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死者も蘇らせるGoogleの「ロボットのクラウド性格カスタマイズ」特許

グーグルは、ロボットの性格をユーザーが自由に組み替えられ、クラウドにアップできる特許を取得した。生前の親族や著名人など、実際の人間の個性をロボットに載せることも考えられている。

 
 
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TEXT BY KATIE COLLINS
TRANSLATION BY RYO OGATA, HIROKO GOHARA/GALILEO

WIRED NEWS(UK)

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image from Shutterstock

従順でお世辞のうまいロボットと、おしゃべりで少しばかり図々しいロボット。あなたは、どちらが好みだろうか。グーグルが3月31日付けで取得した米国特許によると、どちらの性格でも好みに合わせて購入できそうだ。

それだけではない。ロボットのさまざまな性格を、クラウドからダウンロードできるようになるかもしれない。あるいは自分で決めずとも、自動的にふさわしい性格のロボットが提供される可能性もある。あなたの人となりを学習し、その情報に基づいて、あなたに合わせた性格を構成するのだ。さらには、音声と顔の認識機能を使い、人間に合わせたやり取りができるようになる可能性だってある。

特許明細書には、次のように書かれている。

「ロボットの性格は、ベースとなる性格構造(デフォルトのペルソナ)の範囲内で、一時的な状態や気分を実現できるよう変更できてもよい。たとえば、幸せ、恐れ、驚き、困惑(例えばウッディ・アレンのロボット)、内省、嘲笑(1960〜80年代に活躍したコメディアン、ロドニー・デンジャーフィールドのロボット)といったものだ」

現実世界の人間(特許明細には、亡くなった愛する人や有名人が挙げられている)の性格をロボットにプログラミングし、事実上、死後もその人をロボットのかたちで生き続けさせられるかもしれないのだ。

 
 
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