都道府県別の自動車保険の加入率
自動車保険は、自賠責保険と任意保険に分かれますが、任意保険は入らなくても車を運転することができます。万一事故を起こしたら自賠責保険の補償内容では足りない事も多く、任意保険に入るのが当たり前になっていますが、実際には入っていない車も少なくありません。
車両保険や搭乗者傷害保険は、オプションのような形なので入っていない車も多いのですが、最も必要と思われる対人賠償保険も4台に1台は入っていないというデータがあります。
全国の自動車保険加入率
※日本損害保険協会「自動車保険 都道府県別加入率(2012年3月末)」
対人・対物はセットで入る人がほとんどだと思いますので、数値に違いがありませんが、全国平均の加入率は73.1%しかありません。多いと感じる人もいるかもしれませんが、交通事故を起こした時に数億円の賠償金額になる可能性があるのに、保険に入らない車がこんなにも多い事に驚きです。
人身事故を起こした時の賠償額は2億円以上になる事もありますし、対物賠償でも1億円を超えることは珍しくありません。そう考えると対人・対物は無制限の保険に入るのが当たり前のように感じますが、実際には2割強の人が保険に入っていないのです。
ただし、このデータには自動車共済などの共済による補償は含まれていません。共済を含めた対人賠償保険の加入率は85%ほどの数字になるようです。それでも15%の車が対人賠償保険に入っていないことになります。
都道府県別の自動車保険加入率
地域 | 対人賠償 | 対物賠償 | 搭乗者傷害 | 車両保険 |
---|---|---|---|---|
全国 | 73.1 | 73.1 | 45.1 | 42.1 |
北海道 | 70.1 | 70.2 | 44.7 | 45.6 |
青森 | 68.3 | 68.4 | 43.4 | 38.1 |
福島 | 65.2 | 65.1 | 39.4 | 35.8 |
栃木 | 71.4 | 71.4 | 45.4 | 35.5 |
埼玉 | 77.5 | 77.4 | 46.1 | 41.4 |
東京 | 78.0 | 78.2 | 47.9 | 44.0 |
神奈川 | 79.4 | 79.5 | 50.4 | 44.9 |
静岡 | 76.1 | 76.0 | 48.3 | 43.6 |
愛知 | 80.8 | 45.6 | 42.8 | 46.4 |
大阪 | 82.1 | 82.2 | 51.8 | 49.6 |
岡山 | 72.9 | 72.7 | 44.3 | 40.7 |
愛媛 | 69.6 | 69.4 | 40.7 | 35.6 |
福岡 | 75.8 | 75.8 | 49.2 | 46.3 |
沖縄 | 52.3 | 52.3 | 41.2 | 24.5 |
※日本損害保険協会「自動車保険 都道府県別加入率(2012年3月末)」
対人賠償保険の加入率が最も高いのは大阪府で82.1%、最も低いのは沖縄県で52.3%です。対物賠償は、最高が大阪府の82.2%で、最低が沖縄県の52.3%です。
搭乗者傷害保険では、最高が大阪府の51.8%、最低が島根県の29.8%です。車両保険は、最高が愛知県の56.4%で、最低が沖縄県の24.5%です。
沖縄県に至っては対人賠償や対物賠償ですら2台に1台しか加入していません。自動車共済などを含めた対人賠償でも7割以下の数字となっています。沖縄県は経済的な理由で自動車保険に入らない人も多いようですが、交通事故や損害賠償に対する意識が低い県と言えるのかもしれません。
無保険車に引かれた場合
自賠責保険は強制保険ですが、実際には自賠責保険すら入っていない車もいます。しかし、自賠責保険については、相手が未加入であっても政府保障事業制度により、死亡3,000万円、後遺障害4,000万円、傷害120万円までの補償を受けることができます。
しかし、不運にも任意保険未加入者に引かれてしまった場合、保険会社にも国にも損害賠償請求することはできません。加害者がお金持ちで何億円でも支払えるようであれば良いのですが、多くの場合、経済的に厳しくて任意保険に入っていない人がほとんどですので、損害賠償請求しても賠償金を受け取るのは難しいと言えます。
そんな時に役立つのが、「無保険車傷害保険」です。無保険車傷害保険とは、無保険車との交通事故で死亡したり後遺障害を負った時に、自分が契約している対人賠償保険と同等の保険金を受け取ることができるものです。(無制限の場合は2億円まで)
ケガの治療費や入院費は補償されませんが、賠償額が大きくなる死亡や後遺障害が補償されるのはありがたいですね。無保険車との事故で車の修理費が発生する場合の補償は、車両保険で対応することができます。
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