常備していますか? 防災グッズはあなたと周りの命を守る命綱
2016年10月26日
日本は自然災害がよく起きる国です。過去にもなんども大きな地震や火山活動が起こってきました。喉元過ぎれば熱さを忘れるということわざがありますが、時間が経てば災害の恐怖を忘れてしまうことはよくあります。しかし、災害は忘れた頃にやってくるので、常日頃から備えておくことはとても重要です。そこで今回は、自宅や会社に防災グッズは備えられているかを、アンケート調査してきました。
【質問】
自宅やオフィスに防災グッズは常備していますか?
【回答結果】
- している:61人
- していない:39人
※有効回答:100人
簡単な防災グッズだけでも備えておくと便利
6割以上の回答者が、防災グッズを常備していると答えました。
- 自宅に100円均一ショップで集めた防災グッズを置いていますよ(30代/男性)
- 東日本大震災で危険性を感じたため
東海地方に住んでいるので東海地震がいつきても大丈夫なようにしようと思った(20代/男性) - よくニュースで災害を見るから 自分のためというより家族のため(40代/男性)
- 職場には共用のグッズが置いてあり、自宅にも同じようなセットを常備している(20代/男性)
- オフィスの防災グッズは人事から配布されており常に常備している(30代/女性)
防災グッズと聞くと、何か特殊なものを揃えなければいけないというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、100円ショップでもある程度揃えられるということがアンケートからわかります。100円を惜しんで万が一の時困るのはもったいないので、今からでも揃えられるものは購入しておきましょう。
会社の方でも社員の命を守るために防災グッズを配っているところもあるようなので、家庭の方でも家族の命を守るために何らかの備えをしておくことは重要なことでしょう。
防災グッズは常備していない…でも危機感はある
続いて防災グッズを準備していないという人の回答をご紹介します。
- 準備しようと常々思っているがやっていないのが現状
町会か何かで配給がないと準備しないかもしれない(50代/男性) - 最低限何を何日分準備すればいいのかわからない。しなければとは思っている(20代/女性)
- しなきゃしなきゃと思うが、道具の洗い出しがハードルが高くまだやれていない(20代/女性)
- 最近台風が来そうだったので、水だけは準備をしていたのですが、他は準備をしていない
近くのスーパーには非常食になるものがなく、準備しようと思うと、遠くに買い物に出かけるか、
何箇所もお店を回らないといけないなどかなり時間が掛かりそうなので。(50代/女性) - たまたま災害の少ない地域に住んでいることもあり、防災対策に関心が薄いから(40代/女性)
常備をしていないという人の多くも、少なからず災害に対する危機感はあるようで、防災グッズを準備しなければと考えていることがわかります。しかし、何をどれくらいの量準備しなければ良いのかわからなかったり、買い出しへの道のりが遠かったりと、防災グッズを揃えるまでの障害は何かと多いようです。
自治体が支給したり、情報を提供したりと、個人だけではなく地域全体で防災意識を高めることが重要なのかもしれません。
油断大敵!
いざという時生き延びるために今できることをしよう!
自分が住んでいる地域は災害が少ないと思っていても、災害はいつどのような形で私たちを襲ってくるかはわかりません。地震が少ないと思われていた地域でも大きな揺れが起こることがあり、決して油断できないのが日本列島です。
また、防災グッズだけではなく、避難経路の確認や連絡手段の確保も大切な備えです。事前の準備を怠らず、1人でも多くの命が助かるように常日頃から防災意識を高め、自分や家族、職場全員の安全を確保するためにも、防災意識を高めておくことはとても大切なことです。
■調査地域:全国
■調査対象:【職業】会社員
■調査期間:2016年09月13日~2016年09月27日
■有効回答数:100サンプル