韓国検察 パク大統領の知人と２人の側近 ３人を起訴へ11月20日 4時52分

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韓国のパク・クネ（朴槿恵）大統領の長年の知人、チェ・スンシル（崔順実）容疑者らが逮捕された一連の事件をめぐって、検察は２０日、チェ容疑者と大統領の側近２人の合わせて３人を同時に起訴し、捜査の中間結果を発表することにしており、この中でパク大統領の関与について、どのように言及されるのかが焦点となっています。

韓国のパク・クネ大統領の４０年来の知人で女性実業家のチェ・スンシル容疑者や、大統領の側近らが逮捕された一連の事件で、検察は２０日午前、チェ容疑者に加えて、大統領府の前の首席秘書官、アン・ジョンボム（安鍾範）容疑者と、前の秘書官のチョン・ホソン容疑者の、合わせて３人を同時に起訴するとともに、捜査の中間結果を発表することにしています。

チェ容疑者とアン容疑者は共謀して企業に圧力をかけ、チェ容疑者が関係する２つの財団に資金を拠出させた疑いなどが、チョン容疑者は公務上の秘密をチェ容疑者に漏えいした疑いがそれぞれ持たれており、検察は「大統領が疑惑の中心にいる」として、３人を起訴する前に、大統領に対する任意の事情聴取を行いたい考えでした。

しかし、大統領側は準備に時間が必要だとして速やかな聴取を拒否し、現職大統領への初めての聴取が実現していない中、３人の起訴状や検察の発表で、パク大統領の関与についてどのように言及されるのかが焦点となっています。

韓国の大統領は、憲法上、内乱罪などを除いて在任中に刑事訴追されることはありませんが、パク大統領が一連の事件に関与していたとされれば政治的に極めて大きな打撃で、退陣を求める圧力が一段と高まるのは避けられない情勢です。