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負債40億円超…肝移植7人死亡・神戸の病院、閉院へ
生体肝移植の手術を受けた患者10人中7人が死亡した神戸国際フロンティアメディカルセンター(田中紘一理事長)が3月30日に神戸地裁から破産手続きの開始決定を受け、閉院することが分かった。
破産管財人の弁護士事務所が5日、明らかにした。負債総額は現時点で40億円を超えるという。
同センターは、肝臓や消化器の専門病院として2014年11月に開院した。生体肝移植を受けた患者の死亡が相次いだ問題で経営が悪化し、昨年11月末から診療を中止。診療再開を目指して支援者を探したが、見つからなかった。