個人への交付が遅れているマイナンバーカードについて、すでに市区町村が住民からの申請を受け付けた分は大半が8月末までに交付できるようになる見通しとなった。総務省が17日発表した調査によると、全体の96%にあたる1665市区町村が申請済み分の手続きを8月末に終えるとした。残る76市区町村は11月末までに準備を整える。
カードの交付準備が整うと市区町村から通知書を申請者に送る。総務省は交付できる時期を明示するよう各自治体に求め、市区町村ごとの通知書の配送時期をホームページで公開した。
15日時点でのカード申請数は1056万枚で、交付済み枚数は51%にあたる543万枚。システムの不具合などで申請から交付まで数カ月かかるケースも出ている。総務省は各自治体に早期の交付を促していた。