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Steve Wozniak氏の功績は、一朝一夕に成し遂げられたものではない。
Wozniak氏が世に送り出したコンピュータ、「Apple I」と「Apple II」は、彼が長年にわたり積み重ねてきた創造と努力の結晶だった。ケンタッキー州レキシントンで開催された「ONE: The Alltech Ideas Conference」の壇上で、Wozniak氏は次のように語った。「当時私は、誰も思い付かなかったことを実現したわけだが、今から振り返ると、どうしてそんなことができたのか、自分でも不思議になることがある」
Apple Computerの共同創業者であり、現在はPrimary Dataのチーフサイエンティストを務めるWozniak氏は、このカンファレンスでAlltechのヒューマニタリアン賞を受賞した。今回の対談では、Wozniak氏が弁舌においても希有な才能の持ち主であることが証明された。畳みかけるような弾丸トークで示唆に富んだ知見を披露するWozniak氏は、聴衆に理解する暇を与えず次々と話題を変え、しばしば聴衆は置き去りにされた。
Wozniak氏は竜巻のように猛回転する知性でカンファレンスの聴衆を魅了しながら、人工知能から仮想現実に至るまでの、多種多様なテクノロジについて独自の見解を披露した。
Wozniak氏は、コンピュータが世界を変えることになると本能的に理解していたという。「ギークが世界中で最も重要な存在になれるのなら、それほど素晴らしいことはないと思っていた。この想いが私を突き動かした。私は自分の才能を知っていた。必要なスペックさえ固まれば、どんなコンピュータでも2日間で造り上げることができた。私の目標は、世界に革命を起こすような、かつてない新しいコンピュータを設計することだった」
「私はその革命の一部になりたかった。私はそのコンピュータの設計図を無料で配布した。2週間ごとに、クラブでそのコンピュータを披露した。その場にSteve Jobsはいなかった。彼はこのあたりの経緯を知らない。私は設計図を無料で配布していたんだ。便利なコンピュータを300ドルで造れる設計図を、欲しがる皆に配って回った。でも、私は自分の行いが間違っていないと確信していた。社会を変えるには、社会を変えたいと思っている人たちを巻き込む必要あるからだ」
Wozniak氏によると、画面とキーボードを備えたコンピュータが存在しなかった当時、「パーソナルコンピュータ」という概念自体が前代未聞だったという。「その何年か前、私は醜いコンピュータを造ったことがあった。もうそんな醜いコンピュータは造りたくなかった。便利なコンピュータを造りたかったんだ。そこで設計に着手し、理想的なコンピュータを誕生させた。当時は金に困っていたので、金を稼ぐ手段が必要だったという理由もある。でも金に困っていたおかげで、どうやって安価なコンピュータを実現するかという発想が生まれた」
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