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ラノベを書かないのに、私が「なろう」でやっていけてる理由と活動休止のお知らせ 作者:山根萌花

【1・私がラノベを書かない理由】

(はじめに)
この作品を読みにきて下さって、本当にありがとうございます。

この作品を読む前に、「山根萌花」のボタンを押して、「自己紹介」の欄をお読みになって下さい。
この小説売り上げ不況が続くなか、現在、ライトノベルが大流行で、月に100冊以上刊行され、作家デビューの近道なら、ラノベに限ることを、当然、私は知っています。


が、それでも、私は、ラノベを書きません。


それは「書けない」からではありません。




私は、一応、これでも、筆歴はそこそこあります。
しかも、思いついた時に時々書くのではなく、少しでも時間を見つけて、毎日、毎日、ガッツリと小説を書き続けてきました。


小説を書き始めて、2、3年で、賞に応募した作品が目に留まり、主催者から連絡を頂いたこともあります(その後、どんな悲惨な目に遇ったかは、ここでは触れませんが)。


尊敬する、某大御所作家さんに、

「貴方の作品を引用しましたが構いませんか?」

と、原稿を送り、

「非常に良いテーマを扱っているので頑張って下さい」

と、激励の言葉と共に、小説のアプローチの指導をして頂いたこともあります(その小説は、大切に、大切に温めて書いているため、書き始めてから4年半が経過しますが、まだ完成していません)。


また、評論家に、

「文章がこなれていて、誰にも読みやすい」

と、お褒めの言葉を頂いたこともありました。


自己流で書いている訳ではなく、私はきちんと高いお金を払って、プロの方に、指導してもらっています。




多分、筆歴は、飛び飛びで、10年か、11年になるのですが、前の6、7年は、あまりにも多すぎて、書いた小説の数は、正確には、把握していませんが、ここ4年半の間で書いた小説の数は50作前後になります。


しかも、私の場合、長編が多いので、原稿用紙に直すと、かなりの量を書いていることになります。


現在、「なろう」に投稿している作品は、そのなかの、本当にごくわずかのほんの一握りです(いろんなジャンルのなかから、「なろう」用にと、なるべく若い人向けの小説を選んで投稿しています)。




これまでも、いろんなジャンルの小説を書いてきたし、まだまだ、私には、書きたいテーマがあります。


そうです、書きたいテーマが多すぎて、ラノベが「書けない」のではなく、ごく単純に「興味がない」のです。




私は、ラノベを書かないので、「なろう」での評価は、はっきりいって低い方です。
ラノベの作品には、ブックマーク登録や評価がバンバン入っていますが、ラノベを書かない私の作品には、(見てもらえばすぐにわかりますが)ブックマーク登録や、特に評価が、殆んど入っていません。


けれど、私は、それほど酷い作品を書いている訳ではないと思っています。
その理由は、ただ単にポイントが入っていないだけで、何か月も前に連載終了した小説も含め、投稿した全作品に、毎日、毎日、きちんとアクセスがきているからです。


また、極々一部ですが、非常に熱心に応援して下さる固定ファンの方がいます。


そんなふうに、こんな畑違いの私でも、「なろう」で、なんとかやっていけてるのは、「毎日一日も欠かさずに、同じ時間に投稿する」という努力を欠かしていないからではないかと思います。


これは、一見、簡単に聞こえますが、実際には、かなり厳しいことです。


というのも、私は「なろう」に投稿しながら、それと同時に、公募するための小説も書いているからです。


一日に、ふたつの小説を書くのは、他人にはわからないでしょうが、相当な努力を要することです。




また、私が「なろう」に投稿を始めたのが、今年の5月1日でした。
2か月ちょっと活動したと思いますが、

「ラノベの作品には、バンバン、評価が入っているのに、どれだけアクセスがきていても、ブックマーク登録が入っていても、私の作品には、評価が全然、入らない」

と、活動報告欄で、ぽつりと呟いたことがありましたが、その際に、(私の小説なんかひとつも読んでいないくせに)多くの人から嫌がらせを受けたため、一度、「なろう」を退会しています。


そして、もっと、大手サイトに移ったのですが、そこのサイトは「なろう」よりも、更に、ラノベで埋め尽くされていたので、ひと月もしない内に、再度、こちらに戻ってきて、活動するようになりました。


他のサイトに移っていた期間も含め、私は、今日まで、5か月半、(体調不良でどうしても投稿できなかった一日を除き)、ただの一度も休むことなく、毎日、毎日、ただひたすら黙々と投稿し続けてきました。




私は、ラノベには興味がないので、ラノベ作家になるつもりはありません。
書こうと思えば書けないことはないので、書くことも可能ですが、ラノベ作家になる気持ちのない私は、興味のない作品を書くよりは、自分の興味のある作品を書いている方が楽しいです。


そんな私が、それでも頑張って、毎日、「なろう」に投稿し続けているのは、ひとりで、家でただ黙々と公募に応募するための小説を書いていては、孤独感を抱いてしまうけれど、少なくとも、「なろう」に投稿していると、アクセス数などがわかるため、どういう作品が好まれるか、その傾向がわかるからです。




ラノベを書かないため、評価がなかなか入らない畑違いの私ですが、それでも、たまに、「セカンド」の方で、ランキング上位に入ったりすることがあります。


その理由は、恐らくですが、気軽に読めるラブコメからマニアックな作品まで、色んなジャンルの小説を投稿していることと、先ほどもいいましたが、私が、「毎日一日も欠かさずに、同じ時間に投稿をし続ける」という努力を怠っていないためだと思います。


次回、いつ投稿するのか、まったくわからない人よりは、毎日、欠かさずきちんと投稿し続けている人間の方が、読み手にとって、安心感を与え、固定ファンがつきやすいのではないでしょうか?(まあ、これは、あくまで、勝手な憶測ですが)


そのため、繰り返しになりますが、「なろう」では、まったく畑違いの私ですが、投稿した全作品に、一日も欠かさずに、毎日、アクセスがきちんときています。


これは、大変、ありがたいことだと思っています。




私と同じように、ラノベを書かない人は、なかなか評価が入らないジレンマを抱えている人も、きっと、大勢いると思います。


私も、ブックマーク登録はたくさん入っていても、評価がまったく入らない作品があって、時々、メチャクチャ、へこんだりします。


(ああ、ラノベを書けば、評価を入れてくれる人もなかにはいるんだろうなあ……)

と、思ったりもします。




しかし、今、流行りだからといって、これからも、私には、ラノベを書くつもりは、まったく、ありません。


それでも、まあ、私にとって、「なろう」は「なろう」で、ひとつの目安にはなるので大切にしたい場です。
だから、これからも、頑張って続けていこうと思っています。


ですから、どうか、これからも、私にラノベは期待しないで下さい。


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