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医療機関HP、「100%安全」文言はダメ!…厚労省が虚偽・誇大表示監視へ
美容分野などの医療機関がつくるホームページ(HP)をきっかけにした健康被害や契約トラブルを防ぐため、厚生労働省は2017年度、虚偽や誇大な表示があるHPに対する取り締まりを強化する。
「100%安全」の文言や、化粧で美容整形の効果を強調した画像などを監視し、修正を求める。HPの適正化を徹底させるため、医療法を改正し、罰則規定の設置も検討する。
美容整形や脂肪吸引、脱毛などのHPでは、施術の安全性や効果を偽ったり誇張したりして表示するケースが少なくない。全国の消費生活センターなどに寄せられる相談は、年間2000件以上。同省は、指針で医療機関に掲載の自粛を求めてきたが、十分に守られてこなかった。厚労省は、監視業務に詳しい民間の事業者に監視を委託。虚偽や誇大な表示をするHPや、閲覧者を別のHPに誘導するバナー広告を事業者が見つけた場合、自治体に通報し、自治体は医療機関に対し修正を要請する。