サーバーエンジニアをはじめとしたインフラエンジニアとしてのキャリアを考えるとき、ネガティブな印象を持つ方もおられるのではないでしょうか?
たとえば、1.インフラを必要としている企業には、すでに導入済みなのでメンテナンスしか案件がない、2.既存のインフラで十分。これ以上必要ないと思う、3.ITにコストを掛ける企業は少ない上に製品昨日向上に伴いリプレース案件が減少している などです。
では実際はどうなのでしょうか。
サーバーエンジニア・インフラエンジニアの需要は落ちない
ITが進化し、企業や人の生活においてなくてはならないものとなっている昨今、ITがある事情インフラがなくなるということはありません。
もちろんクラウドや仮想化の技術が進み、サーバー・ネットワークエンジニアに求められるものは変化しています。
ですから昔のような「単純にネットワークをつなぐ」というエンジニアの需要は減少しています。ですが、今の技術・システムに即したインフラの設計・構築は必須となっているのです。
サーバー・インフラエンジニアはどのくらい稼げるの?
人月単価は60万円〜80万円程度となることが平均的です。
これは他のプログラマなどのエンジニア職と大きな差はありません。
90万程度以上の人月単価となりますと、リーダー経験が求められることが多く、
アプリケーションエンジニア同様、設計などの上流工程やマネジメントスキルがあるとそれに応じた年収UPが見込まれやすいという傾向があります。
また、サーバー・インフラエンジニアの場合、障害対応や運用中の不測の事態における対応力、ミスなく業務を遂行できることなどの要求がなされることも多く、
より専門的な技術知識を保有していることが案件獲得につながりやすいと思われます。
これらの専門性を保有いただくと単価が上がるため、必然的に稼げる金額も上がるということになります。
実際フリーランスエンジニアの年収というのはなかなか情報収集が難しいものが多くなります。
ですが、単価から計算すると、700~1000万程度の収入となる方が平均的といえるでしょう。
稼げるエンジニアになるには?
ではどうしたら稼げるエンジニアとなるのでしょうか。
まず大切なのは、高いコスト意識を身につけるということです。
昨今の時代の流れに伴い、企業のインフラコストの増加は免れず、「インフラが企業競争力の源泉」になる時代が到来しています。とはいえ企業側もコストについては厳しく判断をするというのも事実です。ですから、事業の収益構造を理解し、システム投資の予算内で取りうる手を提案できるエンジニアであることは非常に優位に働きます。
そして 次に、ITインフラの役割を把握し、サーバ・NW(ネットワーク)・DB(データベース)など既存の垣根を越えてインフラ全体の最適化を実現できるということです。
上で述べたとおり専門的な技術の保有はもちろん重要なのですが、一部分しかわからないというのでは、システムを作る時の懸念が大きくなります。インフラ全体を把握し俯瞰してシステムを捉え課題を発見できる力が重要になります
ですから、昔同様専門性を学びながらも、自分の専門以外のインフラ領域の知見も身に着けることが大切といえます。
いかがでしたでしょうか。
サーバーエンジニアの需要は今後も残ると思われますが、その需要は変化しています。
ご自分のキャリアを見直し、どんなエンジニアとしてのキャリアを描くのかの参考になればと思います。
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