身近に転がっているかも?ダイヤモンドは意外と簡単な化学反応で誕生する可能性が明らかに

2015年11月05日 09時30分

2015年11月05日 18時30分

Flickr_Seth Lemmons
Flickr_Seth Lemmons

地球の深くで形作られ、マグマ噴火により地上へと運ばれるダイヤモンド。その希少性から高値で取引されてきたが、この形成が考えられている以上に身近で起きている可能性のあることが報告された。

 簡単な自然の化学反応で生まれる

この研究に携わったのはJohns Hopkins Universityなどの研究者たち。彼らは化学モデルを使い、ダイヤモンドがどのように生み出されていくのかを調査した。

その結果、ダイヤモンドが今まで考えられてきた2つのプロセスよりも、簡単な自然の化学反応で生まれる可能性のあることを発見。

まだ現実の物質で実験を行ってはいないが、彼らのモデルは水と岩石とが相互作用を及ぼしている間に、酸化レベルが高まることで形作られるのを示した。

水が酸性化することで形作られる

研究者らによれば今までダイヤモンドはメタンの酸化作用、または二酸化炭素の化学的還元(低い酸化作用)によって、液体の動きを通し形成されると考えられてきたという。

これらの2つの作用は異なった酸化状態にある岩石に、別々のタイプの液体がしみこむのを必要とするそうだ。

しかし今回の研究では、水が1つのタイプの岩石から他のものに移動しながら、ペーハーを下げ酸性化することで、ダイヤモンドが形成されていくのを示したとしている。

今回の対象は数ミクロンのダイヤモンド

研究に携わった科学者は報告の中で「地球の非常に深い所で起きるダイヤモンドの形成は、私たちが考える以上によくあるプロセスなのかもしれない。ただし宝石としての品質を持ったダイヤモンドが簡単に見つかるということではありません」と語っている。

今回の研究で対象とされているのは、どうやら婚約指輪にも使えない数ミクロンのダイヤモンドのようだ。しかし実は身近に宝石が存在しているのなら、これは夢のある話かもしれない。

注目の記事