連載・世界酒場放浪記の第7回目は、中央アジアで人気の国ウズベキスタンのローカル居酒屋へ。現地人にコニャックのさくらんぼジュース割りをごちそうになりました。
どうもアル中予備軍三矢です。
今回の舞台は中央アジア1の観光大国ウズベキスタンの首都タシケントです。
ウズベキスタンはシルクロードの要衝となったオアシス都市が有名な国で中央アジアの中では最も旅行者に人気です。
大規模なマドラサ(イスラーム世界における学院)が固まるサマルカンドや、
かつて中央アジアにおけるイスラム教学の中心地としても重要な役割を果たしたブハラ、
RPGゲームドラゴンクエストに出てきそうなヒヴァなど世界遺産に登録されている魅力的な街が多い国です。
そんなウズベキスタンの首都タシケントで泊まった宿の近くにローカルが集う酒場を教えてもらったので行ってきました!世界酒場放浪記とか言いながら一人で飲んでばっかりでしたからね。
ちなみにウズベキスタンは約9割がイスラム教徒の国ですが、「衣食に関する戒律は緩やかであり、基本的に女性は頭髪や足首を隠さない(Wikipediaより引用)」だそうです。
oziq ovqatlar
旧ソ連邦なだけあってウォッカが充実しております(棚右列ならびに中列下段)。
店内はこんな感じで、酒を売っているカウンターの奥にあります。
ケグから注いでくれる生ビールジョッキ一杯がたったの1,500スム(約40円)。や、安い!!
ビールは最初、果実のようなほのかな甘みがあり、そこからホップの苦味に変わっていきます。のどごしは軽く最後に再び甘みが戻ってきてあとは引かないそんな味。一杯目はあっという間に終了しました。
同時に酒飲みのお友達シャシリクを2本注文しました。シャシリクとはマリネした肉を串に刺して焼いたもので中央アジアでよく食べられている料理です。
シャシリク登場です!オニオンスライスとパンが付いてきました。
3杯目に突入しようとしたところ、タンクを変えていました。タシケントローカルのQIBRAYという銘柄だそう。
シャシリクがあると酒が進みます3杯目。何杯飲んでもいいもんです。
エンジンもかかってきたところで隣で飲んでた若者たちに絡みに行きます笑
彼らが飲んでいるのはなんと!コニャックのさくらんぼジュース割!
乾杯はロシア語で「ザ・ズダローヴィエ(健康のために)」。乾杯のたびに「○○のために」と言うのがロシア式だそうです。
飲みやすくてコニャックが水のように減っていきます。しかしコニャックの風味はさくらんぼに押し殺されていてこれだったらコニャックである必要はないんじゃないかと…。
会話に困ったらロシア語会話本。中央アジアではほとんど全員がロシア語を話せるのでこれ一冊あるだけでだいぶ楽しい旅行ができます(ちなみに英語はあまり通じません)。
酔っぱらってきて何の話をしているのかよくわからなくなってきたところでおいとますることにしました。
お酒の力を借りれば現地の人とのコミュニケーションも普段より容易になりますね。ウズベキスタン人の皆さんありがとうございました!
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