海外トレンド
サンフランシスコと日本のハッカソンはここが違う
- Oct 6, 2015
私は8月の終わりごろからbtraxでエンジニアとしてインターンをしている。
日本でも2回ほどハッカソンイベントに参加したことがあるが、今回はサンフランシスコでもハッカソンに参加する機会があったので、その中で感じた日本のハッカソンとの違いについて書きたいと思う。
サンフランシスコでハッカソンに参加する方法
今回のハッカソンはEventbriteという様々なイベントが掲載されているオンラインチケットサービスを利用して参加した。
ただし、人気なイベントや有名なイベントはすぐに売り切るため、早めの予約・購入が必要である。
Tech Crunch
今回のハッカソンイベントのメインスポンサーとなるTech Crunchはスタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビューなどを行っているメディア事業の会社である。日本版のTech Crunch Japanもあるため、知っている方も多くいるだろう。
そんなTech Crunchが今回メインスポンサーとしてビッグなハッカソンイベントを行ったわけである。
参加したチーム数は全部で150チームで、今まで参加したハッカソンの中で圧倒的に多いチーム数を体験することが出来た。また、今回のハッカソンは24時間で企画から開発までを行うハッカソンであり、内容などは特に指定がなかった。
ハッカソンの会場がすごい
場所はサンフランシスコの海近くの倉庫みたいな場所で、窓ガラスは数枚なく、外観は錆びれていて本当に会場があっているのか疑うレベルであった。
しかし、外観とは異なり中はたくさんのスポンサーがそれぞれブースを構えていて、とても賑やかな状態であった。
スポンサーがすごい
ハッカソンにスポンサーは欠かせないものであるが、そのスポンサーがMicrosoftをはじめとする、IBM、Master cardなど著名なスポンサーばかり。
そして、そのスポンサーが提供しているデバイスやAPIを利用して開発をするとスポンサー賞が得られる可能性がある。これは日本のハッカソンも同じ仕組だと思う。
賞金がすごい
著名なスポンサーがたくさんいることはとても驚いたが、さらに驚いたのは賞金が以上に高いことである。
賞金総額は$88,400(約1000万円)
ハッカソンによると言われればそうであるが、日本のハッカソンでここまでの規模感でこれと同等の賞金を付けたハッカソンは聞いたことがない。日本のハッカソンと比べて圧倒的規模が違うなと感じた。
プレゼンのスケールがすごい
上の写真が僕達の発表風景である。
全150チームいるため、プレゼンの時間は1チーム1分であった。
全体的に発表はハードウェアやiOS、Android、Webアプリなどどれが特に多いというわけではなかったが、プレゼンの内容は皆世の中をどう良くするかといった内容が多く、今後Startupとしてやっていくような視野を広く見ているものが多かった。笑いを誘うようなモノが日本と比べて少なかった印象が強い。
残念ながら賞を取ることは出来なかったが、ここでTech Crunchの優勝、準優勝の作品を紹介したいと思う。
優勝:QuickActions
最近iPhone6sが発売されたばかりではあるが、iPhone6sの魅力のひとつに3Dタッチが付いていることがあげられる。しかし、QuickActionsはそれをAndroidでも実現したと言う。
サンフランシスコでハッカソンをしてみて
賞を得ることは出来なかったが、各スポンサーのTシャツをたくさんもらうことが出来た。
・Tシャツ7枚
・靴下1足
・毛布1枚
・お泊りセット的なやつ(歯ブラシなど) 1セット
日本でも2回ほどハッカソンに参加した経験があるが、サンフランシスコのハッカソンの方が全体的に規模が大きいと感じた。
Eventbriteでは無料のハッカソンイベントも数多くあるため、サンフランシスコに足を運んだ際には是非参加してみて欲しい。
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