2015年6月20日(土)
米国ロサンゼルスで開催されているコンピュータゲームの見本市“E3 2015(Electronic Entertainment Expo 2015)”で、『ファイナルファンタジーVII』のフルリメイク化が公式発表され、『キングダム ハーツIII』の最新情報も公開されました。
そんな両作品のディレクターを務める野村哲也氏に現地でお話を伺えたので、その内容をお届けします。
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『FFVII』は、プロデューサーを北瀬佳範氏、シナリオを野島一成氏、ディレクターを野村哲也氏が担当し、PS4向けに開発されることが発表されています。『KHIII』についても『塔の上のラプンツェル』の登場が発表されるなど、ユーザーの期待も高まっています。
リメイク版『ファイナルファンタジーVII』のトレーラー映像はこちら
――『FFVII』のリメイクにはいつごろから着手されていたのですか?
去年からですね。今回の発表で名前を出した北瀬、野島さん、自分の3人が、ちょうどタイミングよく体のあく時期があって、そのタイミングからスタートしました。
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――では本当に始まったばかりなんですね。SCEカンファレンスで『FFVII』のフルリメイクが発表された際は、ものすごく盛り上がりました。
こちらのスタッフに聞くと、海外では『FF』に匹敵するくらい『KH』が人気だそうなんですが、やはり『FFVII』だけは別格らしく、『KHIII』の発表と同様のインパクトがあったそうです。
――2013年のE3で『KHIII』の制作が発表された時も、ものすごい盛り上がりでした。今回のE3でも『KHIII』の情報がいくつかアップデートされましたね。
アクションについて補足しますと、『KHIII』ではリアクションコマンドを廃止しています。つまりQTE(Quick Time Eventの略。画面の表示に合わせてボタンを押すだけでアクションが発動する)のようなものはありません。『KHIII』の派手な戦闘を見た人から、QTEが多いように思われることがあるんですが、あれらの操作は任意で行っているんです。
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――ボス戦でもリアクションコマンドはなくなるのですか?
そうですね。『KHIII』ではQTEの要素をなくしつつ、いかに派手なバトルにするかということに挑戦しています。すべてのアクションはプレイヤーの好きなタイミングで繰り出せます。
――リアルなグラフィックを追及している作品が多い中、海外では『KHIII』の“キングダムシェーダー”も受け入れられているようですね。
あの絵作りは『KH』ならではのものですので、そこが評価されているのかもしれません。
逆にグラフィックの情報量を緻密にすると別物になってしまいますからね。岩肌がリアルなヘラクレスの世界があったら、それはディズニーの世界から離れてしまいます。すごく密度の高い建物がぎっしり建っている中にラプンツェルの塔があったら、承認が通りませんからね(笑)。
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――違和感ありすぎですからね(笑)。
多くのディズニーのアニメーション作品に対しては、キングダムシェーダーが有効ですね。ただ、ワールドによってはシェーダーの種類を変える予定です。まだ具体的なワールドなどは明かせませんが、キングダムシェーダーをベースとしながら、世界観によってはリアルなシェーダーのワールドも出てくると思います。
――『FFVII』のフルリメイクに戻りますが、ネットではクラウドの女装とエアリスがどうなるのか、ということが話題になっています。そのあたりはいかがですか?
まず、フルリメイクという点においては、いろいろな反応があると思います。単に映像を綺麗にするだけにして内容を変えてほしくないという意見もありますが、綺麗にするだけならHD移植版と差異が少ないと考えています。
ただ、細かな描写までは現時点ではお答えできませんが、蜜蜂の館のエピソードのようにみんなの思い出にあるものまでなくしたりするような変え方はしないので、そこはご安心ください。
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――エアリスに関してはいかがでしょう?
エアリスに関しては、やはりオリジナルの『FFVII』が1997年発売の古い作品ですから、フルリメイク版で初めて『FFVII』に触れるという若い人たちもたくさんいると思うんです。そういう人たちにとっては、エアリスに関しての質問自体がネタバレです。なので答えられないですね(笑)。
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――『FFVII』といえばミニゲームが豊富でしたが、そのあたりはいかがですか?
本格的な制作まで進まなければミニゲームには手が付けられないですが、制作チームからはすでにいくつか提案が来ていますので、今は企画を確認している段階です。
『KHIII』のほうは、すでにミニゲームの制作もスタートしていて、いくつかのものはミニゲームだけで遊べる状態になっています。『KHIII』はミニゲームの数も結構多くなりそうですね。両者の進み具合としては、それくらいの差があります。『FFVII』については、まだ企画の段階です。
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