たばこによる頭痛(緊張性頭痛)を改善するただ1つの方法とは – 頭痛薬を飲むだけでは効きません！

喫煙によって頭痛が起きる原因 – 原因はニコチンではなく、一酸化炭素！？

たばこを吸うことは健康を阻害する要因になることは、すでに知られている事実と言えますが、様々症状を引き起こしてしまう中で頭痛を発症する場合もあります。

たばこにはニコチンなどの有害物質が含まれていることを知っている人も多いと考えられますが、なぜたばこを吸うことで頭が痛くなる症状が起こってしまうのか疑問に思う方もいるでしょう。

喫煙することで、身体の内部に一酸化炭素が蓄積されることになります。

一酸化炭素そのものも毒性が強い物質であると言えますが、頭が痛くなるメカニズムとしては血液中にあるヘモグロビンと結合することが考えられています。

ヘモグロビンは酸素を運ぶ役割を果たす物質ですが、たばこによって摂取された一酸化炭素を運ぶことになってしまうために、最も重要な酸素を運ぶ量が少なくなります。(参考：緊張性頭痛の発生原因と対策方法)

そのために、脳が酸欠状態を起こしてしまい、脳内における血流が悪くなって頭痛を発症する原因になると考えられています。

喫煙によって起こる頭痛の種類について – 頭痛持ちに多い、緊張性頭痛だった！

たばこが原因で発症する症状は、緊張性頭痛と呼ばれる種類のものに該当します。

緊張性頭痛とは首痛や肩こりなどによって引き起こされやすい種類の症状ですが、ストレスや緊張、不安感などの精神面の原因によって自律神経が乱れたときにも生じやすくなります。

緊張性頭痛の大きな原因は血行不良によって起こるとわかっており、血液の循環が悪化することで頭部への酸素や栄養素が行き届かないことで引き起こされます。

つまり、この症状は自律神経が乱れることで起こる頭の痛みですので、喫煙することで血行不良になって起こる場合とメガニズムは同じになります。(参考：肩こりの3つの原因と頭痛・吐き気の対処法)

たばこが原因で頭が痛くなっている場合の改善方法について – 喫煙中の頭痛とおさらばしよう

喫煙によって頭が痛くなるメカニズムについて理解できたと思いますが、改善させる方法としては禁煙することが最適な方法となります。

頭の痛みだけを治療しようとして、鎮痛剤を服用することは根本的な頭痛が発症する原因の治療にはなりませんので、症状が悪化してしまう可能性もあります。

禁煙を行うことによって肺がんなどのリスクも下げることが可能になりますので、健康にとって良い効果をもたらします。

最近では医療機関において禁煙外来などが設置されているところもありますので、専門的な治療を受けることが可能です。

禁煙外来では厚生労働省の認可を受けている専門的な、禁煙補助剤を使用した治療を受けることができるので、効果的に禁煙できる体質に改善できます。