牛900頭孤立…町長、涙ながらに「助けて」
北海道南富良野町では、公共串内牧場につながる道道が損壊し、牛約900頭が孤立状態になっている。
町によると、牧場(約500ヘクタール)は地面も雨で削られたり、崩落したりして、分断された状態という。
町によると、牧場内は柵で区切った約80の牧区に分けられており、一つの牧区の牛が食べる草は2週間程度でなくなる。池部彰町長は、3日に視察に訪れた石井国土交通相に、「牛を助けるため、力をいただきたい」と涙ながらに訴えた。石井氏は取材に「道と連携して取り組んでいきたい」と述べた。
町は、近くを通る道東道に牛を移動させ、トラックで救出する計画を東日本高速道路などと検討している。