ソニーは、Crystal LED技術を応用した新方式のディスプレイシステムを発売します。特徴は1画素あたり0.003mmという超微細LEDの採用で高コントラストを実現した点です。
場所や用途に合わせてユニットを複数組み合わせ、画面サイズや縦横比を自分好みに設定可能。例えばユニット144個で横9.7m×縦2.7m(8K×2K)の大画面を実現できます。用途は医療等の研究機関や博物館、工業・建築デザインでの使用を想定します。発売は2017年1〜3月、価格はオープンです。
その他の特徴は、180°をうたう広視野角、sRGB比(u'v')約140%の広色域表示、最大120fpsによるなめらかな映像表示など。ディスプレイユニット(403mm×453mm)の解像度は320 x 360ドット。またユニットには枠がなく、上下左右に並べても単一パネルのような目地のない大画面を構築できます。
ディスプレイコントローラーの大きさは440×349×65mmで、1コントローラーあたりの最大入力解像度は3840×2160ドット、1台で最大72台のディスプレイユニットを制御できます。入力端子は、Display Port×2、DVI-D(single link)×4を装備します。