元販売員が教えるDTIのWiMAXをおすすめしない全理由

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DTI アイキャッチ

DTIのWiMAXサービスに申し込むべきか検討していませんか?

DTIのWiMAXはキャッシュバックの金額が業界2位の高さで注目を集めています。(2016年5月現在)

しかし、業界で長年様々な通信サービスや機器に関わってきた私の結論としてはDTIでのWiMAX契約はおすすめしません

このページでは、DTI WiMAXをおすすめできない3つの理由と本当におすすめできるWiMAXの契約方法をご紹介します。

1.DTI WiMAXをおすすめできない3つの理由

DTIは設立当初は三菱電機傘下で途中で東京電力の直接の子会社になり、現在は東証マザーズに上場しているフリービットの子会社です。

プロバイダサービスを20年提供している通信業界では名の知れた会社です。

しかし、DTIが提供するWiMAXに関しては、おすすめできません。おすすめできないのは、以下の3つの理由からです。

  • キャッシュバックが受け取りにくく料金が最安値でない
  • 無料で使える公衆無線LANサービスがない
  • auスマートバリューに非対応

それでは、一つ一つ具体的にご説明していきます。

理由1. キャッシュバックが受け取りにくい上に、料金も最安値でない

いくら高額なキャッシュバックでもきちんと受け取ることができなければ、当然そんなにお得ではなくなります。

DTIのキャッシュバックは利用者が簡単に受け取れない仕組みになっていて、理由2でご紹介する評判でも受け取れなかったという悪い評判が多いです。

DTIのキャッシュバックは受け取りにくい

キャッシュバックを受け取るために下記で箇条書きする注意点を守らなければなりません。

次のどれか一つでも守れないとキャッシュバックを受け取れなくなります

  • 契約開始月の11カ月後まで継続利用している
  • 案内は楽天銀行株式会社「メルマネマスペイメントサービス」の送金通知メールにてDTI連絡先メールアドレス(MyDTIより確認)宛てに送られ、メルマネ受取時の注意事項が記載されているため必ず確認しなくてはならない
  • メルマネはDTIご契約者様名義の口座でしか受け取れない。
  • メルマネの受取手続きは、送金通知メール送信日を含めた45日以内に完了しなくてはならない
  • メルマネ送金通知メールの受取拒否設定をしている場合は「受取拒否の解除」をしなくてはならない

(2016年5月DTIWiMAX2+ご注意事項を元に作成)

キャッシュバックを確実に受け取りたい場合は、契約時に条件や注意事項をしっかりと読みスクリーンショットやページの内容をそのまま記録してくれるウェブ魚拓のようなサービスを使い、記録に残しておきましょう。

キャッシュバックの受け取りを忘れないように11ヶ月後に振込先口座設定をすることを自分のカレンダーアプリに予定を入れておくか、リマインドメールを自分に送るようにセットしておいてください。

DTIのキャッシュバックは最安値ではない

キャッシュバックを受け取ることができたとしても料金が最安値ではないためおすすめしません。

ここでは他のWiMAX提供会社とDTI WiMAXの料金やキャンぺーンの内容を比較してみます。

UQの他に業界最高額のキャッシュバックを出すGMOというプロバイダで下表で比べてみました。

<通常プラン>

会社名 UQ WiMAX ロゴ DTI WiMAX ロゴ GMO ロゴ
プラン名 UQ Flatツープラス DTIモバイルプラン GMOとくとくBB通常
初期費用 3000円 5500円 3000円
端末受取月(初月) 3696円 3500円 0円
1ヶ月目〜2ヶ月目 3696円 3500円 3609円
3ヶ月目〜24ヶ月目 3696円 3500円 3609円
キャッシュバック 0円 28000円 32000円
2年間の総額費用 95401円 65000円 57616円
2年間の実質月額費用 3975円 2708円 2400円

通常プランの場合、2016年5月現在キャッシュバック業界最高額の32000円の『GMOとくとくBB』で契約すると、2年間で8000円ほど料金が変わってきます

<ギガ放題プラン>

会社名 UQ WiMAX ロゴ DTI WiMAX ロゴ GMO ロゴ
プラン名 UQ Flatツープラス ギガ放題 DTIギガ放題 GMOとくとくBBギガ放題
初期費用 3000円 3000円 3000円
端末受取月(初月) 3696円 3500円 0円
1ヶ月目〜2ヶ月目 3696円 3500円 3609円
3ヶ月目〜24ヶ月目 4380円 3500円(3ヶ月目)

4300円(4ヶ月目〜)

4263円
キャッシュバック 0円 28000円 32000円
2年間の総額費用 110449円 80100円 72004円
2年間の実質月額費用 4602円 3337円 3000円

ギガ放題プランの場合、2016年5月現在キャッシュバック業界最高額の32000円の『GMOとくとくBB』で契約すると、2年間で8000円ほど料金が変わってきます

以上の比較から確かにUQに比べると料金はお得になりますが、WiMAXを最安値で使いたい場合は『GMOとくとくBB』で契約した方がさらにお得な料金なため、DTI WiMAXをおすすめする理由がないことが分かります。

