2年間オンプレを運用してきた人が、2ヶ月AWSの運用をした所感
こんにちは!
@sion_cojp こと、湖山です。
私は前職で2年間オンプレ(KVMとOpenStack)を運用してきました。
エウレカはAWSのシステム構成なので、
今回は2ヶ月AWSを運用した際の、私が感じたAWSのメリット、デメリットをご紹介します。
メリット
①ネットワーク機器を運用しなくて良い
ネットワーク機器を運用しなくても良いのは運用負担軽減になりますね。
②EC2, ElasticCache, SQS, SES…便利なサービスが多い
オンプレで用意すると結構時間かかるものが、一瞬で用意できます。
検証用にパパッとってこともできてかなり便利です。
③インスタンスをコードで管理出来る
オンプレでOpenStackでない場合は、結構悩ましい点かと思います。
AWSの場合、HashicorpのTerraformを使えば、
インスタンスをコードで管理することができます。
これにより、Infrastructure as Codeが推進されるでしょう。
④ハードウェアの事を考えなくてよい
「電源容量は?」
「ラックに空きスペースある?」
それらを気にしなくて良いのは素敵ですね。
一番のメリットはケーブリンクしなくて良いのが嬉しいですね!
⑤保守のことを考えなくて良い
「HDDが壊れるたびにデータセンターに行って、保守員と対応・・・」
「保守期限切れ・・・」
このようなことは考えなくて良いのはメリットです。
⑥様々な会社と契約 + やりとりをしなくて良い
契約する会社(DC, 通信会社, サーバやネットワークベンダー)も増え、
会議も多くなるでしょう。。
そういうのを気にせず、欲しい時にリソースを増やせるAWS は個人的には一番メリットだと感じました。
デメリット
①コストが高い
入社したときに、「え、こんなにかかるの!?」と思いました。
通信料だったり、インスタンス料だったり。
オンプレの場合、購入したサーバは減価償却も出来るので、
大きなシステムを運用する場合はオンプレのほうが圧倒的に安いです。
②アクセス制限をしっかり設定しないと怖い
EIPがついてるインスタンスなどは、アクセス制限をキツくしないと怖いです。
オンプレの場合は、上流のファイアウォールである程度絞れるので楽ですね。
③メンテナンスでインスタンスが停止する
AWS側のメンテナンスでインスタンスが停止することがあります。
データセンターの場合は24時間365日稼働しているので、
メンテナンスによる移行コストがなくて良いですね。
総括
ミニマルスタートならイニシャルコストとスピードより、AWSが良いと思います。
大規模の場合、
予算があったりちょっと海外展開考えてる + インフラ人件費を下げたいならAWS。
長期的に運営し運用コスト下げたいならオンプレですね。
オンプレにするなら、運用レベルはあがりますが、
OpenStack導入するのが一番コストも安く済んで良いと思います。
AWSを富豪的に使えば人件費、運用費などは浮くと思いますが、
サービスとしての利益を上げるためにはインフラのコスト削減は絶妙で難しいですね。
マルチクラウド化も必要に応じて考慮しても良いと思います。
感想
少々ポエムっぽくなりますが、
インフラメインでやってるけど、空いた時間はアプリも開発してるよ
というように、パラダイムシフトしてるんだなぁと常々思います。
だからAWSのような便利なクラウドサービスを有効活用することで、
コストは高くなりますが、インフラ工数が削減できて実現し易いと思います。
また私は、
インフラ視点でアプリにコミットしていきたいからインフラ自動化しようよ
という思想があります。
やはりコードをどんどん書いていきたいのもありますが、
アプリのコードに触れているからこそ、
インフラ的改善案、ミドルウェアやDB障害時の素早いバグの特定が行いやすい
と私は思っております。
今後もエウレカのアプリ開発をしていけるように、
自動化、CI/CDを綺麗に回せる素敵なインフラを作り上げていきます。
エウレカでは、一緒に働いていただける方を絶賛募集中です。募集中の職種はこちらからご確認ください!皆様のエントリーをお待ちしております!
