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ポジ熊の人生記

好きなことを、見てもらえる情報にして発信する、そんなブログを目指しています。

停職中の公務員はカニ食べ放題SNS公開で懲戒免職になる

SNS SNS-Facebook

mainichi.jp

 

あちゃー

 

事のあらまし

  • 昨年11月、勤務時間外に名古屋市で接客の仕事に従事し、300万円程度の報酬を得た→停職6カ月
  • 直後、自身のフェイスブックに旅行先で食べたカニの写真や「ママ友と海鮮ざんまい」とのコメントを投稿
  • 住民から町に「停職中なのに不謹慎」との批判が寄せらる
  • 上司が注意
  • 今年3月、旅行先の奈良県で食事した時の様子をフェイスブックに投稿「食べ過ぎて撃沈。動けない。誰か助けて」とコメント

 

(営利企業等の従事制限)

第三十八条  職員は、任命権者の許可を受けなければ、営利を目的とする私企業を営むことを目的とする会社その他の団体の役員その他人事委員会規則(人事委員会を置かない地方公共団体においては、地方公共団体の規則)で定める地位を兼ね、若しくは自ら営利を目的とする私企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。

地方公務員法

 

要するに公務員は許可なく副業に従事しちゃ駄目よってこと。これは国家公務員も地方公務員も一緒。多かれ少なかれ公務員だって隠れて副業しているのだろうけど、この人は年間300万円にもなる接客業に従事していたわけでしょ。スナックの接客でもやってたのかもしれないけど、裏方で誰にも知られずにやれる仕事ではないから、遅かれ早かれ露見しただろうね。

 

それにしても300万か。そうとう羽振りよくなっていたんじゃないかな。地方公務員の給与は地域差こそあれ、民間の賃金と比べると高い水準にあるからな。それに加えて副業収入だからね。事情はあったのかもしれないけど、町民はこういうところも腹が立つんじゃない?

 

問題はここからなんだけども。

 

カニ食べ放題!?

信用失墜行為 

  • 停職期間中に不適切な内容をフェイスブックに投稿
  • 地方公務員法(信用失墜行為の禁止)違反に当たる→懲戒免職
  • 総務部長「反省すべき停職期間中に町の信頼を損なう行為をした責任を重くとらえた。反省の様子もみられず妥当な処分」

 

(信用失墜行為の禁止)

第三十三条  職員は、その職の信用を傷つけ、又は職員の職全体の不名誉となるような行為をしてはならない。

地方公務員法

 

ご覧のとおり、信用失墜行為ってのは具体性がまるでない。つまりそれが「信用を損ねる行為だ」と判断された時点で、今回のような懲戒免職という一番重い処遇を受けることもありうる。

 

普通、公務員てのは立場が守られていて、簡単なことでは解雇されたりしないってのはご存知でしょ。だけどこの人は営利企業等の従事制限で首の皮一枚、停職6か月という重い処分を受けたにも関わらず羽振りのよい私生活をSNSにUPして市民に見つかっちゃった。これで完全に首が飛んだというわけだ。

 

停職6か月ってのは重たいみたいだね。仕事ができないだけじゃなくて、その間の給料は完全にストップ、しかも公務員としての身分は保ったままだから副業にも従事してはいけない。例えば年収500万円の公務員が停職6か月の処分を受けたとして、貯蓄のない生活をしていたのなら、自費で250万円をねん出しなければいけない。

 

馬鹿

振る舞いがひどすぎる。停職6か月で社会的信用を失い、色々なところにその話が広まっている中でSNSを利用し、私生活を自ら表に出してしまう。そりゃ町民感情を逆なでするのも無理はないよ。しかも処分直後にいちどやって、上司からお叱りを受けている。この時点ではまだ処分されていなかったのに、停職が解除されるあと1か月というところでまーたSNSでお食事風景を紹介するとか。馬鹿だろー。

 

Facebookでキラキラできるのは、しがらみのない人か表向きに清廉潔白な人だけ。こういうわけありの人が私生活を発信しても、ろくなことがない。自分の立場が危うくなっている時に、実名でSNSに情報発信すること自体が致命的だよ。良い薬になったか、もしくは懲りずにSNS絡みで失敗を繰り返すのか。この人次第だろうね。まぁ、役人には向かないと思うよ。深く考えずに真面目にやれる人が公務員には向いていると思う。

 

 

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