DTIではセット割引を行っていない

DTIはWiMAX以外にも光回線やADSL、格安SIMなどといった別の通信サービスも提供していますが、WiMAXを一緒に契約をしても特に割引は受けられません。

理由2. 無料で使える公衆無線LANサービスがない

携帯電話会社でスマートフォンを契約されている方はご存知だと思いますが、外出時にカフェやファーストフード店、駅・空港などで無料で公衆無線LANサービスを利用することができます。

公衆無線LANサービスで使う通信量は制限の対象とならないので、上手に使って制限を回避している方も多いです。

WiMAXサービスを提供しているUQ WiMAXはKDDI系列会社なので独自の「UQ-WiFi」と「Wi2 300」という名前の公衆無線LANの他に「au Wi-Fi SPOT」も利用することができます。(※契約しているプロバイダのプランによって使える種類は変わります)

端末機器のWX02・W02は「au Wi-Fi SPOT」に接続する機能がないため、利用することができません。

しかし、DTI WiMAXは3つある公衆無線LANサービスのどれも利用することができないため、常にWiMAXで通信をして制限を意識して使わなくてはなりません。

理由3. auスマートバリューに非対応

auのスマートフォンや携帯電話を使っているユーザーは利用料金が最大934円/月割引になる「auスマートバリューmine」があります。

この割引はほとんどのプロバイダで割引が適用されますが、DTIWiMAXは対応していないのでこの割引を受けられません

au WiMAX auスマートバリューmine

出典:UQコミュニケーションズ  auスマートバリュー mine http://www.uqwimax.jp/plan/wimax/smartvalue/

auスマートバリュー mineの詳細についてはauホームページを確認してください。

特にauユーザーはDTIと契約しても料金の面で大きなメリットを受けられないことが分かります。

2. DTI WiMAXキャンペーンの口コミや評判

1章の理由1のキャッシュバックの受け取りにくさやサポートの部分でも少し触れましたが、DTIのWiMAXに関する評判は決して良くありません。

DTI WiMAX 悪い評判1DTI WiMAX 悪い評判2DTI WiMAX 悪い評判3DTI WiMAX bad reputation4

送金通知メール送信日を含めた45日以内に振込先口座を設定しなくてはなりません。

口コミにもあるように、間に楽天のサービスを挟んで連絡やお金をやり取りすることになるので、どうしてもややこしく受け取りにくい状況を作っています。

とても利用者のことを考えているサポートとは思えません。UQも決して良いサポートをしているとは言い難いのですが、DTIほどの悪評は聞きません。

3. DTI WiMAXよりもおすすめな契約方法

現在、WiMAXを契約する方法は3つあります。

  1. UQ WiMAX公式ホームページhttp://www.uqwimax.jp/
  2. 家電量販店・auショップの店頭:『ヨドバシカメラ』『ヤマダ電機』など
  3. プロバイダ(代理店)のホームページ:『DTI』『GMO』『BIGLOBE』など

どこで契約しても、基本的なサービス内容は同じ

「UQ以外で契約して使えるエリアや速度などに違いがありますか」とよく質問されますが、下記で挙げる内容はどこで契約をしても同じになります。

サービスエリア(自宅だけでなく通勤・通学路、学校や職場など頻繁にネットを使うところで使えるかどうか調べてください)

また、エリア判定で◯が出たとしても必ずしも使えるとは限りません。エリアについての詳細は「WiMAXの対応エリア判定法と快適に使うための3つのコツ」を参照してください。

・通信速度…下り最大220Mbps/上り最大10Mbps(エリアや使っている端末機器によっては下り最大110Mbpsになります)

・速度制限条件…WiMAXにある速度制限は以下の3つになります

全プラン共通|3日間で合計3GB使うと700kbps〜6MBpsの速度制限がかかる

7GB通常プランのみ|月合計7GBを使うと128kbpsの速度制限がかかる

au 4G LTEを使った場合のみ|月合計7GB使うと128kbpsの速度制限がかかる

ギガ放題を選び、au 4G LTE(LTEオプション)を使わなければ128kbpsの速度制限は避けることができます。

3日で3G以上使用して速度制限を受けた場合でも、UQが公式発表で700kbpsが十分に通る速度は出すと発表しており、ユーザーが実際に計測すると6Mbps前後は出ます。

速度制限の体感時間

どのくらい遅い速度になるのか、3つの利用例を元に比較してみました。

DTI WiMAX 制限 速度

このように、速度制限の128kbpsが通常のインターネットも満足にできない遅い速度である事に対して、6MbpsはYoutubeの動画を標準画質で見れるぐらいの速度です。

もし3日で3GBを使って速度制限がかかっても快適に使い続けることができますので、速度制限をそんなに気にしなくても良いことが分かります。

・プラン…提供している会社によってプランの名前が違うこともありますが、通常プラン(月間通信量7GB)とギガ放題プラン(月間通信量無制限)の2つになります。

どちらのプランにすべきか悩んでいる方へ

7GBというのがポイントになります。

データ容量7BGの基準は、下記の通りです。上記でご説明した通り速度制限がかかってしまうとストレスを感じるほど遅くなるので、迷ったらギガ放題にするのがおすすめです。

