米大統領選の民主党候補者争いで6日、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)が指名に必要な代議員の過半数を獲得したと複数の米メディアが報じた。党幹部らで構成する特別代議員の支持を固め、指名獲得に必要な過半数の2383人を確保。共和党の候補指名が確定しているドナルド・トランプ氏(69)と対決する構図が固まった。
クリントン氏の指名は7月の党全国大会の投票を経て正式に決まる。オバマ米大統領は同氏への支持を近く表明し、党内に結束を呼びかける。
一方、クリントン氏と指名を争っているバーニー・サンダース上院議員(74)は「最後まで戦い続ける」と撤退を拒否しており、党内に分裂の懸念も出ている。