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Windows Server 2003のサポート終了まで1カ月を切った。社内に残るServer 2003サーバについて、もう、サポート期間中に手を打つのは間に合わないと諦めてはいないだろうか。実は、単純なリプレースならば1~2週間で完了するケースもある。
サイオステクノロジーは、オープンソースソフトウェアの「Samba 4」を使って、Windows Server 2003のファイルサーバをRed Hat Enterprise Linuxサーバへ移行するサービスを提供している。Samba 4は、Windowsファイルサーバ(CIFS)機能のほか、Server 2008 R2互換のActive Directory(AD)ドメインコントローラ機能を備えており、Server 2003で管理していたAD環境をそのままLinux上サーバ上へ移すことが可能だ。
Linuxサーバでは、Windows Serverではユーザーごとに購入する必要があるCAL(Client Access License)が不要になるため、ライセンス費用を削減できる利点がある。そのほかにも、「Linuxサーバには、システムライフサイクルが長くなる、将来クラウドへ持って行くことが容易になるといったメリットがある」(同社 Red Hat事業企画部 部長の長谷川哲也氏)とする。
長谷川氏によれば、ファイルサーバやAD管理サーバの場合、Server 2003からLinux + Sambaへ移行する作業と、Server 2012 R2へ移行する作業に大きな差はない。Server 2003のファイルサーバをLinuxサーバへ移行するのに要する期間は、「棚卸のためのヒアリングからデータ移行完了まで、1~2週間程度」だという。
実際に、同社では1月に自社ファイルサーバをServer 2003からLinuxサーバへ移行している。ファイルサーバ上のデータ容量は2Tバイト程度。移行作業は2週間以内に完了した。
ビッグローブは、Server 2003上のアプリケーションサーバを、OSを変更せずにそのままクラウドホスティングする「Windows Server 2003 to 2003ソリューション」を提供している。「Server 2003が稼働するハードウェアの保守期限が切れるが、アプリケーションの改修が間に合わないためOSをリプレースできない」「段階的にホスティングサーバへ移行したい」といったニーズに対応する。
同ソリューションでは、システムを変更せずにクラウドへ移行するため、移行期間は、ネットワークのテストなどを含めても1週間程度。業務アプリケーションなどはそのまま利用できる。同社 クラウド スマートサービス事業部 法人ビジネスグループ 主任の柴野澄子氏によれば、7月14日までは、同社クラウド上にServer 2003環境の専用サーバを作成できる。7月15日以降は、Server 2008の専用サーバ上に移行元のServer 2003のイメージを持ち込む運用に切り替える。
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