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年間300人の転職希望者と接する転職エージェントが徹底解説未経験の分野への転職でも成功するエンジニアの3つの共通点

エンジニアの転職市場において、「新しい技術に触れたいから」「●●業界に興味があるから」という動機で未経験の領域に転職を志すエンジニアの方がしばしばいます。一方で企業側は中途採用で求めているのは即戦力です。それでは、実務未経験の領域への転職を叶えた方々は何が要因だったのか?レバテックキャリアで転職を希望する多くのエンジニアを見てきたキャリアアドバイザーに話を聞きました。

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「未経験での転職を成功させた方々に見られる共通点」として挙がったのは、以下に記した3つのポイント。それぞれの説明とともに、企業側の事情も併せて解説します。

1.客観的な成果を語れる
2.行きたい業界へのアンテナを張りアウトプットしている
3.人とのつながりを積極的に作っている


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共通点その1:客観的な成果を語れる

 

これは未経験での転職に限らず、転職全般における普遍的セオリーとしつつ、キャリアアドバイザーは次のように述べます。
 
「エンジニアの方でしたら『これを作りました』という明確なアウトプットがあれば、ひと目で実力が伝わりますよね。客観的に『これはすごいな』という成果を意識して、行動に落とし込めている人が強いです」
 
仮に成果が目に見えるかたちで現れにくい業務を担当していても、これは同様だとキャリアアドバイザーは続けます。
 
「売上額のようにわかりやすい数値を用いて定量的な成果をアピールできることが好ましいですが、他の人からいい評価をもらったといったものでもいいんです。
 
例えば、マニュアルやドキュメントなどを作成して『わかりやすい』と言ってもらえた、などは立派な成果です。SIerの方でしたら『出向先の企業から指名で案件をもらう』などは、エンジニアとして結構な評価ですよね。ですので、普段から成果を意識して行動できると転職の成功率がアップするはずです」

共通点その2:行きたいジャンルへのアンテナを張り、アウトプットしている

 

次に述べたのは、「アンテナを張ること」「アウトプットすること」の重要性について。
 
「未経験での転職に成功するエンジニアの方々には、皆さん積極的に情報のキャッチアップを行う傾向がありますね。興味があるジャンルだから情報収集を苦ともしないし、自分でアプリを作ったり、ブログで発信するなどのアウトプットまで自発的に行ってますね。そしてアウトプットを行うことは2つメリットがあります。
 
1つ目は、アウトプットすることで理解も深まるという点。GitHubやBitbucketなどで自分のソースコードを公開して、フィードバックをもらえたりできれば大きく成長しますよね。2つ目は、前述した成果の観点から自分が興味を持っていることのアピールになる点です。特に2つ目の点は大切で、未経験で転職しようとする方に対して、企業は本当に興味があって志望しているのかをチェックしているからです。
 
逆の事例を想像していただくとわかりやすいのですが、『アドテクに興味があるんです』という方が『機械学習?なんですかそれは?』と答えたら本当に興味あるの?となりますよね。
 
このご時世、情報はいくらでもWebにありますし、キュレーションアプリなどを使えば手軽に情報が得られます。その過程で自分にとって必要な情報やアクションを把握できるはずです。まずは情報収集から始めてみてください」

興味を持った理由をはっきり説明できることが重要

キャリアアドバイザーによると、興味を持ったジャンルに対してなぜ興味を持ったのか?が明確でなければならないのだと言います。
 
「例えばRubyに興味があるということ説明する際に、『新しくて、カッコイイから』では十分な説明になっていません。もちろんきっかけは気軽な気持ちでいいのですが…。
 
Rubyでしたら作られた背景や経緯、特性や強み、世間での使われ方などを踏まえた上で、『だから自分はRubyでこういうWebアプリが作りたい』などと説明しないと相手に伝わりません」
 
