「仕事にするほどでもないけど人より得意なこと」って誰しもありますよね?
それが趣味でもスキルでも知識でもいいのですが
扱い方次第によってはお小遣いというか副収入に
できたりします。
今回はそんなような工夫を5つのステップに分け、実体験も踏まえながら教えていきます。
① ノートに書き出す
まず、自分が扱うものを見つける作業をします。
オススメはノートに書き出すことですね。
手を動かしながら文字を書いて視覚化していくことによって頭の中が整理されていきます。
書き出すこととしては
・時間を忘れて没頭できる趣味
・人よりもこだわりを持ってやること
・人よりもすこし得意なこと
・人よりもすこし知っていること
こんな感じのものを書き出していきます。
コツとしては「一般的に」で考えること。
たとえば
僕は「初心者ブログコンサル」をしているのですが、まだブログ歴でいうと4ヶ月ちょいなんです。ブロガーさんの中では浅いんですよね。しかし一般的に見るとブログにはすこし詳しいんです。周りの友達なんかはほとんどブログやってないですしね。
そのコミュニティーに属していると
「自分ってまだまだだなぁ」って思っちゃうのですが、コミュニティーの外の一般大衆のなかに出ると「すこし得意なこと・すこし詳しいこと」になるんです。この視点が大事。
ぼくが半年前に書いたメモ。
これは好きなこと・得意なことしか書き出していませんが、目線を下げてすこし好きなこと・得意なこと・詳しいことで考えれば、もっとたくさん書き出せます。
② SNSで発信する
①で発見した自分の得意なこと、趣味、好きなこと、知識などをSNSで発信していきます。
発信のしかたとしてはこの3つ。
1. 写真付き報告をする
2. 知識を提供する
3. 持論を展開する
2. 知識を提供する
3. 持論を展開する
ひとつずつ解説します。
1. 写真付き報告
・ダンスやってきました〜!(体験系)
・部屋をキレイに掃除しました〜!(スキル系)
・アクセサリー作りました〜!(モノ作り系)
・心理学の勉強なう〜!(知識系)
・部屋をキレイに掃除しました〜!(スキル系)
・アクセサリー作りました〜!(モノ作り系)
・心理学の勉強なう〜!(知識系)
みたいな感じ。目的はとしては認知。
「この人○○やってるんだ」
と何となく知ってもらうこと。
相性の良いツール:インスタグラム、Twitter
理由:ライトな情報を流しやすい、「いいね」の敷居が低いので反応率が取りやすい
2. 知識を提供する
・ウェストシェイプに向いているダンス3選
・簡単に部屋をキレイにする片付け術
・アクセサリーを作るために必要な道具まとめ
・親密な関係になりたいときに活用したいコミュニケーション術
・簡単に部屋をキレイにする片付け術
・アクセサリーを作るために必要な道具まとめ
・親密な関係になりたいときに活用したいコミュニケーション術
こんな感じ。目的は信頼度を上げること。
知識を提供すると
「あ、この人は○○に詳しい人なんだな」
という印象を与えられ信頼度が増します。
相性の良いツール:ブログ、Twitter、Facebook
理由:ブログは文字数制限がないため知識をまとめやすい、Twitterは役立つ系ツイートが拡散されやすい、Facebookは利用年齢が高めなため知識系は比較的好まれる
3. 持論を展開する
・私がダンスに感じるメリットと好きな理由
・片付け術で変わった私の心
・アクセサリーを作るときにこだわること
・心理学を学んでも活かせなかったら意味がない
・片付け術で変わった私の心
・アクセサリーを作るときにこだわること
・心理学を学んでも活かせなかったら意味がない
こんな感じ。目的は差別化。
持論を展開すると
「そんなにこだわっているのね」
「そんな想いがあるのね」
と個人色を出してあなたブランドを作り
差別化ができます。
詳しくは後述しますが、
多くの売り手がいるなかで「なぜあなたを選ぶのか」の部分でこれが大事になってきます。
相性の良いツール:ブログ、Facebook
理由:長文で語れる、長文でも読みやすい
つまり発信することの目的は
認知してもらうこと、信頼度を高めること、
差別化をすること、の3つです。
③ 人に教える
今度はそれを人に教えていきましょう。
先ほどの例でいうと
・ダンスを教える
・片付け術を教える
・アクセサリー作りを教える
・心理学を教える
・片付け術を教える
・アクセサリー作りを教える
・心理学を教える
となります。ここでポイントなのが
売るのではなく「教える」ということ。
どうゆうことか?
