スマートフォンからさまざまなページが閲覧できますが、「スマホサイトからページが見られるのに、なぜわざわざ同じものが見られるアプリを作るの?」という質問をよく聞かれます。はたしてスマホサイトとアプリの違いとは何でしょうか?
スマホアプリのメリット
まずは、スマホアプリが持っている大きなメリットをまとめました。
プッシュ通知が利用できる
スマホアプリを開発する代表的なメリットを言えば、プッシュ通知が上げられます。プッシュ通知とは、特定のアプリをダウンロードし、プッシュ通知の許可を得たユーザーへ向けてメッセージを配信する機能のことです。プッシュ通知はスマホのメイン画面に表示されるので、メッセージが気になった方は画面をタップすると、アプリが起動できるというものです。
AppBank Felloの調査によると、約70%のユーザーがプッシュ通知を受け取った後、「プッシュ通知からアプリを起動する」もしくは「ホーム画面に戻ってからアプリ起動する」と回答されました。特に重要度が高く緊急性の高いメッセージはアプリが起動される可能性が高いので、割引率の高いキャンペーンやタイムセールは重宝されます。
ここ最近、Chromeからプッシュ通知を配信できる機能がリリースされました。この機能はWindows、Macのほか、Android OSにも対応されるものですが、まだまだ課題も多く普及には時間がかかりそうです。
アイコンにバッジを表示できる(iPhoneのみ)
バッジ機能はお知らせなどの更新があった際、iOSアプリアイコンの右上に赤丸の数字アイコンが表示される機能です。ユーザーはホーム画面のアイコンにバッジが表示されると、何かお知らせが追加されたと思ってアプリをタップするため、その結果、ユーザーの掘り起こしが可能となります。
ホーム画面にアイコンが置かれる
欲しいアプリをダウンロードすると、そのアプリはホーム画面にアイコンが表示されます。ホーム画面に置かれたアプリアイコンはスマホを起動するたび目にするため、認知度が向上します。また、ホーム画面からアプリが起動できるため、スマホサイトよりもダイレクトにアクセスされます。
最近では、スマホサイトのショートカットをホーム画面に設置することができるようになりましたが、他人のスマホ画面を見る限り、ショートカットを置いているケースはあまり見かけません。ほとんどの方は、サイトのショートカットをブックマークフォルダへ置くため、あまりホーム画面にショートカットを置く文化がないのかもしれません。
スマホサイトのメリット
続いて、スマホサイトが持っている大きなメリットをまとめました。
ソーシャルメディアからの拡散、流入
ページの内容が参考になった場合、Twitterやfacebookから「いいね」や「共有」を行って友達に拡散することができます。それを読んだユーザーは内容がいいとさら「いいね」や「共有」されるので、爆発的な拡散効果が表れます。
アプリの場合、アプリ内の1つのページを共有することが難しいため、できてもテキスト情報やアプリストアURLを共有することになり、スマホサイト以上の拡散効果は得られないと考えられます。
開発が低コスト
静的ページで作成されたスマホサイトは主にHTMLやCSSで作成されるため、アプリの開発費用と比較すると安く抑えられます。キャンペーン情報や新商品を見せたいだけの場合は、スマホサイトの作成がオススメです。
検索エンジンからの流入が大きい
検索エンジンからキーワードで検索すると、検索結果の多くはページが表示されます。よって、自然と検索エンジンからの流入が多くなります。Googleもモバイルフレンドリーを提唱し、スマホサイトで検索した場合、スマートフォンに最適化されたページを上位で表示する対応を行っています。
最近ではGoogleもアプリ内の画面も検索結果に表示させる「App Indexing」の対応を始めたばかりで、今後は徐々にアプリの内容が検索結果に反映される時代が来ています。
スマホサイトとアプリの違いは何か?
では、スマホサイトとアプリの違いとは何でしょうか?大きな違いは、スマホサイトはプル型メディアで、アプリはプッシュ型メディアの違いがあります。
スマホサイトはブラウザを使ってさまざまなページを閲覧できます。ソーシャルメディアや検索エンジンから多くのユーザーが流入されます。ページの作成費用も安価なことから多くのページが誕生しています。
スマホアプリはプッシュ通知に代表されるように、キャンペーンや新商品など価値ある情報を多くのユーザーにすぐその場で配信することができます。また、iPhoneはアプリアイコンにバッジを表示させることで、アプリからお知らせがあることを伝えることができます。
スマホサイトでは位置情報検索はできても、プッシュ通知やバッジ表示のプッシュ型機能や、店舗内で来店チェックインできるBeacon機能やカードをまとめられるPassbook機能などアプリで実現できる機能があることから、それらの機能を使って集客したい企業は、積極的にアプリを導入しているようです。