名曲「Purple Rain」などで知られる歌手プリンスが、ほとんどの音楽ストリーミングサービスから作品を引き揚げました。プリンスおよびプリンスのパブリッシャーはその理由を明らかにしていません。
Spotify はプリンスのアーティストページにて、「プリンスのパブリッシャーが全ストリーミングサービスに対し彼のカ全タログを削除するよう依頼してきました」「私達はその要求に応じます。そして可能な限り早く彼のカタログが戻ってくることを願っています」としています。

TechCrunch が伝えたところによると、現在プリンスの楽曲が残っているのは TIDAL および Google Music。これがプリンスの意向なのか、2つのサービスが削除に応じていないだけなのかは不明です。

プリンスは優れた音楽アーティストである一方、昔からわれわれ一般人には理解しきれない行動を取ることでも知られています。たとえば1994年、自らの名前を発音不能な記号(男性記号と女性記号を組み合わせたもの)へと改名してテレビやラジオで紹介に困らせたり、2001年には再びプリンスへと名前を戻したり、ファンサイトに著作権侵害を警告し、アルバムや自身の写真などを撤去させ、ファンから多大な反感を買うetc...。

今回の件もそういった気まぐれに近い行動なのか、プロモーション戦略など何らかの目的があってのことなのか明らかにされておらず、気になるところです。穿った見方をすれば、テイラー・スウィフトの手法にも似たプロモーション戦略と考えられなくもありません。

プリンスは Prince & 3rdeyegirl 名義の新曲「HARDROCKLOVER」を Soundcloud で公開したばかり。Soundcloud ではこのほか3曲(うち2曲はライブバージョン)が再生できる状態で残されています。



 
プリンス、音楽ストリーミングサービスから作品を削除。TIDALとGoogle Musicは残すも理由は不明

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