プレスリリース
株式会社スイッチサイエンス
2014年11月21日
菓子ケースに収まるインテル® Edison用拡張基板
Maker Faire Tokyo 2014にて発表
株式会社スイッチサイエンス(以下スイッチサイエンス、本社:東京都新宿区、代表取締役:金本茂)は、インテル® Edison モジュールを手軽に利用することのできる、「スイッチサイエンス版Eaglet」を開発しました。2014年11月23日、24日に東京ビッグサイトで開催される、Maker Faire Tokyo 2014(以下MFT2014)で発表します。
「スイッチサイエンス版Eaglet」は、インテル株式会社とのコラボレーションを通じ、インテル株式会社がハッカソンなどで提供していたEagletを基に開発いたしました。Eagletの特徴である、菓子ケースがLinuxコンピュータになるという点を踏襲し、リチウムイオンバッテリ充電回路の変更や、使用できるI/O(入出力端子)の数を増やすという変更を加えました。
製品の特徴
- 市販の菓子ケースに収まるサイズ
- インテル® Edisonが備える1.8Vの入出力電圧を、一般的な3.3Vに変換
- I²C-Busには、電子工作初心者に優しいGroveコネクタを採用
- リチウムイオンバッテリ充電回路を搭載
- リチウムイオンバッテリを使用せず、USBからの給電でも利用可能
スイッチサイエンス版Eagletを使用することで、菓子ケースに収まる、リチウムイオンバッテリでも稼働する小型のLinuxコンピューターを手にすることができます。
インテル® Edisonモジュールは、狭いピンピッチから、他モジュールの接続が困難です。また、入出力電圧も一般に用いられない1.8Vを採用しており、初心者には扱いづらいものでした。当製品はその点を改善すべく、試作が容易なGroveコネクタを採用した他、一般的な電子部品に採用されている3.3Vの入出力電圧を扱えるように開発しました。
スイッチサイエンス版Eagletは、市販されるインテル® Edison用拡張基板として、国内初となる予定です(※当社調べ)。スイッチサイエンスは、様々なスタイルでインテル® Edisonを使った電子工作を楽しんでいただけるよう、様々なインテル® Edison用拡張基板も開発していきます。
提供方法について
MFT2014のインテルブース(ブース番号2-1)にて開催される、インテル ワークショップで使用される「インテル® Edison 開発ボード エントリーキット」に、スイッチサイエンス版Eagletを供給します。
また、Eagletでインテル® Edisonをより多くの方に手軽に使っていただけるよう、MFT2014のスイッチサイエンスブース(ブース番号1-6)にて、限定販売をします。販売形態は基板のみで、インテル® Edisonモジュールは同梱されておりません。
インテル® Edison モジュールについて
「インテル® Edison モジュール」は、切手よりもひとまわり大きいサイズのモジュール型コンピュータです。この中に、x86アーキテクチャのCPU、メモリ、フラッシュメモリ、無線LAN、Bluetooth、USBコントローラ、SDカードコントローラが詰め込まれています。高密度コネクタから配線を引き出し、外部にセンサや表示装置を接続するだけで、インターネットに繋がったハードウェアを構築する事ができます。
Groveについて
中国のSeeed Technology Limited.が開発・販売を行っている、専用コネクタが特徴のモジュール製品群です。モジュール同士を専用コネクタを介し、ケーブルで繋ぐことによって、一切のはんだづけが必要なくなります。そのため、試作が容易で、電子工作初心者でも簡単にセンサーや表示器などを扱うことが可能です。
商標など
Intel、インテル、Intel ロゴ、インテル Atom、Quark は、米国およびその他の国におけるインテル コーポレーションの商標です。
I²C-Bus は、NXP Semiconductors の商標です。
当社について
スイッチサイエンスは、電子工作のための素材を、設計、製造、輸入、販売する事業を行っています。近年は多くの電子部品が小型化され、専門家以外には使いづらくなっています。こういった電子部品を数センチメートル角の基板に搭載したモジュールの形で提供する事で、非専門家による研究、教育、ホビー、アートにおいて、最新の電子部品を利用する事を可能にしています。
お問い合わせ先
- 一般のお客様
- お問い合わせ先メールアドレス sales@switch-science.com までお願いいたします。
- 販売店のお客様
- 株式会社スイッチサイエンス 営業担当 上坂(コウサカ)までお願いいたします。
Tel:03-6265-3615, E-mail:sales@switch-science.com
- 報道関係の方
- 株式会社スイッチサイエンス 広報担当 牧井(マキイ)までお願いいたします。
Tel:03-6803-2425, E-mail:marketing@switch-science.com