んあ!
ブルーアイズ高卒ドラゴン (@tiojobtzp) | Twitter ちゃんです。
めっちゃあちぃ。木綿豆腐になりたい。
「冷房ガー 省エネガー 電気代ガー エアコンガーガー」
と、なんか最近言われてるのみたんですけど
大学でエネルギーシミュレーションとか何か解析とか、そういう研究をしておりましたので、最近話題になってる冷房についてちょっと書きます。でも、専門家に突っ込まれるかもしれません。鵜呑みにはしないでね。
結論的に
・冷房が付けっぱなしの時の方が消費電力が少ないってのはその建物とエアコンの性能による、けどわりと新しい住宅やオフィスで日中そこにいるなら、日中はつけっぱなしでよいと思う。夜間に家に帰るだけ、とかなら電気代は高い!つけっぱはダメ!あと、冷房かける前に部屋を換気しておくとエモみがチョケる(省エネになります)
って感じです
そもそもエアコンって消費電力高いんちゃうの?
これ、いつごろからついた認識なんでしょうかね。
オカンも未だに「冷房高いからアカン!!」って言うんですけど、
「いや僕はエネルギーの研究してたから詳しいねん!!」っつってもエアコンはなかなかつけてくれません。
んでまぁ
簡単にいってしまえば、「冷房より暖房のほうが電気代は高い」です。
エアコンってのは、外部の取り入れた空気を、凝縮と圧縮の熱を利用して室内を冷やしています。詳しい説明はちょっと専門的になるので省きますが一応仕組みはこんな感じです。
↓
ちょっと見てもよくわかんないですよね。
これは一般的な家庭で使われる個別ユニット方式ってやつです。
簡単に言うと、外気温の熱を取り入れて、圧縮したり凝縮したりすると、温度が下がるんです。
でかいオフィスとかは、中央方式っつって地下みたいなところでまとめて空調を制御してる方式が多いです。こっちのほうがまとめて制御する分省エネです。
冷房エアコンは、簡単に言うと外気の熱を取り入れて、下げて吐き出すわけです。
では、暖房と冷房で考えて見ましょう
・暖房
外 2℃ → 室内 23℃
→暖房には温度差21℃を賄うだけのエネルギーが必要
・冷房
外 34℃(今日暑いよね) → 室内 23℃(やっぱこんくらいだよね)
→冷房には温度差11℃を賄うだけのエネルギーが必要
見たらわかると思うんですけど、暖房は21℃分のエネルギーが必要なのに対して冷房は11℃のエネルギーでいいんです。冷房、大した事ないでしょ。
冷房最高や!!!寒さは毛布でなんとかなるけど、熱中症は死ぬからガンガンつけちゃおう。
めっちゃ、いろいろあるんですけど話すと本一冊になってしまうので本当にざっくりです。
エアコンの性能と、暑さが室内に侵入する理由
あと、エアコンの感じについてもうちょい言えば
①外気の熱を取り入れる
②いい感じにアレして冷やす
③室内の温度を下げる
という点で、室内の温度も重要な要素となります。
室内から熱がすぐ逃げちゃったら、暑くなるからガンガン冷房が頑張らなきゃいけないわけです。だから、室内から熱を逃げないようにするこれも重要です。
熱の移動プロセスは、3つあります。
・手でやかんに触るとあっつい!→高温から低温に温度は移動する(熱伝導)
・扇風機がすずしい~→風が熱を奪い去る→(熱対流)
・ストーブの周りってあつい!→電磁波で熱が移動→(熱放射)
あと、日射とか、パソコンとかの熱とか、人の熱とか、そういうのもあります。
この中でも、バカにならないのが日射によるガラスからの熱の伝導です。
これはでかい。ガラスの種類によっていくら日射熱負荷をカットできるかという事は普通のガラスとlow-eガラスと呼ばれる特殊なガラスでは7割くらい日射熱のカットの差と熱伝導による損失の差が出ます。
社内めっちゃ暑いけど、ブラインドみたいなやつつけたら結構マシじゃないですか?
そんな感じ。ガラスはマジででかい。直射日光が当たらないようにブラインドは下げよう!なんなら雨戸も閉めちゃおう。
ガラスの種類がいいやつなら無視しようね。でも、計画学的に言えば日光は重要な要素だし、逆に照明のエネルギーもあるから、そこはいい感じにね。
ここらへんは正直、建物の構造とエアコンの方式がわかんないと上手いこといえないけど。
あと、ドラマとかでなんかお偉いさんがどかん!と窓際に座ってるじゃないですか。
こんな感じの場所
あの窓際の席は「ペリメーターゾーン」っつって、窓から熱が入るわ、熱が逃げるわ日光あっついわで一年間で一番暑いし寒い的な最悪な場所です。
身体を張ってペリメーターゾーンを利用してくれる上司に感謝しましょう。
あとは、建物の壁の構造にもよります。断熱材とか使ってるいいやつだったら壁から熱が逃げにくいので、室内温度は下がりにくいです。ちょっと古い家だと、熱が逃げやすいので冷房のエネルギーも当然カチ上がります。
日射ほど大きくは無いけど、夜間には重要な要素ですね。
夜間のほうが外気温低いから冷房のエネルギーは下がるし、日射負荷もないからつけるなら夜間がお勧め!です。
あと、契約プランによっては夜間電力安いしね。日中家にいないならつける必要なし!!!!
エアコンの性能について
エアコンエアコンエアコン。
エアコンの最近の進化ってのはなかなかバカにならないです。5年前とかと比べたらかなり違うよ!
消費電力に直結するのがCOPと呼ばれるどれだけ省エネ頑張れるか指数があります。
(消費電力1 kWあたりの冷却・加熱能力を表した値)
大体の式ですが
冷房能力÷COP=消費エネルギーです。
COPが大きい程いいエアコンです。けど、そもそもこのCOPがついてる事自体がいいエアコンの証拠で、一般家庭用だと乗ってないかも。
古いエアコンならつけっぱはやめましょう!!!
あと、重要なことがもうひとつ。
ずーっと家にいなかったり、オフィスにいなかったりして戻ると外よりあっついですよね?この状態で冷房をかければその温度を戻すまでの冷房立ち上げ負荷がかなりかかります。
例
室温 43℃ → 冷房 23℃
温度差20℃!!!!!!
なので、大体の人がやってると思いますが10分ほど換気して外気温に近づけてから冷房しましょう。でかいオフィスの場合は空調室みたいなとこで一斉管理なので冷房かける部屋を全部事前に換気しておくとかなりGOODなんじゃないかと思います。
まとめ的なもの
・一日中つけっぱは全てに適用できない
・夜帰るだけなら夜だけ冷房しよう
・日射を舐めない。ブラインド、雨戸しっかりと。
・いいエアコンは、いい。(省エネ)
・古い家は熱が逃げにくいからつけっぱだと高くなるかも。
・上司はペリメーターゾーンに座らせよう
本当に最近暑いし、電気代もバカにならないので賢く省エネしましょうね。
専門家ではないのでもっと厳密に言えば違う、ざっくりとしたところもあるのでこれだ!!と思い込まないでください。あとお母さんに説得しても多分エアコンはつけさせて貰えないから諦めてマクドナルドさんでポケモンしよう。
はい、以上でーす。パピコ食べようぜパピコ。半分こな。上半分だけあげるよ。
では!!!!!パピコ買ってきます!!!!!ヒャッホィィ!!
PS.建築系でもネタ記事でもPRでも何でもやるんで、誰か仕事ください