日銀の岩田規久男副総裁は27日、札幌市で開いた金融経済懇談会で講演した。岩田副総裁は、日銀の掲げる2%の物価安定目標の達成時期について「従来の想定からは多少後ずれしている」と認めつつも、物価の基調は「想定した政策効果の波及メカニズムが機能する形で着実に高まっている」とし、「物価安定目標の早期実現に向けたコミットメントを変更する考えは全くない」との考えを示した。
2013年4月の量的・質的金融緩和導入から2年たっても物価上昇率が2%に達していないことについては、消費増税の影響が「予想よりも大きく、かつ長引いた」ことや、原油価格の下落が影響したと指摘。ただ、「賃金の上昇を伴いながら緩やかにインフレ率が高まっていくというメカニズムは作用し続けている」と述べ、2016年度前半頃に物価上昇率2%に達するとの日銀の見方に自信を示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
岩田規久男、日銀