この「なぜ」という問いかけは面接での逆質問でも有効だとキャリアアドバイザーは語ります。
 
「『なぜこのサービスに、この技術を導入したのか?』などの質問を面接で投げかけてみると、自分が興味・知識があることのアピールにもつながるし、導入の過程などから現場の空気感なども分かってくる。
その際は『自分としてはこう考えているのですが、どうでしょうか?』と自分の考えとセットで提示してみてください。ただしそういった情報を勉強会などで公表していることもありますので、事前の下調べは必須ですが」

共通点その3:人とのつながりを積極的に作っている

 

3つ目に挙がったのは「人とのつながりを積極的に作っている」という点。
 
「Webや本で情報収集することは大切ですが、現場のエンジニアや知見を持つ方から直に情報を得ることも価値があります。現場でのリアルな事例を聞けるだけでなく、自分のアウトプットを提示すればフィードバックをもらえたりすることもあり、人とのつながりを持つメリットはとても大きいです。
 
ですので勉強会やFacebookのコミュニティに参加するなどして、興味ある業界の人と親しくなるといいですね。積極的に話しかけていくということは、意欲の表れとして受け取られることもあり、場合によっては直接採用につながることすらあります
 
中には普段の業務が忙しく、社外活動の時間を取れないという方もいるのでは、という疑問に対しては、次のように述べます。
 
「業務の都合上、忙しいタイミングは誰にでもあります。とはいえ、365日フルに忙しいというケースもあまりないのではないでしょうか。仮に何らかの勉強会に参加できなかったとしても、他にもエンジニア向けの有用な勉強会はいくらでもあります。参加しただけの価値はあるはずですので、ぜひ時間を捻出してみてください」

企業が正社員に求めるものは「長く働いてくれること」

 

ここまでで述べてきたのは、未経験でも転職に成功するエンジニアのポイント。ここからは、企業側の事情からも解説します。
 
「企業が正社員を採用する場合、採用した人に長く続けてほしいという思惑があるのではないかと、個人的に感じています。長く続けてほしいからこそ、『なぜ興味を持ったのか?その中でもウチを選んだ理由はなぜなのか?』を企業は知りたいのだと。そこがあやふやだと『すぐ他の会社に行ってしまうのでは?』と不安に思うわけですね。
 
即戦力のエンジニアが欲しいという声は多いですが、一方で『即戦力だけ』を求めるなら派遣やフリーランスにお願いするという選択肢があります。正社員を採用する場合は、一緒に働く仲間として長くやっていけそうかという点も考慮されるのだと思います。
 
選考で実務経験のあるAさんと、未経験のBさんが残った場合に、Bさんが選ばれるケースはしばしばあります。『Aさんは活躍してくれそうだけど、すぐやめてしまうかも。長く続けてくれそうなBさんを教育すれば、結果的に価値を出してくれそう』という判断がその一因ではないでしょうか。
 
また転職した方々の話を聞いてみても、3ヶ月程度すると皆さんキャッチアップされているようですし、企業からしてみても『長く勤めてくれるのなら3ヶ月はさほど長いものではない』という考えもあるように感じます」

「実務経験▲年」はあくまで目安としている企業が少なくない

中途採用の募集要項では、実務経験▲年以上という記述をよく見かけます。いくら独学でスキルを身につけたところで実務未経験では通用しないのでは、という疑問に対し、次のように述べます。
 
企業が『実務経験▲年以上』と出しているのは、このくらいの経験があればこのくらいのスキルレベルだろう、という目安として出しているところが少なくありません。
 
ですので、独学でもアウトプットがあればそれをアピールして、尻込みせずに応募してみることをおすすめします。もちろん、現場でしか学べない経験もたくさんありますので、独学だけで完璧ですとはなりませんが、スキル感や意欲を評価をしてもらえますし、実際に選考を通過した事例はいくつもあります」

最後に

キャリアアドバイザーの話から、エンジニアが未経験の業界へ転職する際はどういったことを意識し、どういった行動をとればいいかを示していただきました。未経験での転職でなくとも、今回の内容を転職の参考にしていただければ幸いです。

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職業紹介優良事業者第1402022(01)号
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