みなさん今日は。
今年のGWは飛び石連休なので、今日はお仕事という方も多いのではないでしょうか。
暦どおりであれば明日から3連休です。
1日だけでも、ゆっくり読書の日を設けてみてはいかがでしょう。
もし、このブログの中の本が少しでも参考にしていただけるなら嬉しいです。
それでは、前回の続きをどうぞ。
おすすめの本29冊「下」
ミステリ
16.犬はどこだ
犬はどこだ 創元推理文庫 米澤穂信
米澤穂信さんの本、おもしろいですよね。
今のミステリ界の中で、私イチオシの作家さんです。
この小説は、物語から受ける印象が、終盤になってぬるりと変化するのが特徴です。
「がらり」と変化するわけではなく、あくまでも「ぬるり」と変わるのが肝。
気になる方はぜひぜひ。
17.占星術殺人事件
占星術殺人事件 講談社文庫 島田荘司
日本のホームズとも言われる、御手洗潔がデビューした一冊です。
シリーズ最新刊が映画化されます。
公開は2016年6月4日とのことです。
みなさんは見に行きますか? 私は・・・・・・迷っています。
驚きのトリックが展開される、この一冊も見逃せませんよ!
18.折れた竜骨
折れた竜骨 創元推理文庫 米澤穂信
ミステリとファンタジーをうまく融合させた傑作です。
魔法がある世界での謎解きなんてできるの?
なんて思った方。
できちゃうんです。
便利な魔法と、その制約とのバランスがすばらしい。
さすが米澤さん。
19.理由あって冬に出る
理由あって冬に出る 創元推理文庫 似鳥鶏
ミステリにはワトソン役がつき物ですよね。
この小説、ワトソン役の名前は、「葉山くん」というのですが、この葉山くんが一風変わっています。
キャラが立っているわけでもなし、存在感がないわけでもなし。
誰の邪魔にもならないけど、それはそれでコミカルな味があるというか。
私の筆力では現せない「なにか」を彼は持っています。
20.グリーン家殺人事件
グリーン家殺人事件 創元推理文庫 ヴァン・ダイン 井上勇:訳
館モノの元祖、グリーン家殺人事件です。
今読むと、多少陳腐に感じてしまう部分があるのですが、それはそれ、これはこれ。
ミステリの土台がまだまだしっかりしていない時期に、この作品が業界に与えた影響は計り知れません。
ミステリ好きなら絶対に読んでおくべき作品の一つです。
21.緋色の囁き
緋色の囁き 講談社文庫 綾辻行人
単純に、「面白いミステリが読みたいなぁ」なんて気分のときってありますよね。
本屋に行って、見栄えの良い新刊のミステリを適当にパパッと手にとってみたりします。
でも、ちょっと待ってください。
もしあなたが、綾辻行人さんの作品を読んだことがないのなら、まずは綾辻作品を読んでみませんか?
そのくらい完成度の高い作品が多い作家さんです。
この緋色の囁きもその一つ。
ホラーテイストなエンタテイメント小説の、傑作なのです。
22.葉桜の頃に君を想うということ
葉桜の季節に君を想うということ 文春文庫 歌野晶午
ミステリ界では超有名な作品ですね。
特にミステリ好きでもないという方も、これは読んだほうがいいです。
楽しめますよぉぉぉぉぉ。
この小説については、本当に一生懸命以上の力でレビューを書いたので、そちらを是非読んでみてください。
ということで、ここでは多くを語るまい。
23.浜村渚の計算ノート
浜村渚の計算ノート 講談社文庫 青柳碧人
理系本にいれるか、ミステリジャンルに入れるか迷いました。
ミステリではありながら、数学の楽しさを教えてくれる本でもあります。
学生の頃、数学が苦手だったあなたにこそオススメしたい、そんな作品です。
『I HATE MATH!!』 な人でも、数学を少しだけ好きになってしまう可能性を秘めています。
おすすめ自己啓発本のコーナー
24.20代にしておきたい17のこと
20代にしておきたい17のこと だいわ文庫 本田健
本のタイトルにもあるように、20代にしておいたほうがいいアドバイスが詰まった本です。
20代前半の方、私を信じて、ぜひ読んでみてください。
内容すべてにはピンとこなくても、時期をおいて理解できることが、たーくさんあります。
幸せな人生をおくるためにも読んでおきたい一冊です。
25.金持ち父さん 貧乏父さん
金持ち父さん貧乏父さん(改訂版) 筑摩書房 ロバート・キヨサキ
いわずと知れた、お金についてのスーパーベストセラーです。
金持ちになるための考え方から実践的な方法までを体系的に説いてくれる一冊。
「なぜ、あなたは、やらないんだ!」
読みながら、そう言われているような気がする名著です。
26.ユダヤ人大富豪の教え
ユダヤ人大富豪の教え だいわ文庫 本田健
ただ単にお金を得るのではなく、お金を得てなおかつ幸せに暮らす事が大切と教えてくれる本です。
自己啓発本に興味がある方は、まずこの本を読んでいただきたいです。
この一冊が、あなたの羅針盤となって、きっと次の素敵な本との出会いを演出してくれることでしょう。
その他ジャンルの本
27.マンガの創り方
マンガの創り方 双葉社 山本おさむ
物語における、「面白さ」ってなんでしょう。
何をどのようにすれば、人が面白いと感じるストーリーを創ることができるのか。
これをテーマに、漫画家「山本おさむ」さんが書いた、物語の教科書的一冊です。
クリエイターの方は、一度読んでおいたほうがいいでしょう。
28.不動産投資1年目の教科書
不動産投資1年目の教科書 東洋経済新報社 玉川陽介
多数の自己啓発本などに、「不動産収入で生計をたてる」というアドバイスが書いてあります。
では実際にいくらくらいあれば、不動産が始められるのか。
また、なにから手をつけていけばいいのか。
そんな、不動産投資に興味を持ち始めの、まさに1年生に向けた本です。
29.ふがいない僕は空を見た
ふがいない僕は空を見た 新潮文庫 窪美澄
泣ける本のコーナーに入れようと思って、やっぱりなんか違うと思い直した一冊です。
純文学というジャンルは評価が非常に難しいです。
「よくわからない」というのが、その一番の理由になります。
ですがこの小説に関しては、わかりやすい純文学でした。
ただのエロ小説でないところを、ここに強調しておきます。
まとめ
みなさん、いかがでしたか?
一冊くらいは、みなさんの琴線に触れることができればいいのですが……。
どうでしょう。
振り返ってみると、「泣ける」ジャンルがかなり充実していました。
今月は、「笑える」ジャンルのコミカルな本も読んでいきたいと考えています。
みなさんにオススメできる作品を今後とも発掘して来ますね!
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