極東ロシアにあるウラジオストクは、中国に隣接していて日本にも近く、なんと新潟からなら飛行機で90分という身近な地域です。 そんなウラジオストクは欧風建築が立ち並ぶ、まるでヨーロッパのような街並みが広がっています。そのため日本から最も近い欧州と呼ばれています。 また、世界一長いシベリア鉄道の出発点で、ロシアへの入り口という側面も持ち合わせています。今回は、そんなウラジオストクの人気観光スポットをご紹介します。
街が一望できる、黄金橋

ウラジオストクにある細長い入り江である金角湾。奥に深く入り込んでいる金角湾は、波の影響を受けない天然の良港として栄えてきました。湾を中心に市街地が形成されていますが、この金角湾のために市が湾を挟んで二分されていて、交通の便は良くありませんでした。そこで、2012年に長さ1400mにもなる黄金橋が完成し、楽に行き来ができるようになりました。そんな黄金橋は歩いて渡ることができ、ウラジオストクの街全体を一望できる人気の観光スポットです。
チョウザメが人気の海洋水族館

家族連れに人気なのが海洋水族館。アムール湾にあるビーチのすぐ近くにあります。ワニや熱帯魚、カニなどの展示物が見られますが、一番人気はチョウザメの水槽。大きい物で2.5mにもなる迫力のチョウザメを、間近で見ることができます。 2階には剥製が展示されていて、海洋生物の生態などを知ることができるようになっています。コンパクトに纏まった水族館は1~2時間程で見て回ることができるので、小さな子供がいても楽しめるお勧めのスポットです。
シベリア鉄道の起点、ウラジオストク駅

ウラジオストク駅は、総延長9259kmにも及ぶモスクワへとのびるシベリア鉄道の始発駅です。日本縦断の3倍ほどの距離がある鉄道旅は、起点であるウラジオストクから終点モスクワまでは7日間もかかります。時間に余裕があれば、シベリア鉄道を制覇するのも魅力的ですね。 そこまでは難しいという場合は、シベリアを代表する街ハバロフスクへの1泊旅行がお勧めです。車窓からの風景を楽しみながらのシベリア鉄道の旅、いつかは叶えたい憧れの旅です。
ヨーロッパ風の街並みが広がるウラジオストク
ウラジオストクは坂の多い美しい街並みのため「ロシアのサンフランシスコ」とよばれていました。また、西洋風の建物が並んでいるので、ヨーロッパの雰囲気もあります。 以前はビザを取るのに手続きが複雑で、日本から気軽に行ける国ではなかったので知名度はあまり高くありませんでした。しかし、近年では成田空港からの直行便もあり、ビザも比較的簡単に取ることができるようになり、身近な街になりました。日本から一番近いヨーロッパへぜひ観光に訪れてみてください。