DTI WiMAX 7G

・使用する端末…WiMAXの通信をする専用の端末機器は同じ製品です。ただし、契約方法によって選択できる端末に違いがあります。

当ページでおすすめする端末機器はW02を選んで頂けると家の中や外出先、都会や田舎などあらゆるシーンで万能に使えるので安心です。

「WX02」は通信モードを旧回線「WiMAX」と新回線「WiMAX2+」を自動で切り替える機能があるため、電波が悪いときや移動中は電池の消耗が早いという口コミが見受けられます。

端末機器についての詳細は「WiMAXルーター徹底比較|機種選びで失敗しない3原則」をご覧ください。

在庫処理のため「W02」の旧機種「W01」を選ぶとキャッシュバック金額が上がることが時々ありますが、その場合は「W01」をおすすめします。

理由としては、外側のデザインと下記機能が追加されただけで中身はほとんど変わらないからです。

「W01」→「W02」で追加された機能: 「通信量カウンターに3日間表示機能を搭載」「省電力モード」

このようにWiMAXサービスを使う基本的な内容はどこで契約しても同じですので、安心して利用することができます。

契約方法(提供会社)によって違うもの

「では契約方法を選ぶメリットは何があるの?」と疑問に思うでしょう。

契約方法によって異なるのは主に以下の4つになります。

  • 月額料金
  • 無料提供している公衆無線LANの種類
  • キャンペーン
  • サポート

利用者が最も気にする料金は、各会社が一番力を入れて競争しているキャンペーン(キャッシュバックが多い。他にタブレット端末をもらえる・割引価格で入手できるなど)を利用することで2年間の総額を大きく下げることができます。

そして、キャンペーンの内容が最も豪華なのはプロバイダになります。

WiMAXを契約するのであれば、DTI WiMAXで契約するよりもキャッシュバックの金額が大きかったり、良心的なサポートを受けられる他のプロバイダがおすすめです。

WiMAXサービスを提供している20社以上の様々なキャンペーンを徹底比較調査を行った結果、『BIGLOBE』が最もおすすめのプロバイダとなります。

また、最安値で使いたいという価格を重視される場合は上記で説明してきたように『GMOとくとくBB』もおすすめのプロバイダとなります。

『BIGLOBE』は充実したサポートと分かりやすい契約でおすすめ

今一番オススメするプロバイダで、ネットの評判も満足度No.1といった特徴があります。

キャッシュバックは20000円とやや低いですが、キャッシュバックの受け取り方法が1番簡単で13ヶ月後に届く振替払出証書を郵便局に持っていくだけで現金を受け取れます。

詳しくは「元販売員が教えるWiMAXはBIGLOBEを選ぶべき全理由」をご覧ください。

最安値でWiMAXを使いたいなら『GMOとくとくBB』

GMOとくとくBB』はキャッシュバックが32000円と1番金額が高く、桁違いにお得なプロバイダで1番人気です。

キャッシュバックを受け取る際は注意が必要ですので、プロバイダの特徴とキャッシュバックの受け取り方を解説した『WiMAX2+を最安で!GMOでの契約前に読むべき全知識』を必ずご覧ください。

4.まとめ

DTIはWiMAXを契約するのにはキャッシュバックが受け取りにくいこと、無料で使える公衆無線LANサービスがないこと、auスマートバリューに非対応であるからおすすめできない理由がご理解頂けたでしょうか。

またWiMAXのサポートや評判は悪くあまりメリットが感じられませんでしたが、格安SIMのサービスは非常にお得なのでおすすめします。

おすすめしたプロバイダで契約した方が、安い料金と安心サポートでWiMAXを利用できます。

2016年5月現在プロバイダ・機種・プランは下記が一番おすすめです。

  • プロバイダ:契約内容に安心したい場合は『BIGLOBE』、価格重視なら『GMOとくとくBB
  • 機種:W02(さらに安くなるのであればW01)
  • プラン:次の2つからあなたに合ったプランをお選びください

①通信量が月7G未満の人→通常プラン

②通信量が月7G以上の人→ギガ放題

上記の内容で契約をし、良心価格で安心・快適なWiMAX通信生活を楽しんでください。

特定の紹介サイト経由だとキャッシュバック条件や解約条件が変わってしまう場合もあるようなので、購入は必ず公式ページ経由で行いましょう。( GMO公式ページ: http://gmobb.jp/  BIGLOBE公式ページ: http://join.biglobe.ne.jp/wimax/ )

(※当サイトへの情報の掲載には細心の注意を払っておりますが、情報を利用・使用するなどの行為に関連して生じたあらゆる損害等について一切責任を負いません。サービス内容が突然変わる可能性もあるため、最後は必ずご自身で契約内容をご確認下さい)

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