけ。 |
2014年 | + \1,120,000 | PDCA2年目 |
2015年 | + \1,120,000 | PDCA3年目 |
2016年 | + \1,120,000 | PDCA4年目 出産有り |
2017年 | + \ 900,000 | PDCA5年目 育児費用捻出のために少なめ |
残念ながら預金通帳をお見せできませんが、つつましい貯金の増加をご覧いただければ幸いです。
家計簿PDCA → ストレス少ない + 予定通りに貯金
おわりに
もっと削って、もっと預金してもいいんですけどね。
そこは我慢ができない夫婦とでして(汗)
誰か極限まで試して、ぜひフィードバック欲しいです。
Zaimは入力の多様さとカテゴリ/サブカテゴリの設定、カテゴリ別予算の設定をフルフル使ってるのがポイントになります。これがZaimじゃなくて、MoneyForwardとか別の家計簿アプリでPDCA回して上手くいってる話、知りたい!
実践したエントリでの挑戦、待ってます!