たとえばそれ自体を「売る」となった場合、
先ほどの例でいうと
・ダンスショーをする
・あなたの部屋をキレイにします!というお片づけサービスをする
・アクセサリーを売る
・心理学の教材を作って売る
・あなたの部屋をキレイにします!というお片づけサービスをする
・アクセサリーを売る
・心理学の教材を作って売る
こんな感じなわけです。
これは「スキルやサービス自体」を売っていますよね。「教えること」とどう違うのか?
2つほど例をあげます。
1. 対複数ができない
たとえば部屋のお片づけに関しては、
1対1でしかできませんよね。一度に複数の部屋を掃除するのはムリです。
しかしお片づけ術を「教える」となるとグループセミナーのような形で一気に教えることが可能なわけです。
僕のやっている整体もそう。
一対一で施術はできても複数はムリ。しかし
「施術テクニックを教えます」ってことなら
複数に一度に教えられます。
ライターさんも一人でガシガシ書くよりも、ライディングスキルを教える側に回ったほうが労力も少なく、かつ一気に複数を相手にできます。
対人のサービスの場合、
「それ自体を売っていく」という方向性だと
利益が最大化しにくいんですね。
2. コストがかかる
たとえばアクセサリー作りの場合「売る」となると在庫を抱えるわけです。アクセサリーを作るための材料も仕入れたり。送料もかかる。
しかし「教える」となった場合、在庫も抱えないですし材料費も受講生負担でいいですし、かかるとしても場所代くらい。スキルや知識を教える、つまり情報を売るというのはそれほどローリスクなんですよね。
有形物(モノ)から無形物(情報)へ。
教えるまでの行程
②の「SNSでの発信」のところで
あなたのやっていることをまず知ってもらい、
信頼度を高め、そこに向けるあなたの想いや
こだわりがちゃんと伝わっていれば、
「あなたから受けたい」というニーズが
少なからず生まれているはずです。なかなか表には出ませんが。人はなかなか行動にうつさない生き物です。
そこで必要なのは敷居を下げること。
ぼくのやったこと
・価格を下げる
・売るではなく教える
・期間限定
・売るではなく教える
・期間限定
こんな感じ。1時間弱で全枠埋まりました。@shimi_yurutabi
— しみ (@shimi_yurutabi) 2016年4月30日
ぼくのスケジュール的に
5月中旬〜下旬になります🙆
3名限定〜!
ひとつずつ解説。
価値を下げる
あえて下げます。マイナスが出なければ良いやくらいの気持ち。コストがないものなら無料でやってもいいかもです。そうすればさすがに「やりたい!」という人が出てくるはず。SNS発信の段階である程度の興味と信頼があるので。
むしろ自信がない人は無料でいいですね。
最初はそのほうが自分も精神的にラクです。
ここでの目的は「行動してもらうこと」です。
挙手してもらう。立候補してもらう。
モニターになってもらい、サンプリングをするのです。相手にとってもお得です。
売るではなく教える
これは先ほど書いたようにローリスクで利益を最大化しやすいためでもありますし、人は購買意欲と同じくらい「成長意欲」というものがあります。若い子はとくに。
つまりなにかを買って物欲を満たすよりも、なにかを教わることで自己成長したいという人がいるのです。そこを満たしてあげる。
期間限定
これは最後のワンプッシュです。
期間限定、人数限定を設けることによって
行動をより早く促します。
あとは価格を下げているので
大人数におこなうのは単純にもったいない。
無駄に労力を割くことになってしまいます。
つまり
この「教える」段階での目的は
自分自身の自信と実績をつけること。
だから価格をあえて下げて
とにかく受けてもらいます。
実際に人に教えることでとても自信がつきますし、実績にもなります。それが次のステップへと繋がります。
④ 実績を発信する
その実績を発信します。
「○○教室やりました〜!」
「○○セッションしました〜!」
