2015年09月03日
アマゾンやグーグル7社、共同で動画の新規格の開発始める
posted by VIDEO SQUARE 編集部
AmazonやGoogle、Netflixなど7社は1日、”Alliance for Open Media”を立ち上げました。オープンソースで、互換性が高い著作権フリーのスーバーハイビジョンや、新しいコーデックなどの開発を共同で進めます。ウェブの最適化や、デバイスや周波数帯域に関係なく視聴できるための技術開発も視野に入れています。
遅かれ早かれ必要だった
彼らのホームページによれば、「次世代のメディア規格、コーデックと関連技術」を開発することを目的とし、「統一された動画配信や圧縮の規格をウェブ上で提供し、市場からの要求」に応えたいと述べています。
ライバル企業同士が共同で新しい技術を開発するというのは非常に稀です。しかし、このプロジェクトへの参加企業は口を揃えて、「動画コンテンツや、プラットフォームに互換性を持たせるための基準が必要だった」とこの動きを歓迎しています。
ライセンス料払わず済むように
このプロジェクトが最初に取りかかったのは、新しいコーデックの開発。参加企業が持つ技術や経験を持ち寄りプロダクトを生み出すために、Mozillaの社員は”Daala”を、Ciscoは”Thor”といった具合に各々が関わってきた技術を共有しています。
組織からの公式声明には含まれていなかったものの、今回の発表からは業界の大きな決意が感じられます。
それは、MPEG LA社など、動画の圧縮・伸長方式やMPEG-2関連の特許をサブライセンスし、莫大な利益をあげている企業に、これ以上を費用を払わないということです。
そして、このサービスの肝といえるのは、コンテンツの暗号化もサポートしていること。自社コンテンツを保護するためにも、AmazonやNetflixなどはもちろん、ほかのコンテンツプロバイダーも後に続くことが予想されます。
AppleやSony, Adobe, Facebook, Twitterなどの名は見当たらないものの、同組織のウェブページには登録フォームが用意してあります。メンバーの増加は想像に難くありません。
まとめ
この新しいフォーマットが、旧来のものを駆逐するのは時間の問題でしょう。なぜなら、新しいものには著作権はなく、その使用に対しての費用は発生しないからです。
参加の方法などを含む詳細は、年末までには発表されるということ。どんな発表が待ち受けているか分かりません。ただ、大きな変革が始まった。それだけは確かです。(編集部=赤坂祥彦)
関連記事
Facebookも動画制作者に広告収入を分配へ、報酬はYoutubeと同率の55%
Facebookも活用か、マーケツールとしての「ライブストリーミング」評価再燃
インタラクティブ動画制作サービス”Spotful”を使ってみた!
参考記事
Google Forms Alliance For Open Media Along With Microsoft, Amazon, Netflix, And Others
Google, Microsoft, and other tech giants team up to create next-gen video codec
Amazon, Netflix, Google, Microsoft, Mozilla And Others Partner To Create Next-Gen Video Format
Crevoのアニメーション動画が選ばれる3つの理由
- 29万円から制作できる実施しやすい金額
- 1,800名以上のトップクリエイターから選べる豊富なバリエーション
- 初めての動画制作でも安心のサポート体制