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体を低くして地球と同じ高さになる

Eye-Fiカードが使えなくなってしまったので「eyefi Mobi」に切り替えてみました

カメラ/写真 モバイル/ガジェット

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2016年9月16日を持って無線LAN内蔵SDカードの先駆けであった、Eye-Fiカード旧製品(X2シリーズ以前)のサービスが終了となりました(アイファイジャパンの解散、国内でのEyefiライセンスの他社引き継ぎなどについては、記事後半で触れます)。
旧製品のサービス終了について | Eyefi Japan

旧製品用のサーバーが閉鎖されたことで、PCアプリのEye-Fi Centerをインストールしていたとしても以後は写真の無線転送は使用不可となってしまいました
以下のアプリでパソコンに転送するのみの機能(ダイレクトモード?)を設定することは可能なようですが、私の環境ではまだ試しておりません。
Download Eye-Fi X2 Utility – X2 Migration

愛用してたX2カードもただのSDカードに…

私も古い「Connect X2」「Pro X2」カードを長年使用しておりました。最近はデジカメ本体にWi-Fiが内蔵されていることは当たり前ですが、撮った側からPCへ写真を自動転送してくれるEye-Fiの使い勝手の良さはそれとは別物。
特に自宅での食卓写真やブログ用の製品写真、ブツ撮りなどでは、他に変わるもののない製品として大いに活躍してくれました。

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サービス終了のアナウンスは以前より把握はしていたのですが「ギリギリまで使ってやる…」と思っていたら、今月半ばから突然PCに写真が送られて来なくなってしまい「いよいよ終わってしまったのね…」と。
それからは手動でSDカードを差し替えながら、作業しておりましたがやっぱりEye-Fiの快適さは捨てがたいものがあります。

「eyefi mobiカード」を使えばいいのかな?

となると、やはり後継製品である「eyefi mobiカード」を使うことになるのでしょうか…。調べてみるとeyefi mobiは「eyefi mobi PRO」と「eyefi mobi」の2種類。

自宅のWi-Fiを利用した転送に対応しているのは「eyefi mobi PRO」の方。「eyefi mobi」はスマホやPCにダイレクトに写真を送るのみの機能しかありません。その他に、クラウドサービスの「Eyefiクラウド」の利用などもあるのですが、私は使わないので割愛します。
Eyefi (アイファイ)カード比較表 - MobiとPro X2カード | Eyefi Japan

ただし、アイファイジャパンが解散済ということもあり(後述)、恐らくeyefi mobiカードは市場に残る在庫(又は並行品)を頼ることになりそうです。価格の方もPROなどはプレミア(?)が付いてしまっているのか、かなり不安定な様子。
ちょっと悩んでいたのですが「そういえばeyefi mobiって昔買ったことあったな」と思い出しました。まだ旧パッケージで表記も「Eye-Fi mobi」だった頃のもの。

当時はX2カードとiPhone相手に使い分けることが面倒だったりして、Wi-FiのないオリンパスTG-850などでたまに使っていましたが、TG-850を手放した後は完全に出番がなくなっていました。
現行のeyefi mobiカードとはパッケージも違うので、別世代のカードかと思っていましたが、どうやら性能・機能は同様のものだそうです。
Eyefi(アイファイ)カード - 新しいEyefiブランドについて | Eyefi Japan

eyefi mobiカードからPCダイレクト転送の設定をしてみる

私がeyefi mobiカードを買った当時は、まだスマホ用のアプリしか存在せず、PCとのダイレクト接続機能やPC用アプリはありませんでいた。ということで、公式サイトから「Eyefi Mobiデスクトップアプリ」をDL。私の場合はMac OS X用になります。
Eyefi(アイファイ)カード - 無料アプリ・ソフトのダウンロード | Eyefi Japan

アプリをインストールすると、eyefi mobiカードのアクティベート画面になります。購入時に付いてきたアクティベーションコードを入力。なくさずに取っておいて良かった!(笑)

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コードを入力するとeyefi mobiカードを入れたカメラで写真を撮ることを促されます。自宅用カメラのK-S1にカードを差してパシャリ。

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PCがカメラに挿入されたeyefi mobiカードを接続した後、撮った写真が無事転送されたら設定は完了です。

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その他、転送する写真や動画のフォルダを指定したり、Eyefiクラウドの設定なども行えますが、この辺はご自由に。私はEyefiクラウドは必要ないので以上です。

eyefi mobiカードで写真を撮ると…

さて、eyefi mobiカードが入ったK-S1で写真を撮ると、eyefi mobiカードのWi-Fiがオンになりアクセスポイントとなります。
自動的にPC側のWi-Fiが自宅の無線LANからeyefi mobiに切り替わり(アドホックモードになってるのでしょうかね)、画像の転送がスタート。当然この間はPCとカメラが直接繋がっているのでインターネット接続は行えません。

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転送が終了するとeyefi mobiのWi-Fiが切れるので、アクセスポイントは元の自宅回線に戻ります。基本的に写真を撮った直後にPC操作をすることは少ないので、一時的にネット回線が切れてしまうことについてはさほど影響なさそうです。

東芝とRICに引き継がれた(?)Eyefiの今後など…

さて、Eyefi Mobiカードの入手は現在もAmazonなどで可能ですが、実はEyefiを国内販売していたアイファイジャパンは既に解散となっています。
Eyefiのライセンスは東芝が引き継いだことで(EyefiクラウドはRicoh Innovations Corporationが取得)、後々同社の無線LANカード「FlashAir」にEyefi機能が追加されるとのこと。詳しいことは私自身よく分かっていませんので、以下の記事などでご確認ください。

FlashAirへの機能追加というのも新製品として対応するものなのか、現行の第3世代(W-03)や第2世代(W-02)のファームアップで対応できるものなのまだ分かりません。私もW-02のFlashAirを2枚程使っていますが、さすがに旧製品への対応はありませんかね?(笑)