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お金

英国の新5ポンド紙幣に微量の獣脂が含まれることが判明し、反対運動が起こる 19

ストーリー by headless
微量 部門より
9月に発行が始まった英国の新5ポンド紙幣に微量の獣脂が含まれていることが明らかになり、絶対菜食主義者などの間で反対運動が広がっている(The Registerの記事[1][2]VICEの記事The Guardianの記事CNN Moneyの記事)。

新5ポンド紙幣は樹脂製のポリマー紙幣で、現在の古くなった紙製の5ポンド紙幣を2017年5月までに置き換える計画だ。ポリマー紙幣は環境負荷が低く、高度な偽造防止が可能で丈夫といった利点が強調されているが、原料のポリマーペレットに微量の獣脂(tallow: 牛脂または羊脂)が含まれていることを英中央銀行が公表したことで、強い反発を受けることになる。

Change.orgでは、紙幣での獣脂使用中止を英中央銀行に求めるキャンペーンが実施されており、開始から5日で12万人を超える賛同者を集めている。この数は英国内での象牙市場廃止アナグマの殺処分中止動物虐待に対する量刑を重くするといった英政府および国会の請願サイトでの署名活動で集まった署名よりも多い。先日成立したInvestigatory Powers Act撤回を求める署名もようやく15万人を超えたところだ。英国人だけが署名できるこれらの署名活動と、Change.orgのキャンペーンは単純に比較できないが、注目度は高いようだ。

VICEの記事では現在発行済みの旧5ポンド紙幣3億2,900万枚を置き換えるのに必要な獣脂を約23kgと試算。平均的な体重(910kg)の牛から40kg程度の牛脂がとれるとし、年260万頭の肉牛を食用にしている英国で、1頭の牛を救うために大騒ぎしすぎだと述べている。

なお、英中央銀行を含む24か国にポリマー紙幣の原料を供給するInnovia Filmsによれば、サプライヤーが帯電防止のために獣脂を添加していたことが最近になって判明したのだという。ただし、24か国すべてのポリマー紙幣に獣脂が含まれているかどうかは不明とのこと。サプライヤーは獣脂の使用を中止するため研究を進めているが、非常に困難なプロセスであり、完了までには時間がかかるとのことだ。
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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