読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日常の生活の積み重ねが人生である

日々の生活の中で気付いたこと、感じたことを書いていきます。

やる気が出ないときにやる気を出す超簡単な方法【やる気スイッチ顔負け】

ライフハック

SPONSORED LINK


【ゆる告知】ブログの名前変えます。新ブログ名は「意識高い系ズボラ」です。プログ名の由来などはプロフィールに書きました。
大した変更ではないですが、引き続きよろしくお願いします!
 
本文ここから↓
 
やるべきことがあるのに、中々やる気が出ないことってありますよね。
 
5月だし。今はやる気満々の人も、これから来るかもしれませんね。無気力感の波が。
そんなときに備え、自分でモチベーションを上げるための方法を身につけておきたいものです。
 
かくいう僕も、ブログ書こうと思いながら中々手につかなかったところ、今日紹介する方法の存在を思い出して実践していたら、
「ああ、このテクニックのことを記事にすればいいじゃん」と思いついたのでした。
 
目次
 
 

やる気を出すには作業興奮を利用する

今日紹介する方法はあまりにもシンプルすぎるので苦情が出るかもしれません。
しかし、それゆえに誰でも実践できます。
 
それは、
 
「とりあえず始める」
 
です。
 
するとやる気が出てきます。高い確率で。
 
それのどこがテクニックなんだ?と思われるかもしれませんが、これは科学的にも実証されていることです。
 
この本に書かれています。

 

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? (新潮文庫)

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? (新潮文庫)

 

 

東大の薬学部の教授(当時は准教授)で、脳に関する著書を多数出されている池谷裕二先生の本です。
そこら辺の胡散臭い研究者と違って、権威ある科学雑誌にコンスタントに論文を発表されている著名な先生です。
 
で、上で書いたことの仕組みをザックリ説明すると、作業を始めると脳の側坐核という人のやる気を司っている部位が活性化するため、作業をする意欲が湧いてくるのです。
 
これを作業興奮といいます。
 
みなさんも過去に経験があるのではないでしょうか?
例えば、作文の宿題が出ていたけど全然やる気がなくて全然手をつけようと思わない。
しかし、億劫ながらもいざ始めてみると気分が乗ってきてドンドン書き進められる、ということが。
 
だから、やる気がないときでも「とりあえず始めること」が重要なんです。
 
 

作業興奮を最大限に活用するために知っておくべきこと

 

基本編

この作業興奮の存在を知っているだけで、自分のモチベーションをうまくコントロールして、仕事を進められるようになります。
 
例えば、もし作業興奮を知らなければ、
 
「ああ、やる気ねえなあ。」
   ↓
「こんな状態で始めても効率が悪い。気分転換にマンガでも読もう」
   ↓
   ↓
   ↓
   ↓
   ↓
「……ん、もうこんな時間か。今日はもう遅い。明日から本気出すか。」
   ↓
翌日、「ああ、やる気ねえなあ。」「こんな状態で…(以下、同)」
 
となり、気がついたら人生が終わっています。
 
 
しかし、作業興奮のことを知っていれば、
 
「ああ、やる気ねえなあ。」
   ↓
「こんな状態で始めても効率が悪い気がするなあ。あ、でも確か、やり始めたらだんだんやる気出てくるんだっけ?作業興奮とかいったかな。」
   ↓
「とりあえず、やってみるか。」
   ↓
「……お、これは……すごい………た、た、た、たぎってキター!!」
   ↓
   ↓
   ↓
「……ん、まだこんな時間か。もう終わったしまった。今からハワイでも行くか。」
 
となり、気がついたら人生が充実しています。
 
 

これが超大事

作業興奮を活用する上でとても大事なことが1つあります。
 
それは作業興奮の存在を忘れないことです。
 
なんだそんなこと、と思われるかもしれませんが、結構忘れます。
僕も、今日思い出すまで忘れてました。
 
忘れていると、「とりあえず始めよう」という発想が出てこないので、「明日から本気出すループ」にはまってしまいます。
 
だから、忘れないためにも徹底的に頭に叩き込むか、「作業興奮」という文字が生活の中で目に入るような工夫を施しましょう。
紙に書いて壁に貼るとか。スマホの待ち受けを「作業興奮」にするとか。
 
 
作業興奮のおかげで、僕も無事この記事を書き終えることができました。
 
みなさんも作業興奮を上手に使って、やるべきタスクはさっさと終わらせちゃいましょう。
 

 

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? (新潮文庫)

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? (新潮文庫)

 

 さっき紹介したこの本は、やる気の話だけでなく、脳についての生活に役立つ知識や知的好奇心をガンガン刺激してくる話が書かれています。文体も口語体で、とても読みやすい。

 
池谷先生のように、研究の第一線で活躍しながらも、その成果を一般の人にもわかるように説明してくれる科学者がもっと増えればいいなあと思います。
 
役に立つ研究成果も研究者界隈で知られてるだけじゃ意味なくて、色んな人に使ってもらえるようにしないといけないよね、と思う今日この頃でした。