丘陵一面に花を咲かせる和歌山・南部梅林の梅の香に酔う

2017.02.20

日本一の梅の里・和歌山県の「南部(みなべ)梅林」から、春の息吹をお届けするとともに、梅の最高峰ブランドと称される「南高梅(なんこううめ)」を使った梅酒づくりの体験をご紹介します。

どこまでも続く、梅…梅…梅!

和歌山県は梅の収穫量が全国でダントツ1位、国内収穫量の6割以上を占めています(農林水産省・平成28年作況調査結果)。
それだけたくさんの梅が収穫されているということは、その分たくさんの梅の木・梅の花があるということ。
やっぱり梅の花も日本一きれいなんでしょうか?

日本一の梅の里と呼ばれる和歌山県日高郡みなべ町は、梅の最高峰ブランドとして名を馳せる「南高梅」誕生の地。そして「南部梅林」は、日本最大級の梅林として知られています。2017年は1月28日に開園し、3月5日(予定)まで楽しめます。

まだ寒い日がつづきますが、そろそろ梅のつぼみもふくらむころ。
みなべ町へ、一足早い春を探しに行きましょう!
わぉ!さすがは日本最大級の梅林。見渡す限り梅の木だらけなので、いったいどこまでが「南部梅林」なのだか分からないほど。
梅林内の梅の木は約8万本。南高梅をはじめ「古城梅」や「旭牡丹」など、27種類の梅の木が植えられているのだそう。
そして、どの梅の花もすごくキレイ!さすが日本一と言われるだけのことはある美しさです。
▲清楚な白い花の中に色を差す鮮やかな紅梅

梅林の遊歩道は、途中でAコースとBコースの2つに分かれます。
標高のある外周を大きく回るAコース(入園門からの距離約4km)と、森の中を抜けるBコース(入園門からの距離約3km)。どちらもそれぞれに趣のある景色が楽しめます。
▲花の香りを楽しみながらの梅林散策
▲敷地内の高台に上ると、眼下には梅林の大パノラマ。そしてその向こうには青く広がる太平洋が

梅林に咲く美しい花に、春の訪れを感じることができました。

2月の土曜・日曜には「もち投げ」や「梅の種とばし大会」などの楽しいイベントも開催されているので、ぜひ参加してみてください。
さて、「南部梅林」で梅の花を満喫したところで、次は「南高梅」をつかった梅酒づくりを体験するため「紀州梅干館」へ向かいます。

「紀州梅干館」で3種類の梅酒づくりを体験

阪和自動車道みなべICから車で約5分、国道42号線沿いにある梅干しの製造直売所「紀州梅干館」に到着です。

「紀州梅干館」は、最高級のブランド梅「南高梅」の梅干し工場と直売所。
ここでは、1年を通して梅干し工場の見学(無料・予約不要)や、梅干し、梅ジュース、梅酒づくりなどの体験教室に参加することができるんです。
▲紀州梅干館(左側が梅干し工場、右側が直売店)

今回は体験メニューの中から、3種類のお酒を使って3種類の梅酒がつくれる欲張りな「梅酒づくり体験」に挑戦したいと思います。
梅酒づくり体験にかかる時間は約40分、料金は、体験でつくる160mlの梅酒3本のおみやげ付きで1人2,000円(税込)です。※前日までに要予約

100名まで対応できるという広々とした教室に案内され、まずは南高梅についてビデオを見ながら学びます。
梅酒をつくるための梅は、お酒が浸透して梅のエキスがしみ出しやすくなるように冷凍してあるんですって。
そのため、1年中いつでも梅酒づくりが楽しめるんですよ。
さぁ、いよいよ梅酒づくり!
梅を選んで3つのガラスの小瓶にひとつずつ入れます。

「大っきな梅やなぁ…」
「完熟って感じの、ほっぺが赤らんだこの梅、めっちゃかわいいわぁ…」
次は梅酒の要、お砂糖選びです。
用意されているのは、氷砂糖・グラニュー糖・黒糖(きび砂糖)の3種類。
選ぶお砂糖によってコクが出たり、まろやかになったり、梅酒の味わいの決め手になるのだそう。

使うお酒は、「ブランデー」「日本酒」「焼酎」の3種類。
黒糖と焼酎?氷砂糖と…?
お酒とお砂糖、どういう組み合わせにしようか悩む~!
「私に、砂糖入れ過ぎたら太るで~って言ってたくせに、すごい入れてるやん!」
「オレはいいねん。貫禄つけなあかんから」

「甘さ控えめ」「標準」「甘口」の目安を教えてもらいながら、好みの甘さになるようお砂糖の量を決めていきます。
そして決めた量の半分のお砂糖をそれぞれの瓶に入れたら、2つめの梅をまたそれぞれの瓶に入れ、さらにその上からふたたび残りのお砂糖を入れます。
自分で決めたお酒とお砂糖の組み合わせを間違えないよう、瓶を入れるケースにはシールが貼られています。
準備が整ったら、いよいよお酒を注ぎます。
「ブランデー」「日本酒」「焼酎」。
できあがりの味をイメージしながらの梅酒づくり…楽しい!
「ブランデー、すでに飲み頃みたいな色でおいしそ~」
梅酒ができあがるのは1カ月後です。
「毎日観察するのが日課になりそう…楽しみ!!!」
自分の好みに合わせた、世界にひとつだけの梅酒の仕込みができました。
できあがる日付を書いたラベルを貼ったら完成です。
オリジナル梅酒は化粧箱に入れてもらって自分用のステキなおみやげに。

さぁ、それぞれどんな味の梅酒に仕上がるんでしょう?…1カ月後が待ち遠しい!

お酒を楽しんだあとの梅の実は、そのまま食べてもよし、ジャムにしてもよし。
アイスクリームやヨーグルトにトッピングしてもおいしそう!

梅干しや梅製品が揃う直売店

直売店には梅干しや梅酒がズラリ。
試食や試飲ができる商品も多いので、いろんな味を試せておみやげ選びも楽しいですよ!
▲どでか梅 1個200円、6個入1箱1,240円(ともに税込)

大粒で軟らかく、トロンととろけるような食感が特徴の南高梅。
それにしてもこのサイズはかなりのインパクト。思わず手に取ってしまいました。
▲完熟南高梅のコンフィチュール「梅の妖精」1本820円(税込)

コンフィチュールは、香料・着色料・保存料などいっさい無添加で、ひとつひとつ大切に手づくりされたもの。南高梅の果肉のみを使ったフルーティな味わいで、お湯に溶かして梅ティーを楽しんだり、スイーツやお料理に入れたりと使い方いろいろ!

梅干館のスタッフが皆さんとても温かくて楽しい方ばかりなので、ひとときの梅酒づくり体験やお土産選びの楽しさも倍増でした。
「南部梅林」の梅は2月中旬からが見頃です。 日本一と言ってもいいほど美しい梅の花を見て春の訪れを感じ、3種類の風味の異なる梅酒づくりを体験する。 友達同士やカップルはもちろん、夫婦で訪れても、最高の旅になるはずです!
Yukitake

Yukitake

三重の雑誌「Edge」をはじめ、さまざまな雑誌・情報誌において、グルメ・観光などの記事を執筆。女性目線の取材とソフトな文体を大切にしています。

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