ディスラプション時代を勝ち残る、3つの視点とは

NewsPicks編集部
──内田先生が今年出された『ゲーム・チェンジャーの競争戦略』(日本経済新聞出版社)は、業界が破壊される中での戦い方を明らかにしています。企業は、「破壊」にどう向き合うべきなのでしょうか。 内田:...
この記事に登場するユーザー
内田先生は大企業とスタートアップのイノベーションの双方に造詣の深い稀有な論者。ディスラプションについてより思考を深めることが出来ました。
既存業界を破壊し、新しいビジネスルールを生み出すプレーヤーが登場しています。LINEやAirBnBなどの「ゲーム・チャンジャー」は、どんな戦略で市場に挑んだのか--。
早稲田大MBAの内田教授にインタビューに行きました。内田先生、相変わらず、分かりやすい!です。
※「ゲーム・チャンジャー」をテーマに連続セミナーも企画しました。初回は医療・健康業界。「アップルヘルスケアの全貌」や遺伝子解析ビジネスなどを取り上げます。
詳細と応募はこちらから→ http://peatix.com/event/97398/
人気 PICKER
特に異論は無いのですが、変化をいかに見極めるかが難しいところだと思うんですよね。
airbnbだって、今やシェアリングエコノミーの代表格のように言われてますが、創業当初は全く理解されず、創業者はシリアルボックス売ってなんとか食いつないでた、とか。
逆に言うと、一般的に言われてる変化って既に顕在化していて、真のディスラプションは潜在的な変化に対するソリューションの提案だと思うのです。
そして、それはピーターティールの言う、ほとんどの人が見えていない大切な真実、なんだと思います。
《戦略》いい特集が始まりました。
新しい技術の導入、顧客側の構造変化・ユーザーの心理状態の変化が重要とのこと。
顧客側の構造変化をどう読み解くかが鍵か。B2Bは顧客の顧客の変化も読む必要があり、B2Cとは異なる発想が必要。かつ多分に専門化されている世界なので、業界人には「常識」から外れた構造変化を想像し難かったりする。
業界構造を見越した上で技術開発出来たら理想ですが、ソフトウエアでない限り、技術が製品に仕上がるタイミングまで長いリードタイムを要する。この辺の時間軸との付き合い方が戦略的には肝となってくると思う。
そして、異なる時間軸の取組を同時並行で走らせることも必須。既存事業は出来れば少人数で回して基盤維持、中長期的な事業開発に人材を割り当てる・・・リソースの投資判断も係わってきます。
上位ピッカーの意識高い系(笑)キーワードに不覚にも笑ってしまった。誰か正確な日本語に訳して。できれば、地方の中小企業のオヤジとか退職公務員のようにお金持ってるけどリテラシー低い人にでもわかる日本語で。
新しいビジネスルールを生み出すプレーヤー
ゲーム・チャンジャー
スタートアップのイノベーション
ディスラプション
シェアリングエコノミー
シリアルボックス
真のディスラプションは潜在的な変化に対するソリューション
イノベーションのジレンマ
プロダクトアウトからビジネス構想主導
ニーズを作りだすconsumer marketing basics
いつもながら話がわかりやすく、かつインフォーマティブ。
記事にあるHaiarのやり方や日本車、割り切って追求することで隙を突き拡大することで規模と習熟度による品質改善を得る。イノベーションのジレンマの一例とも言える。
なお日本車はカリフォルニアの排ガス規制から始まるタイミングに、構造変化・心理変化としても乗ったとも言える。
3つある要素のうち構造変化と心理的変化は、「外部環境の変化をいかに捉えて適応するか」というものかなと理解しました。ただそれは目に見える変化で、変化に対して「受け身」かなと。

もし消費者・ユーザー当人も気付かない「【内】なる心理的変化」を捉えられれば、本当に強力なチェンジが起きるような気がしました。

iPhoneやAirbnbは正にそれではないかと。
誰もオモテだって望んでいなかった利便性(気付いていなかった欲求)を掘り起こしたのではないでしょうか。またその実現に向けて技術の進化を牽引した。

個人的にそう考えるとなんか腹に落ちてきます。

心理的変化が起きた時デイスラプションが一番大きく起こるように思う。デイスラプションを起こし寡占から独占へというのが理想的な筋書きだろうか。