ソニーが超高級レンズ一体型カメラ、サイバーショット RX1R II (DSC-RX1RM2) の国内販売を決定しました。発売時期は12月中旬予定、ソニーストアでの直販価格は42万8880円(税別)です。

このモデルは、レンズ一体型カメラとしては異例の35mmフルサイズセンサーを搭載するRX1シリーズの第二世代機。初代の2430万画素に対し、4240万画素となる大幅な高画素化をはじめ、オートフォーカスの高速化やポップアップ式有機ELファインダーの搭載、光学式でのローパスフィルター有効/無効切り替え機能など、各所を大幅に強化しています。

サイバーショットRX1R II

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13 枚



初代からの主な改良点であるイメージセンサーは、冒頭で紹介した画素数アップのみならず、裏面照射型の『Exmor R』への変更もトピック。またオートフォーカスは、像面位相差方式とコントラスト方式を併用する『ファストハイブリッドAF』 に対応。
位相差フォーカス検出点は399点となっており、AFに必要な時間は初代モデル比で約30%にまで短縮しているとアピールします。

なお、こうしたイメージセンサーに関する仕様は、先行して発売されたミラーレス一眼『α7R II』とほぼ同じものとなります。



レンズは初代と同じく、カールツァイスのゾナーT* 35mm F2。レンズに関しては初代から定評が高かったこともあり、スペックに変更はありません。




技術的に大きな特徴となるのが、光学式でのローパスフィルター有効/無効切り替え。ローパスフィルターは無効にすると、画素数が同じでも撮影データの解像度が上がりますが、デメリットとして、被写体によってはモアレと呼ばれる縞が生じます。

そのため従来ローパスフィルターを無効にしたモデルは、バリエーションとして有効モデルとの併売となっているのが一般的でした。初代RX1も、有効モデルの無印と無効モデルのRX1 Rの併売という形です。



従来、同種の効果を切り替えられるモデルは電子的な画像処理によって行っていましたが、本機は2種のフィルターの間に液晶を配することで、光学的に処理を完結でき画質面で有利です。さらにこの構造により、本機はローパスフィルターオン時の強さも必要に応じて切り替え可能になりました。設定は切/標準/強の3段階となっています。

またこの機能が導入されたことで、第二世代のラインアップは (少なくとも現状では) 本機1モデルのみとなります。



有機ELファインダーは、使用時にポップアップ可能な収納式で、倍率0.74倍という大きさがポイント。初代では外付けアクセサリーだったため、取り回しはかなりシンプルになっています。

本体サイズは113.3×65.4×72mm (幅×高さ×奥行)、メモリーカードとバッテリー込みの重量は507g。その他の仕様の詳細に関しては、米国発表時の記事を参照ください。

4240万画素のフルサイズコンパクト『RX1R II』海外発表。有機ELファインダー内蔵、ローパス効果調節機能を新搭載

本機RX1R IIは、先代となるRX1が高価格ながら人気が高いこともあり、10月の海外発表から日本での発売が待たれていたモデル。12月中の発売となったことで、日本でも年末商戦における話題モデルの一角となりそうです。

なお余談ですが、先行発表された米国価格は3300ドルのため、ソニーストア価格は1ドル約130円というレート。ソニー製品はこれまで比較的日本での価格が有利だったのですが、本機では若干高めとなっています。
42万円台コンデジ、サイバーショット RX1R II国内発表。35mmフルサイズセンサーと光学式ローパス切り替え搭載

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