FROM GQ
2015.7.15 WED
PHOTOGRAPH COURTESY OF NASA
TEXT BY DAVEY ALBA
TRANSLATION BY MAYUMI HIRAI/GALILEO
WIRED NEWS (US)
2012年にフェイスブックに買収され、その後も独立して運営を続けている人気の高い写真共有サーヴィス「Instagram」が快挙を成し遂げた。米航空宇宙局(NASA)が、冥王星の最初の表面写真をInstagramで公開することに同意したのだ。
NASAによると、この最初の画像を公式発表よりも1時間早く先行公開する許可をInstagramに与え、7月14日午前7時(米国東部標準時)に掲載できるようにしたという。公式発表は、技術的な説明とともに、午前8時にNASAの公式サイトで行われた。
InstagramにおけるNASAアカウントのフォロワー数は350万人と莫大だ。その数は、人気シンガーソングライターのアリシア・キーズやMTV、大都会の多様な人々を撮影してソーシャルメディアで話題を呼んでいるHumans of New Yorkを上回っている。
Instagramにとって、今回の写真公開は大成功だ。同社にとっては、最近実施した検索機能の更新を紹介する機会にもなる。これは、アプリの「検索」タブの下に、NASAをはじめとする宇宙関連のアカウントをキューレーションしたリストが表示されるものだ。
NASAが公式サイトに写真をため込むのではなく、世界で3億人にのぼるInstagramのユーザーに直接提供するのはスマートなやり方だ。しかし、公的機関が特定の民間メディアサイトを優遇することに問題はないのだろうか。これまでNASAは、このような歴史的に重要な出来事の画像は、その進行中または直後に自身の公式サイトで発表してきた。
画像を公式サイトと同時にソーシャルメディアで公開することと、特定のプラットフォームだけを選んで排他的に公開させることは別だ。特にいまはFacebookが、独自のプラットフォーム上に動画やニュースなどのコンテンツを「Instant Articles」(日本語版記事)のかたちでまとめようとしている最中だ。
WIRED USは7月13日、Facebook、Twitter、Google、Tumblr、Snapchatなどのほかのソーシャルメディア各社に対して、NASAが冥王星のニュースや画像の提供に関して連絡してきたかどうかを尋ねた。すぐに回答を返したのはTwitterだけで、13日朝から「@NASANewHorizons」がハッシュタグ「#plutoflyby」を使ってライヴツイートを行うと答えている。
NASAからの回答によると、Instagramに提供した画像は、その時点で冥王星に最も接近したものだが、探査機「ニュー・ホライズンズ」が最接近したときの画像ではないという。その画像が送られてくるのは午前7:49(米国東部標準時)に行われるフライバイのあとになり、15日にNASAが公開する予定だ。
※今年4月にニューホライズンズが撮影した、冥王星の初のカラー写真とともに、NASAがこれまで数十年にわたり撮影してきた数々の美しい天体をギャラリーで紹介。アーカイヴ記事はこちら。
1/10冥王星とその衛星カロンの、初のカラー写真(2015年4月9日撮影)
2/10土星の軌道から撮影された地球と月(2013年7月19日撮影)
3/10海王星を初めてとらえた写真(1989年8月25日撮影)
4/10火星探査機キュリオシティが撮影した最初の一枚(2012年8月6日撮影)
5/10初めて至近距離から撮影された金星(1974年2月5日撮影)
6/10宇宙船から撮影された水星(2011年3月29日撮影)
7/10火星探査機スピリットによる最初の一枚(2004年1月6日撮影)
8/10初めて撮影された火星の地表(1976年6月20日撮影)
9/10初めて至近距離から撮影された木星(1996年1月6日撮影)
10/10初めて撮影された、月からみた地球(1966年8月23日撮影)
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