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カメラ初心者におくるブロッコリー撮影のススメ

ブロッコリーを撮るぞ

 デジタルカメラブームでカメラを買ったけれども、なんだか使ってないなぁ…という方は意外と多いのではないでしょうか。そんなあなたへ、今回はカメラを持ち出すためのアイディアをご紹介します。

1. テーマ設定

 まずは、テーマの設定です。テーマは重要です、重要。今回はブロッコリーを渋谷・原宿・表参道で撮る、ということにします。「ええ、ブロッコリー?なんで!?」と思われるかもしれませんが、スーパーに売っているブロッコリーです。今はもう秋ですので、読者の皆さんはテーマを松茸に設定すると良いかもしれませんね!

仁田坂淳史

この取材のあと滅茶苦茶ブロッコリーを食べることになるとは考えてもいなかった仁田坂編集長(撮影: 下柿元 ,PENTAX K-3 Ⅱ, ISO 100, 35mm, F5.6, 1/250s)

2. メンバーを集めよう

 次に撮影するメンバーを集めましょう。バンドもメンバーを集めるところから始めますよね。3〜4人くらいだとちょうどいいかもしれません。今回のメンバーは4人。

ブロッコリー

左から時計回りに:仁田坂(カメラ歴: 7年,用途: 仕事,使用機種: Canon EOS kiss X3),堀(カメラ歴: 8年,用途: 仕事,使用機種: Canon EOS 7D),下柿元(カメラ歴: 5年,用途: 趣味,使用機種: PENTAX K-3 Ⅱ), 右寺(カメラ歴: 2週間! 用途: 買ったばかりなので決まっていない,使用機種: Canon EOS Kiss X7)

 ちょっと待ってくれ、ほとんどカメラ歴が1年以上じゃないか!と思った方、ご指摘の通り…。しかし私にもカメラ歴2週間の時がありました。一緒に撮影してくれそうなメンバーを探す時には1年以上の経歴がある人を誘うと吉ですが、周りに居ないなら居ないで人を集めてワイワイ撮りに行きましょう。ここで注意して欲しいのは「撮影しに行こう」という目的はしっかり固めることです。

3. 太陽を気にして撮影しよう

 テーマとメンバーが集まったのでブロッコリーを握りしめて早速撮影に行きます。まずは太陽の位置を確認してみましょう。撮影時刻は8月の16時くらい。日が少し傾いて来たころでしょうか。

 どうして太陽を気にするのか? この写真を見てみましょう。

3 a

逆光( 撮影: 下柿元, PENTAX K-3 Ⅱ, ISO 100, 35mm, F8.0, 1/640s )

 逆光では、情緒的であったり、メリハリが出せたものを撮ることができます。また、半逆光は撮影対象の半分に影が出るので、物の立体感が伝わります。

3 b

半逆光( PENTAX K-3 Ⅱ, ISO 100, 35mm, F6.3, 1/250s)

 順光では、全体像は分かりますがメリハリがなくのっぺりします。さらに自分の影が入ってしまうこともあります。

3 c

順光。自分の影が入ってしまっている( PENTAX K-3 Ⅱ, ISO 100, 35mm, F5.6, 1/500s) 

 記念撮影や人を撮る際には嫌われる逆光ですが、逆光で撮影するだけで、メリハリがある良い写真が撮れることがあるので、はじめは何も考えずに逆光を積極的に使ってみましょう。頭に入れて欲しいことは、黒く影になってしまうことは決して悪いことではないということです。

4. 目線を気にして撮影してみよう

 太陽の次は目線です。少し工夫するだけで全然違う写真が撮れるようになります。

 少し屈んではいますが、やや斜め上から撮影されています。多くの入門者が撮る構図です。

4

ブロッコリーとスタバのコーヒー( 撮影: 右寺 ,Canon EOS Kiss X7, ISO 100, 35mm, F8.0, 1/160s )

 しかし、この写真の中にはいくつもの線が重なり、すこし雑多な印象があります。

5

構図の中にいくつも線があると雑多な印象を与えてしまう。写真とは引き算なのだ

 そこで、経験者の2人の写真と撮影風景を見てみましょう。

6 a

芝に生えるブロッコリー( 撮影: 仁田坂 , Canon EOS kiss X3, ISO 100, 40mm, F5.6, 1/250s)

6 c

光りに包まれているブロッコリー (撮影: 堀 , Canon EOS 7D, ISO 100, 50mm, F4.0, 1/160s)

 これらの写真はどうやって撮られたのでしょうか?

6 b

めっちゃしゃがんでる仁田坂編集長

6 d

寝そべって撮影に挑む堀さん

6 d

ばばーーーん!セクシー!

