Facebookのインターネット中継ドローン、6月の初飛行で着陸に失敗していた 16
ストーリー by headless
強風 部門より
強風 部門より
Facebookは開発中のインターネット中継用無人航空機「Aquila」について、6月に実施した初のテスト飛行が成功したと発表していたが、実際には着陸時にトラブルが発生していたそうだ(米国家運輸安全委員会の調査結果、
The Vergeの記事、
VentureBeatの記事、
The Registerの記事)。
Facebookが初飛行の成功を発表したのは7月21日だが、テスト飛行は6月28日に米国・アリゾナ州のユマで実施されている。テスト飛行自体は問題なく進み、上空で実施した自動操縦による着陸シミュレーションも正常に完了していたという。しかし、実際の着陸態勢に入ってから乱気流や強風の影響を受け、20フィート上空で右翼に構造上の問題が発生。4秒後に対地速度25ノット、ほぼウイングレベルの姿勢で地面に衝突したとのこと。問題が発生した原因としては、自動操縦機能が突風に対応するため姿勢制御を行ったが、これによる対気速度の上昇などから構造上の限界を超える力が翼に加わったものとみられる。なお、Aquilaの設計上、ある程度の損傷は通常の着陸でも想定されていたとのことだ。
Facebookが初飛行の成功を発表したのは7月21日だが、テスト飛行は6月28日に米国・アリゾナ州のユマで実施されている。テスト飛行自体は問題なく進み、上空で実施した自動操縦による着陸シミュレーションも正常に完了していたという。しかし、実際の着陸態勢に入ってから乱気流や強風の影響を受け、20フィート上空で右翼に構造上の問題が発生。4秒後に対地速度25ノット、ほぼウイングレベルの姿勢で地面に衝突したとのこと。問題が発生した原因としては、自動操縦機能が突風に対応するため姿勢制御を行ったが、これによる対気速度の上昇などから構造上の限界を超える力が翼に加わったものとみられる。なお、Aquilaの設計上、ある程度の損傷は通常の着陸でも想定されていたとのことだ。
もうちょっと詳細 (スコア:3, 興味深い)
NTSBの資料によると、
・着陸シミュレーションの時点で、風速が試験時の限界である7ノットを上回っている事に気づいた。
・着陸進入時、地上の風速は10ノット、機体周囲では12~18ノットの乱流が発生していた
・墜落の5秒前に乱流で機体が持ち上げられ、オートパイロットが機首を下げて予定された高度に戻ろうとした。この時、機体の速度が通常の24ノットから28ノットまで増加した。(対気速度)
・機体が予定された高度に戻ると同時にオートパイロットが機首上げ操作を行った。機首上げ操作は外翼後縁のエレボンを上げる操作。
・墜落4秒前に、高度20フィートで右外翼が構造破壊を起こし下向きに折れた。前記の機首上げ操作で翼に加わった力が構造限界を超えたため。
・機体はほぼ水平の姿勢を保ったまま、対地速度25ノットで地面に衝突した。機体の消費電力はアイドル状態に近く、モーターは回生モードだった。
結論:オートパイロットの対処能力を超えた突風により、想定される飛行範囲(フライトエンベロープ:安全に飛行可能な速度/高度の範囲)から逸脱したため翼が構造破壊を起こした。
機体の抗力が不十分だった事が事態を助長した。(=降下時に速度が上がりすぎた)
25ノット=46.3km/h(機体接地時の速度)
20フィート=6.1m
7ノット=3.5m/s(試験で設定された最大風速)
ウイングレベル=水平姿勢
通常の着陸でもある程度の損傷:脚が車輪でなくソリで、プロペラも着陸時に接地する位置のため、正常に着地しても損傷する。
Re: (スコア:0)
どうやって着陸するんだろう [srad.jp]と思ってたんですが、失敗ですか。
これ、まともに着陸できてた場合どれくらいの損傷で済んだんですかね。
翼には被害無く降りられる [srad.jp]って断言されちゃってたんですが。
Re:もうちょっと詳細 (スコア:1)
着陸方式の詳細については検索しても出てこないのでわかりませんが、機体のレイアウトからみるとモーターポッドやプロペラは使い捨てじゃないかと思いますが、詳細はわかりません。
報告書の表現では、”機体の設計(スキッドによる着陸装置、吊り下げレイアウトのエンジンとプロペラ)から、運用者は通常の着陸中に若干の損傷を予想していた。”なので、無傷は期待してないようです。
量産前提の試作機というより実証実験機レベルでしょうし、長時間滞空のため徹底的に軽量化されているので、現時点では最悪使い捨て、運が良ければ再利用ぐらいの感じではないでしょうか。
今回特に事故として扱われているのは、接地前、空中で破損が生じたためでしょう。
記事にもある通り、Aquilaは非破壊での着陸自体を想定していない (スコア:1)
というか数か月に渡り中空に存在するために、そもそも着陸のための機構や機能が存在しない。
そのためAquilaの「着陸」はすべて不時着であり、またある程度の破損が前提となっている。
今回の注目されたのは、その奇抜な設計思想と、着陸寸前の突風による想定を超えた破損の部分ですね。
シミュレータでは完璧だったのに! (スコア:0)
言ってみたかっただけ。
Re:シミュレータでは完璧だったのに! (スコア:1)
こんな物が空を飛ぶというのか…(驚愕
ジャック・ノースロップも草葉の陰でさぞかし(まちなさい
Re: (スコア:0)
家に帰るまでが遠足です
親父にもぶたれたことないのに! (スコア:0)
「シミュレータでは完璧だったのに!」の後には「突風がこんなに凄いなんて」とかないと物足りない。
きっと地上での適性テストでは高得点だったんじゃね。
#「シュ、シュミレーションで完全に覚えているつもりなのに、Gがこんなにすごいなんて…あっ」 [geocities.co.jp]
#はたして「シ みゅれ-しょ」だったのか「シュ みれーしょん」だったのか。
ウイングレベルの姿勢とは? (スコア:0)
ウイングレベルの姿勢で地面に衝突とあるが、何のことだか良く分からないね
写真を見たらNASAの試験機(ソーラーなんとか?)みたいな全翼機みたいで余計何がなんだか分からない
#まったく制御不能になったのではなく、水平を維持したまま地面に激突したってことなのか?
Re: (スコア:0)
飛行機でウイングレベルと言えば
主翼が水平って意味でしょ
機体重量はわずか400kg前後 (スコア:0)
落ちてきたのが当たったらちょっと痛そう
琉球新報「墜落って書けよ^^」 (スコア:0)
http://ryukyushimpo.jp/tag/%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%... [ryukyushimpo.jp]
Re: (スコア:0)
正直ウチの近所でアレやられたら俺だってキレるわ。
奇蹟は起こらないから奇蹟って言うんですよ (スコア:0)
お前が思うんならそうなんだろ。お前の中ではな。
軍用機とはいえ、水面におりて犠牲者無しなら立派なもんだと思う。
俺なら絶対に切れない。
https://www.youtube.com/watch?v=zA5FMFVbVZ0 [youtube.com]
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%81%E3%82%AA%E3%83%94%E3%... [wikipedia.org]
「この現場は海水浴場から多くの目撃者(その時の墜落場面は観光客のビデオに収められていた)がいたため、すぐ
ドローン規制 (スコア:0)
運用高度がアメリカのドローン規制に引っ掛かるけど
何処で実用化するつもりなんでしょうか?
Re: (スコア:0)
ブロードバンドインフラの整っていない発展途上国向けだよ?