「○○を教えてきました〜!」
みたいな感じ。コツは写真つきで発信すること。
そうするとその他の人から「ああ、ちゃんとやってるのね」という感じになり、より信頼度が増します。第三者からの感想(レビューみたいなもの)をもらえるとさらに良いです。第三者からの声が一番響きます。
ブログ「パパジン」を運営している@Seipon1 さんに初心者ブログコンサル
— しみ (@shimi_yurutabi) 2016年5月2日
してきました〜∠( 'ω')/
新宿にて49階にあるレストランのランチをおごっていただき、幸せすぎました(笑)
景色すごかった〜!! pic.twitter.com/aNfR7uhtn3
目的は信頼性の増幅。リアル感を出すこと。
SNS上の情報って基本的にみんな疑っているんです。本当にやってるっていうのが分かると一気に信頼度が増します。そのための写真。
⑤ 価値を上げる
最後に価値を上げていきます。
ここまでできる人はすこし上級者。
単純に価格をあげたり、人数を増やしたり。
この瞬間が一番むずかしいんです。
期間限定の安い期間がおわった途端に需要がなくなることはよくあることです。ここで大事になってくるのが「SNS発信」のところに出てきた持論の展開。
つまり「想いやこだわりを語ること」
差別化をするということですね。あなたがどれだけそこに想いを注いでいて、こだわりを持ってやっているのか。それをちゃんと知っている人はあなたを応援してくれます。離れていきません。ようするにファンなんですよね。あなたから受けたいんです。
そうすると価格を上げたり人数を増やして
利益を最大化しやすくなります。
価値を上げるのは怖いかもしれませんが
サンプリングしたときの経験で
実績と自信のある状態なら可能です。
順序としてはこう。
価格を下げてハードルを下げる→越えやすい→
自信と実績がつく→もう少し大きなハードルに挑戦→越えられる→自信と実績がつく→
というプラスのフローを作ること。
まとめ
誰もが「人よりすこし得意なこと・知っていること・好きなこと」ってあるとおもいます。
すこししか得意じゃないしな〜
なんて思うかもしれませんが、
それを
自分よりすこし苦手な人
自分よりすこし知らない人
に教えればいいんです。
現にぼくも凄腕ブロガーさんに比べたらブログの知識も実績もないですが、「初心者ブログコンサル」を4回ほどやっています(笑)
そんなこんなで僕はこれをしてみて今月は5万円くらいの副収入を作りました。金額と同等の価値を提供しているので相手も満足ですしね。
初心者に毛が生えた程度のひとは
初心者に教えればいいんです。
中級者のひとは
初心者に毛が生えた程度のひとに教えればいいんです。
凄腕のひとは
凄腕になりたいひとに教えればいいんです。
ポイントは自分よりすこし下のマーケットに教えるということ。
たとえば
有名大学を目指す受験生は東進予備校のような
プロの講師に教わる必要がありますが、
小中学生の家庭教師はバイトでいいんです。
そこのニーズは違うんですね。
ぼくの場合は実績と自信がついたら
ブログ初心者を集めてセミナーも出来ますし、単価を上げてもいいですし、それがもっと肥大化したのがオンラインサロンのようなものですよね。あれは実績と個人ブランドの賜物です。
何事にもステップがあります。
それが良いものであるならば、人にちゃんと届けるべきです。ぼくは自分の提供するものが良いモノだと信じているので、どんどん挑戦することができています。
自分にとっては普通のことが、誰かの価値になるかもしれない。
趣味やスキルを活かして、好きなことをして、
自信に満ち溢れた笑顔でキラキラ生きている。
そんな大人が増えたなら、
世界はもっと楽しく幸せな空間になるのかなあ。
なんて思いながらこれを書いてみました。
本当は書くか迷いました。
こうゆうこと書くキャラじゃないしね(笑)
意外とまじめなことも考えていたりします。
誰かの役に立てば嬉しいです。