 2人ともこれまでか!ってほどにしゃがんで、ブロッコリーとカメラの目線を合わせようとしているのが分かりますね。結果として構図の中に映り込む線が少なく、スッキリとした印象。ブロッコリーに自然と目が止まるような写真となりました。

 では、カメラ歴2週間程度ではいい写真は撮れない…? そんなことはありません! 光と目線に気を付けた写真を見てみましょう。目線が下がり、逆光で撮影したことで、前景のブロッコリーや花壇と背景のビル、青空がしっかり分かれてメリハリが出ていますし、花の色がアクセントになっていて素敵ですね。

7

撮影: 右寺 ,Canon EOS Kiss X7, ISO 100, 24mm, F13.0, 1/400s

5. 動きを気にして撮影してみよう

動きを気にしてみると、また違った写真を撮ることができてさらに楽しくなります。

8

撮影: 右寺 ,Canon EOS Kiss X7, ISO 200, 52mm, F5.6, 1/100s

 カメラを買って2週間ですが、ブロッコリーと背景のメリハリはしっかりとしています。ただ、ちょっと物足りない気がしませんか? では次の2枚の写真を見てみましょう。

9 a

撮影: 下柿元, PENTAX K-3 Ⅱ, ISO 100, 35mm, F22.0, 1/10s

9 b

撮影: 仁田坂 Canon EOS kiss X3, ISO 400, 16mm, F5.6, 1/30s

 どこが違うか分かりましたか?ブロッコリー以外がブレて動き、躍動感が出ていますね。

 この3人で何が違うかというとシャッタースピードです。 最初の写真は1/100s、後の2枚は1/10s、 1/30sとなっていました。これはシャッタースピード優先モード(T、Tv、S など)でわざと遅く設定しています。条件にもよりますが、1/50s程度に遅く設定することで、動いている物と止まっている物の違いを出すことができます。ただ、シャッタースピードを遅くすると手ぶれしてしまいます。脇をしっかり締めてシャッターを切りましょう。もしカメラを置ける場所があるなら、小型の三脚を使うのもよいでしょう。

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6. 撮り終わったらその場でレビューをしよう!

 撮影会を終えた後、「今日は楽しかったね、またね!」とすぐに解散してしまう方、ちょっと待ってください!ワイワイ撮影をしたら、ワイワイレビューをしましょう。
 レビューでは、人の写真を見て「同じ物を見ていたはずなのに全然違う写真を撮っている」という気付きを得たり、沢山の写真の中から自分が好きな写真を選ぶことで写真を見る目を養います。

 レビューにはLightroomやMac ならデフォルトの写真アプリがお勧めです。

 4人で行ったレビューの結果の一部をご覧下さい。

 歴2週間とは思えないと好評だった写真。東急プラザ表参道原宿の建物の鏡を使い、待っている人とブロッコリーを写すことで原宿的な雰囲気が出ています。

10

撮影: 右寺 ,Canon EOS Kiss X7, ISO 500, 44mm, F5.0, 1/60s

まるでファッション誌のスナップ写真という評価。ブロッコリーが凛々しく見え、さらに街頭の玉ボケが綺麗です。

11

撮影: 堀 , Canon EOS 7D, ISO 100, 50mm, F2.8, 1/60s

 光をしっかりとは入れず、その薄暗さが裏通りっぽさを演出。さらに女性のファッションが裏原宿感を醸し出しています。

12

撮影: 下柿元, PENTAX K-3 Ⅱ, ISO 100, 35mm, F4.0, 1/15s

 ストロボ発光を使うことで、手前のブロッコリーと奥の太陽光に目が行きます。また、その他の部分は黒く影になっていますがメリハリが出ています。

13

撮影: 仁田坂 Canon EOS kiss X3, ISO 400, 10mm, F5.6, 1/4000s, ストロボ発光

 いかがでしょうか。これらの写真は4人でどの写真が良いか言い合って決めました。自分では気付けなかった、他人の写真の見方が分かりとても勉強になります。

 レビューも初めのうちは「この写真いいね」「雰囲気が好き」「この場所はどこ?」というくらいでいいと思います。経験者と一緒なら、光の当たり方やカメラの設定など、少し詳しいレビューをしていくといいかもしれません。

 1人で撮影に行った場合でも、撮影した写真のうち10枚の超絶ベストショットを選ぶことをその日にやるといいです。

7.まとめ

この記事では、

  • テーマを決める(みんなでブロッコリーを持っていくのも可!)
  • メンバーを集めて外に行く
  • 太陽と自分の位置を見てみる。逆光がおすすめ。黒くなっても大丈夫!
  • いつもより目線を下げてみよう。撮影中は恥ずかしがらずに!
  • 動きがあるものを撮ってみよう、ぶれてもOK!
  • 撮り終わったらみんなでレビューしよう。恥ずかしがらずに、自分の好きな写真を「好き」と伝えよう

という6つの点についてお話しました。良い写真を撮れる・選べると「センスが良い人」という印象もありますし、何よりビジュアルで言いたいこと(テーマ)を伝えるトレーニングにもなります。

 せっかく一眼レフを買ったけれども使ってないよ…という方はぜひともカメラを持って外に出かけましょう!それでは、よいカメラライフを。