人気のHuawei Watchと“終わりかけ?”と言われる「あのウォッチ」を比べてみた!
こんにちは!横縞です。
先日、Huawei Watch(ファーウェイ・ウォッチ)の記事を公開させていただきましたが、どれほどの人に伝わったでしょうか? 「HuaweiWatch」非常に面白いのですが、「Apple Watch」などに比べて知名度が低いと言わざるをえません。
さて、Huawei Watchの魅力をどのようにして読者の方に伝えて行きましょうか・・・
そこで考えました。日本人の誰もが知っている知名度のある何かと比較すればよいのではないでしょうか?
そういえば、最近話題になっていた「ウォッチ」があったはずだ。なんだったっけな? 「2015を代表するウォッチ」と言える一方で、ブームが去りつつあると噂される・・・そう!それですよ!
ということで比較してみようと思います。
目次:
まずは外観をチェック!
パッケージ
革張りのキューブ型のケースに入った「Huawei Watch」(ファーウェイ・ウォッチ)。まるで宝飾品のような扱いで、たいそうな箱に納められております。開けた瞬間に輝きを放つ姿に、心を奪われる人も多いはず。箱だけでもずっととっておきたくなる一品です。
一方、「DX妖怪ウォッチUプロトタイプ」(デラックス・ヨウカイウォッチ・ユー・プロトタイプ)はお買い求め安さを前面に押し出した、賑やかなケース。プラスチックと紙とセロハンテープで出来ており、リサイクルごみに出すのも容易で、ファーウェイ・ウォッチに比べて、地球に優しいとも言えます。
サイズ感
一番右が、一般的なメンズサイズと言われる38mmより少し小さい、筆者愛用のOMEGA DEVIL PRESTAGE(オメガ・デビル・プレステージ)。
ファーウェイウォッチは若干大きい42mm。最初付けた時には大きく感じますが、付けてから数時間も経てば、何の違和感もなくなってしまいます。
妖怪ウォッチは一般的な腕時計がメダルスロットに入ってしまうくらい大きい! 大きすぎて扱いにくい部分が出る反面、強く自己主張したい人にはおススメかも。
厚みは一目瞭然。一番手前のデビル・プレステージが一般的な自動巻きタイプの厚さと言えますが、Huawei Watchなどのスマートウォッチは般的な腕時計に比べて若干、厚みがある傾向のようです。さらに妖怪ウォッチにおいては、まるでカタツムリのような迫力。服の袖をどうするのか、注意をしなくてはなりません。
横から見た外観だと、ファーウェイウォッチはやはりシンプルでステンレスの質感が高級感を醸し出します。向かって右上が唯一のボタン、このボタンひとつから、様々なアクションを体験することができるんです。
一方、妖怪ウォッチには、白く大きなボタン。その隣には、一目で分かりやすい電源ボタンを配置。「直感的な操作感」を重視した構造となっています。
ベルト
ステンレスのメッシュベルトのファーウェイウォッチ。手によく馴染み扱いやすい。フレキシブルにとめられるので、腕の太さを選びません。高級感があり非常に良いデザインと言えますが、心配なのはメッシュの目に入るような汚れと耐久性。
妖怪ウォッチの方はラバーベルトを採用。穴の数が多く、かなり腕の小さな人にでも対応できるようにしてあります。汗や水にも強く、汚れても容易に拭き取ることができます。
特徴
ファーウェイウォッチなど、スマートウォッチの最大の特徴に裏側にセンサーを配置し、健康状態などを読み込む機能。心拍数など様々な情報をキャッチして、管理することが出来ます。将来的にはもっともっと人間のバイタルを読み込んで健康状態に役立つのではないでしょうか。
妖怪ウォッチは読み込むセンサーこそ無いものの、大きく開いた通風孔からは、空気を取り入れてのCPUの空冷の機能と、音量を肌に触れる部分から放出することで、ダイレクトにアクティブな動作を感じることができるようです。
妖怪ウォッチの最大の特徴と言えるのが、本体のガラス部分の下部からスライド式で任意のメダル(妖怪メダル)を挿入することにより、様々なアクションを楽しめる点。
「DX妖怪ウォッチ零式」は先代の「DX妖怪ウォッチ」の時のメダルがほとんど使えないという欠点がありましたが、今回の「DX妖怪ウォッチUプロトタイプ」は、今までのメダルがほとんど使用できるなど、弱点を克服してきています。
実際の装着感はどうだろうか?
さていよいよ、実際に装着してその質感を試してみましょう。
もちろん、それぞれの腕の太さや形によって違いますが、一般的な成人男性の腕であれば、大きすぎることはないと思います。このファーウェイウォッチはベルトの調整の自由度が高いこともあり、フィット感は抜群。裏面にセンサーを仕込んであることを考えれば、このフィット感は必須条件なのかもしれません。
シルバーの輝きとシンプルな構造。シーンを選ばずカジュアルでもフォーマルでもいけるタイプ。個人的にはこの無機質な造形美に惹かれます。
一方、妖怪ウォッチ。恐ろしいほどの存在感。遠くから見ても一発でわかるこの水色の存在感は特別です。このウォッチに合わせて服を選ぶのは大変そうです。
本来フィット感の高いラバーベルトですが、本体が大きすぎて、丸く腕に沿ってフィットすることが出来ないようです。しかしながら、穴の数が多く用意されているので、腕が太いマッチョな人から腕の細い小さな子供まで、どんな人でも装着することができそうです。
これからの時代を担う若者の評価は?
