マイクロソフトが Windows 10 の初期プレビュー版 Windows Technical Preview をリリースしました。昨日のWindows 10プレビューイベントで公開された、デスクトップ向けの新機能を試してマイクロソフトにフィードバックを送信できます。
テクニカルプレビュー(TP)は未完成の新機能をいち早くテストして、文句や提案で今後の開発に役立てるためのごく初期のバージョン。PCに詳しくOSの再インストールや復元、トラブルシューティングが苦にならないユーザーを対象としており、動かなくても困らないサブPCへのインストールが前提です。Windows 10 製品版はまだ完成していないため、いわゆる一般消費者向けの購入前お試し版ではありません。
システム要件は、原則的には Windows 8.1 が動くPCならばインストール可能。大まかな目安では1GHz CPU、RAMは32bit版で1GB、64bit版で2GB。主ストレージ(HDD)は16GB、DX9グラフィック(WDDMドライバ対応)など。またマイクロソフトアカウントとネット接続も必要です。
Windows Technical Preview の提供言語は今のところ英語、中国語(簡体字)、ポルトガル語(ブラジル)。日本語は含まれていません。
TPの使用期限は2015年4月15日まで。
今回のテクニカルプレビューはWindows 10のうち、昨日のイベントで披露されたデスクトップ向け・マウスとキーボード操作向けの新機能が含まれています。タッチ操作にも対応するものの、あくまで一応レベルです。タッチ操作向けの新機能については、マイクロソフトは来年早期のイベントで一般コンシューマー向け新機能とともに公表する予定。
マイクロソフトは今回のプレビューから、積極的に新Windowsの開発過程に関わりたいユーザーを対象とした Windows Insider Program も開始しました。TPは誰でもインストールでき自動更新もありますが、インサイダープログラムに参加すればもっと頻繁に新ビルドへのアップデートを受け取ることができ、またフィードバック送信用の新アプリ「Windows Feedback」も利用できます。