虹の
こどもたちが
虹の神さまの
そばで
出番を
まっています。
いつか
空に
放たれる
日を
ウキウキ
ワクワクと
胸を
おどらせながら。
虹の神さまから
プレゼントされた
ことばを
たいせつに
たいせつに
胸のなかに
いだきながら。
いよいよ
空へ
放たれたとき
虹の
こどもたちは
うれしくて
うれしくて
歓声を
あげるのです。
でも
あまりにも
かるく、
透きとおった
声なので
天へ
昇っていって
しまうのです。
みんなに
楽しんで
もらえるように
みんなに
喜んで
もらえるように
透明な
キャンディーの
ような色で
虹の神さまの
ことばを
空へ
ひろげるのです。
美しく
やさしく、
とても
あたたかい
ことばを
空へ
ひろげるのです。
〝 愛 〟
という
言葉
だけを。