「時間はスマートフォンでチェックするので、腕時計を持たない」という人もいるとは思いますが、それでもやはり「腕時計」という存在に魅了される人は多く、世代を選ばず気になるアイテムと言えます。
となると、おじさん一人で検証していても仕方が無いのでは? これからの時代の担う若者は、ファーウェイウォッチと妖怪ウォッチをどのように評価するのでしょうか? 積極的に若者の意見を取り入れてみることにしましょう。
あらゆる物に興味を抱いてやまない、R氏に協力をしてもらいました。
「僕は今まで“腕時計をする派”ではなかったのですが、興味はありますね」と言いそうなR氏。腕時計をはめるのは生まれて初めての経験だそうです。
まずは、ファーウェイウォッチを渡してみます。
「なんですかコレは?」と言わんばかりの不思議な表情。キラキラ光って綺麗ですが、初めてのスマートウォッチに戸惑っているようです。
細い腕にもしっかりとフィットしたファーウェイウォッチ。電源を入れて画面が表示されると興味は示しましたが、操作の仕方が理解できない様子です。
「僕には難しすぎますね」と心の声で語るR氏。設定して慣れてしまえばどうということはないのかも知れませんが、若者には少し分かりにくいのかもしれません。
次に妖怪ウォッチを渡してみました。
「ふぉぉぉぉ~うぉっちだー」と声を上げるR氏。かなり食いついています。やはり若者には妖怪ウォッチの方がテンションがあがるようです。
一部では“もう終わった”、“いやまだ人気だ”と議論をされていましたが、まだまだ人気は高いように思えます。前回のシリーズの時が品薄過ぎてなかなか手に入らなかったのに比べ、このバージョンは容易に手に入るため、「在庫が余っている=人気が終わった」と捉えられているのかもしれません。実際には未だ若者の心をつかんでいるようです。
「いいですねコレ!今の僕の生活にはぴったりです」と言いたそうな、満足げな笑顔を浮かべるR氏。
ボタンも押しやすく、何も説明しなくても、メダルを入れることが直感的に分かるデザイン。電源を入れてメダルを出し入れすれば、音や光で楽しませてくれるシンプルさ。どうやら、若い男子には妖怪ウォッチの方が向いているのかもしれません。
ビジネスシーンに向いているのは?
次に一番「腕時計」を必要とする人種と言っても過言でもない「ビジネスマン」。ビジネスシーンにおいてはどちらのウォッチが有効なのでしょうか?
一般的な腕時計として「OMEGA DEVIL PRESTAGE」を装着したのがこちら。どんなシーンでもマッチする時計と言えるので、ビジネスシーンにもばっちり。特に違和感がなく、時計に注目することもありません。
「Huawei Watch」はどうでしょうか?
よく見るとスマートウォッチさが出るものの、パっと見では普通の腕時計と変わりません。特に今回の「W1 CLASSIC STAINLESS MESH」というモデルはビジネスシーンにはよく似合います。違和感が出ない割に、ここぞと言うときにディスプレーの表示を変えたりすれば、話題のタネにすることも出来るかもしれません。
「妖怪ウォッチ」はどうでしょうか?
とにかく目立つ。水色のポップな配色もありますが、なによりもその大きさでしょう。デカイ! 袖口には収まりきらない圧倒的な存在感。この存在に気づかない人はいないでしょう。初めての取引先に行って、とにかく「爪痕を残したい人」にはおススメかもしれません。
社内で作業するにも「存在感」は抜群な妖怪ウォッチ。この妖怪ウォッチを付けて出社したにも関わらず、誰にも突っ込まれなかった場合は逆に危険信号かもしれません。
まとめ
Huawei Watchも妖怪ウォッチも同じ「ウォッチ」ながら、特色がだいぶ違うよです。利用するシーンに合わせて使い分けるのがいいかもしれません。
Huawei Watch | 妖怪ウォッチ | |
---|---|---|
メーカー | Huawei | バンダイ |
アクション | 多彩 | 多彩 |
形状 | 腕時計 | 腕時計 |
価格 | 参考価格¥56,000 | 希望小売価格¥4,200 |
サイズ | やや大きめ | めちゃ大きい |
素材 | ステンレス | プラスチック |
話題性 | それなり | つっこまれる |
幼児 | 使い方がわからない | めちゃ喜ぶ |
ビジネス | 使いやすい | 爪痕が残る |
ここまで見てきて、どちらが優れているとは言えません。様々な性能はHuawei Watchの方が高いと言えますが、1/10の価格と考えるとコストパフォーマンスは妖怪ウォッチの方がいいとも言えます。どちらも優れたウォッチなのです。
時を刻む腕時計はビジネスマンの嗜みです。利用シーンに合わせて、Huawei Watchも妖怪ウォッチも楽しみたいですね。
・・・
・・・っ!!!
っていうか、この妖怪ウォッチ、2時50分から動いてないんぢゃね?
いつでも、エガちゃん・・・
・・・根本的に妖怪ウォッチには「時間を知る」というウォッチとしての基本機能がついていないようです。
ここまで検証してきて根本的な部分を見逃しているとは。妖怪ウォッチに心が傾いていたビジネスマンの人がいたらごめんなさい。「時間を知る」という機能が付いていない以上、ビジネスシーンでの使用は難しいようです。
若者が家でエンターテインメント性を楽しむなら妖怪ウォッチ、ビジネスシーンでの活用なら、迷わずHuawei Watchをおススメします!
Huawei Watchについてくわしく知りたかったらこちら: