住宅の外壁塗装はお金のかかる大がかりな工事です。
工事の具体的な内容については工務店や施工会社におまかせという方が多いと思いますが、塗料の選び方などによって費用が大きく変わってきます。
さまざま種類の塗料の中でも、比較的使われる率の高いウレタン塗料についてご紹介したいと思います。
外壁塗装に使われる塗料の種類はこんなにたくさんある!
外壁塗装に使われる塗料には、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素などの種類があります。
4つの中ではアクリルが一番安くて耐久性が短く、フッ素が一番高価で、耐久年数が長くなります。
中間に位置するウレタンは弾力性があり、木を含むあらゆるものに塗装可能な万能塗料です。シリコンはウレタンよりも耐久性が高く、環境にも優しいという特徴があります。
新たに開発された高機能塗料、光触媒塗料、断熱塗料、遮熱塗料は、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素などの塗料に紫外線や水分をはじく成分や、断熱効果の高い成分などを追加したものです。耐久年数が非常に高く、費用もかなり高価になっています。
種類 耐久年数 1m2あたりの価格
アクリル樹脂塗料 5~8年 1000~2000円
ウレタン樹脂塗料 8~10年 2000~3000円
シリコン樹脂塗料 10~12年 3000~4000円
フッ素樹脂塗料 15~20年 4000~5000円
光触媒塗料 15年~ 4000円~
断熱塗料 10年~ 5000円~
遮熱塗料 10年~ 5000円~
外壁塗装といえばウレタンといわれた、万能塗料
ウレタン樹脂塗料は、外壁塗装に使われる定番の塗料です。
その特徴は弾力性と塗りやすさにあります。ウレタン塗料は弾力に富み軟らかいのでさまざま場所に塗ることができ、収縮などで形がかわりやすい木材面にも使うことができます。
紫外線や水分にも強くコストパフォーマンスもよいことから、シリコン塗料がメジャーになるまでは、外壁塗装に使われる塗料として最も多く使われていました。
ウレタン樹脂塗料を使うメリット&デメリット
ウレタン塗料には、そのまま使える1液タイプと、硬化剤を混ぜて使う2液タイプがあります。
2液タイプは混ぜるとすぐに硬化がはじまるので使い方が難しく、施工を行う職人さんの技術に左右されるというデメリットがありますが、頑丈な塗膜を作るのでより耐性の高い塗装を行うことができるというメリットもあります。
柔らかいという特徴があり、外壁のひび割れや木材の収縮にも柔軟に対応し、光沢のある仕上がりが長続きします。ただし、汚れやすいというデメリットがあります。
まとめ
いかがでしたか?外壁塗装によく使われる、ウレタン樹脂塗料についてご紹介しました。
塗りやすくさまざま場所で使えるウレタン塗料は、万能塗料として人気です。
住宅の外壁塗装にウレタン塗料を使いたい場合は、工務店に相談してみることをおすすめします。