こんにちは!
@sion_cojp こと、湖山です。
私は前職で2年間オンプレ(KVMとOpenStack)を運用してきました。
エウレカはAWSのシステム構成なので、
今回は2ヶ月AWSを運用した際の、私が感じたAWSのメリット、デメリットをご紹介します。
メリット
①ネットワーク機器を運用しなくて良い
ネットワーク機器を運用しなくても良いのは運用負担軽減になりますね。
②EC2, ElasticCache, SQS, SES…便利なサービスが多い
オンプレで用意すると結構時間かかるものが、一瞬で用意できます。
検証用にパパッとってこともできてかなり便利です。
③インスタンスをコードで管理出来る
オンプレでOpenStackでない場合は、結構悩ましい点かと思います。
AWSの場合、HashicorpのTerraformを使えば、
インスタンスをコードで管理することができます。
これにより、Infrastructure as Codeが推進されるでしょう。
④ハードウェアの事を考えなくてよい
「電源容量は?」
「ラックに空きスペースある?」
それらを気にしなくて良いのは素敵ですね。
一番のメリットはケーブリンクしなくて良いのが嬉しいですね!
⑤保守のことを考えなくて良い
「HDDが壊れるたびにデータセンターに行って、保守員と対応・・・」
「保守期限切れ・・・」
このようなことは考えなくて良いのはメリットです。
⑥様々な会社と契約 + やりとりをしなくて良い
契約する会社(DC, 通信会社, サーバやネットワークベンダー)も増え、
会議も多くなるでしょう。。
そういうのを気にせず、欲しい時にリソースを増やせるAWS は個人的には一番メリットだと感じました。
デメリット
①コストが高い
入社したときに、「え、こんなにかかるの!?」と思いました。
通信料だったり、インスタンス料だったり。
オンプレの場合、購入したサーバは減価償却も出来るので、
大きなシステムを運用する場合はオンプレのほうが圧倒的に安いです。
②アクセス制限をしっかり設定しないと怖い
EIPがついてるインスタンスなどは、アクセス制限をキツくしないと怖いです。
オンプレの場合は、上流のファイアウォールである程度絞れるので楽ですね。
③メンテナンスでインスタンスが停止する
AWS側のメンテナンスでインスタンスが停止することがあります。
データセンターの場合は24時間365日稼働しているので、
メンテナンスによる移行コストがなくて良いですね。
総括
ミニマルスタートならイニシャルコストとスピードより、AWSが良いと思います。
大規模の場合、
予算があったりちょっと海外展開考えてる + インフラ人件費を下げたいならAWS。
長期的に運営し運用コスト下げたいならオンプレですね。
オンプレにするなら、運用レベルはあがりますが、
OpenStack導入するのが一番コストも安く済んで良いと思います。
AWSを富豪的に使えば人件費、運用費などは浮くと思いますが、
サービスとしての利益を上げるためにはインフラのコスト削減は絶妙で難しいですね。
マルチクラウド化も必要に応じて考慮しても良いと思います。
感想
少々ポエムっぽくなりますが、
インフラメインでやってるけど、空いた時間はアプリも開発してるよ
というように、パラダイムシフトしてるんだなぁと常々思います。
だからAWSのような便利なクラウドサービスを有効活用することで、
コストは高くなりますが、インフラ工数が削減できて実現し易いと思います。
また私は、
インフラ視点でアプリにコミットしていきたいからインフラ自動化しようよ
という思想があります。
やはりコードをどんどん書いていきたいのもありますが、
アプリのコードに触れているからこそ、
インフラ的改善案、ミドルウェアやDB障害時の素早いバグの特定が行いやすい
と私は思っております。
今後もエウレカのアプリ開発をしていけるように、
自動化、CI/CDを綺麗に回せる素敵なインフラを作り上げていきます。
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