夏休みやお盆休みの行楽シーズンとあって、自動車で家族旅行に出かける人も多いだろう。そして長距離ドライブになると、運転に慣れていない人がドライバーになることがある。そのような場合、高速道路をひたすら前に向かって走るのは楽だが、サービスエリアで駐車する際のバックでほかの車にぶつけるんじゃないかと冷や汗が出る。
そこで、バック時の衝突を未然に防ぐ後付けデバイス「Fensens」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
バック時の衝突を未然に防ぐデバイス(出典:Indiegogo)
Fensensは、自動車後部のナンバープレートに取り付けるセンサと、スマートフォン用アプリで構成されるシステム。スマートフォンとセンサがBluetoothで通信し、後方にある障害物との距離を知らせてくれるので、バックする際ほかの車やフェンスなどに衝突することを防げる。
スマホと連携するセンサをナンバープレートに取り付ける(出典:Indiegogo)
センサから最大10フィート(約3m)離れた障害物を検知し、スマートフォンの画面表示、警告音、バイブレーションで状況をドライバーに知らせる。Fensensを利用すると、障害物に1フィート(約30cm)まで近づけて駐車できるという。
障害物までの距離を画面表示や音などで警告(出典:Indiegogo)
アプリは自動車がバックし始めると自動的に起動するため、駐車時に慌ててスマートフォンを操作する必要がない。ハンズフリーで後方にある障害物を確かめつつ、目視確認とハンドル操作に集中できる。
取り付けは、ナンバープレートのフレームとして4つのネジを使って締め付けるだけで、5分以内で済むとしている。
取り付けは簡単(出典:Indiegogo)
Indiegogoでの目標金額は10万ドル。記事執筆時点(日本時間8月8日14時)で約2万4000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと1カ月ある。