SONY DSC-RX1R, 1/125, f/5.6, ISO100, Photo by eto
RAW形式とは
RAW画像(ローがぞう、英: Raw image format)は、デジタルカメラなどにおける完成状態にされていない画像データのことである。英語でRawは「生」「未加工」を意味する。
デジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラほか、高級デジタルカメラで記録可能な画像形式。デジタルカメラでは一般的に「写真」としてJPEG画像を生成するが、RAW画像はJPEG画像を生成する元となる「生」の画像データである。ある程度の写真知識がある(プロフェッショナル、ハイアマチュアなど)ユーザーが、露出、コントラスト、ホワイトバランス、カラーバランス、明度、彩度などの補正や加工、ノイズや歪曲など除去をパソコン上で思い通りに行ないたいという要望に応え、カメラメーカーが用意している機能のひとつ。加工と鑑賞には専用のソフトウェアが必要になる。カメラメーカーによって記録データの内部形式がまちまちである事、およびデータ量が多くなることから、そのままでは印刷データや、不特定多数に向けた配布、鑑賞には適さない。
要は圧縮データであるJPEGになる前の、素のデータなんですね。
RX1Rの場合は、画像形式で「RAW」もしくは「RAW+JPEG」を選んでおくとRAW形式で出力されます。
Webでの使用に限って考えると、結局最後はRAWもJPEGに変換する必要があるので(RAWのままでは表示できないので)、それを生成する過程の違い、つまりカメラ内部で自動で行われるのと人の手で行うのとどう違うのか、というのを解き明かせればと思います。
現像ソフト
RAWデータを加工・出力する事を「現像」と言います。そして現像専用のソフトがあり、それを使って現像することになります。 今回は以下のソフトで試してみようかと思います。Image Data Converter | メーカー(SONY)純正のRAW現像ソフト。Ver. 4.2 |
Photoshop Lightroom (Photoshop camera raw 8.5) | Adobeが作った現像ソフト。プロ御用達。シェアNo.1。Ver. 5.2 |
Picasa | Googleのデジタル写真管理ソフト。現像もできるそう。Ver. 3.9 |
何をどう比較するのか
何を?
先ずカメラで撮ったそのままのjPEGと、それをJPEGのままPhotoshop(CS6)で現像(レタッチ)したものを比較したいと思います。そしてRAWを各ソフトで現像したものの画質を比較し、またソフト自体の性能も比較したいと思います。
どう?
明るい写真と暗い写真の2つを現像してみたいと思います。
・暗い写真
→いかに明るく自然に「いい感じ」に現像(レタッチ)できるか。
・明るい写真
→いかによりくっきり、いい感じに現像(レタッチ)できるか。
暗い画像編
JPEG元画像
SONY DSC-RX1R, 1/100, f/2.2, ISO100, Photo by eto
SONY DSC-RX1R, 1/100, f/2.2, ISO100, Photo by eto
JPEG → Photoshop
SONY DSC-RX1R, 1/100, f/2.2, ISO100, Photo by eto
SONY DSC-RX1R, 1/100, f/2.2, ISO100, Photo by eto
RAW → Lightroom
SONY DSC-RX1R, 1/100, f/2.2, ISO100, Photo by eto
SONY DSC-RX1R, 1/100, f/2.2, ISO100, Photo by eto
RAW → Image Data Converter
SONY DSC-RX1R, 1/100, f/2.2, ISO100, Photo by eto
SONY DSC-RX1R, 1/100, f/2.2, ISO100, Photo by eto
RAW → Picasa
SONY DSC-RX1R, 1/100, f/2.2, ISO100, Photo by eto
SONY DSC-RX1R, 1/100, f/2.2, ISO100, Photo by eto
明るい画像編
JPEG元画像
SONY DSC-RX1R, 1/640, f/2.0, ISO100, Photo by eto
SONY DSC-RX1R, 1/640, f/2.0, ISO100, Photo by eto
JPEG → Photoshop
SONY DSC-RX1R, 1/640, f/2.0, ISO100, Photo by eto
SONY DSC-RX1R, 1/640, f/2.0, ISO100, Photo by eto
RAW → Lightroom
SONY DSC-RX1R, 1/640, f/2.0, ISO100, Photo by eto
SONY DSC-RX1R, 1/640, f/2.0, ISO100, Photo by eto
RAW → Image Data Converter
SONY DSC-RX1R, 1/640, f/2.0, ISO100, Photo by eto
SONY DSC-RX1R, 1/640, f/2.0, ISO100, Photo by eto
RAW → Picasa
SONY DSC-RX1R, 1/640, f/2.0, ISO100, Photo by eto
SONY DSC-RX1R, 1/640, f/2.0, ISO100, Photo by eto
比較結果
結果発表です。
それぞれの写真がかなり違う色味になってしまいましたが、ソフトごとに機能がぜんぜん違うのでなかなか同じ感じにならなかったですね。その点はご容赦下さい。
操作 | 評価 | 所感 |
---|---|---|
JPEG → Photoshop | △ | Lightroomと比べると圧倒的に変更できるパラメータの種類が少ない。それが画質に出ている。 |
RAW → Lightroom | ◎ | パラメータが非常に豊富。明るい・暗い箇所限定での明暗調整や明瞭度など、ほかのソフトにはない機能が多数あり。現像により解像感がアップしたように見える。 |
RAW → Image Data Converter | △ | そこそこ変更できるパラメータは多いが、如何せん重い。現像された画像もイマイチぱっとしない。 |
RAW → Picasa | △ | パラメータが少ない。例えばコントラスト調整が「自動」しかない。かつ重い。現像された画像もイマイチ。 |
結論
Lightroomは圧巻の高性能ですね。RAW現像により解像感が上がったと感じられたのはLightroomだけです。ちょっとビックリしました。Image Data ConverterとPicasaは、今後使うことはないでしょう。
Lightroomは試用版を使っているのですが、特殊なことをしない限りはPhotoshopのcamera raw プラグインで同じことができるため、購入する予定はありません。今後はcamera raw を使っていくことになりそうです。
- <お役立ちリンク>
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RAWとJPEGの違いを知ろう
JPEGとRAWの違いがよーく分かります。
レタッチ時のjpegとRAWの画質の違いについての個人的メモJPEG vs RAWの考察が読みごたえあります。
デジタル現像ってなんだろう独自の切り口が新鮮です。