webサービスの種類とそれぞれの利点と欠点

2016年10月17日

    

 

webサービスの種類とそれぞれの利点と欠点

スマートフォンの普及などにより、インターネットは身近な存在となりました。同時に、インターネット上ではさまざまなwebサービスが立ち上がり、現実世界と変わらぬビジネスの場となっています。

しかも、店舗や事業所を要する従来のビジネスと異なり、低コストで開設可能なのが魅力です。本業を持っている人の中でも、副業としてインターネットでの起業に挑戦してみたいと考えている人も少なくないでしょう。

そこで、さまざまなwebサービスのビジネスモデルを比較し、そのメリットとデメリットについてまとめてしました。

魅力のあるサービスの提供が鍵となる課金モデル

課金モデルとは、サービスを提供する代わりに会員になってもらい、その会費によって収益を得るモデルです。ほとんどのサービスやコンテンツが無料で利用できるインターネット上で、いかにしてお金を払ってでも利用したいと思わせるかが最大のポイントとなります。

もし、専門的なスキルを有しているのであれば、それを提供するという方法もあります。例えば、オンライン上で医師と相談ができるサービスなどです。ちょっとした不調で病院まで行くのは億劫に感じる場合があり、月額数百円程度の会費でインターネットを使って気軽に医療相談ができると非常に便利です。

また、ビジネス関連や英会話、大学受験用の授業をオンライン上でおこない、会員を募るという方法もあります。会員を集める場合は講義の一部を無料公開し、その中でいかにもっと授業が聞きたいと思わせるかが勝負の分かれ目です。

さらに、課金モデルには会費のような定額課金制ではなく、利用した分だけ料金を払ってもらう従量課金制のモデルもあります。中でもよくあるのが物流のアウトソーシングサービスで、インターネットを通して依頼されれば必要な時に必要な量を配送するというものです。通常の配送に比べて低コストのため、コスト削減を期待する業者からオークションに出品する個人まで幅広い利用が期待できます。

その他にも、結婚式の招待状などをオンラインから送信したり、ネットで注文すると短時間でお弁当を配達してくれたりするサービスなどがあります。

個人でも手軽に始められる広告収益モデル

広告収益モデルとは、自分のブログに業者の広告を掲載し、その宣伝効果に応じて報酬を得るモデルです。始めるのに費用がほとんどかからないので、個人でも参入しやすいのが利点です。広告収益モデルには、大きく分けてアフェリエイトとAdsenseの2種類があります。

まず、アフェリエイトはブログを訪れた人が掲載している広告にクリックし、商品が売れた時点でブログの管理人に対して報酬が発生します。それに対して、Adsenseは、商品が売れるか否かは関係なく、ブログ内の広告を誰かがクリックしただけで報酬が得られるのです。

また、アフィリエイトの場合は自分のブログと相性のよい商品を探し、自分でどの広告を掲載するかを選ばなければなりませんが、Adsenseはブログのテーマに近い広告を自動的に表示してくれるので余計な手間がかかりません。ただし、Adsenseは報酬を得るハードルが低い分、報酬単価も低く、月に何十万円という高収入を得るのには向いていません。

一方、アフェリエイトは報酬単価が高く、広告を自分で選択できるので工夫によっては、大きく稼ぐことも可能です。したがって、一般的には、初心者はAdsenseから始め、慣れてくればアフェリエイトに移行するのがよいとされています。

無料での開設も可能となったネットショップ販売収益モデル

インターネット黎明期から存在するのがネットショップです。このモデルには独自にショップを開設して顧客を確保する方法とAmazonや楽天などのプラットフォームに出店する方法があります。大型ショップに出店すればアクセスが集まりやすく、集客が容易になります。その反面、出店料が必要になり、同一プラットフォームに属する他店との差別化を図らなければ客を食い合う形になってしまうのが難点です。

一方、独自にショップを開設した場合は、宣伝をして集客を図る必要があり、いかにして自社商品の優位性と独自性をアピールするかがポイントとなります。また、BASEやSTORES.jpのように無料でネットショップを出店できるサービスも新たに誕生し、注目を集めています。

お金がかからない上に、専門的な知識がなくても簡単に開設できるので、初心者の入門編にはぴったりです。ただその分、デザインの自由度が低い、メルマガが出せないなど、人によっては機能面に不満が残る点がデメリットといえます。

可能性にあふれるネットの世界

WEBサービスにおける代表的なビジネスモデルをまとめてみましたが、他にもインターネット上で展開するビジネスモデルは数多く存在し、多くの可能性が広がっています。まずは、現在主流になっているwebサービスをしっかり把握し、その上で自分に合った方法を模索していきましょう。

 

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