3戦終わって、4戦目からはヨーロッパラウンド。
ここからは各チーム&ミシュランのデータが豊富で、白熱した戦いが予想されます。
ヨーロッパ最初のサーキットはスペインへレスサーキット。
地元スペイン人ライダーが活躍するでしょう。
スペインのMotoGP人気は凄い、サーキットが賑やかです。
今回、レースウイーク前にロレンソのドカティとの来期契約発表あり、
ヤマハのピットが気になるレースウイークが始まりました。
初日
FP1(午前)
スペイン人ライダーが優位とは言え、元々トップ争いしているのはスペイン人だらけ。
ロレンソ、マルケスのトップタイム争いが予想されました。
そんな中アビンティアレーシング(サテライトドカティ)のバルベラが2位タイム。
最終にロレンソに抜かれたものの、終始トップタイム争いをする好調ぶり。
ワークスドカティが苦戦する中、旧型ドカティでの結果には驚きでした。
1位から7位の中にスペイン人以外は3位のロッシ(イタリア)だけ、地元とは言え速すぎる、スペイン国内選手権かよ、と言いたくなる結果です。
共通ECUの効果なのか、ワークスとサテライトのマシン差が少ないと思えるドカティ。
参戦台数を増やすのに貢献しています。
FP2(午後)
午後もスペイン勢が好調、3位に兄エスパロガロ(スズキ)が入り、
同チームのビニャーレスばかり注目される今日この頃、俺もいるよと言わんばかりのアピールに成功。
しかも最近転倒しない、やっと歯車が噛み合ってきたのかも。
つい2戦前までは部品取りマシン製造機だったのに・・・
FP1で好調だったバルベラは4位タイム、サテライトのマシンではこの辺が限界と考えられます。
最終結果はロレンソ、マルケスの順。
ロレンソは最後の一発タイムでマルケスを0.3秒引き離し初日終了。
このレースはロレンソが勝ちそうな雰囲気が漂いました。
この時ロッシは5番手タイム、何時もの淡々と調整を進めている感じです。
気になっていたロレンソ移籍発表のヤマハのピット、
どことなく爽やかな雰囲気でした。
2日目(予選)
FP3(午前)
一夜明けて2日目は、最初からロッシが好調。
と言っても2位のマルケスとの差が0.04秒、差がないトップタイムでした。
4位のロレンソも、0.24秒差で予選が期待できる位置に付けています。
3位は弟エスパロガロ、今度は弟?と思われる結果。
テック3(サテライトヤマハ)はちょっと遅い印象があります。
今年は今まで苦労していましたが、ここに来て新パーツでも提供されたのかな?
そう言えばウイングも付いていました。
FP4(午後)レースシュミレーション
予選前の決勝レースシュミレーション走行、開始が15分遅れで始まりました。
遅れた理由がタイヤのサポートが遅れたため。
なんとミシュランのスタッフが食中毒。
今年から復活のミシュランタイヤ、タイヤ問題以外にも、問題発生。
めげずに頑張ってほしい。
ミシュランマン(バビンダム)頑張れ!
結果はロレンソ、マルケス、ロッシ、ペドロサの順、
ヤマハ、ホンダの4人の優勝争いを予感させる走行でした。
昨日に続き、決勝レースはロレンソがペースを作ると思わせる内容でした。
Q1(予選1)
Q2進出はバズとクラッチロー、ホンダ勢はマルケス以外は好調とは言えず、ペドロサも悩んでいます。
サテライトホンダはなおさら、クラッチローはやっとQ2進出。
テック3のスミス、同じマシンの弟エスパロガロ好調に関係なく、Q1敗退。
来期KTM行きを発表したからか?Q1常連になりつつあります。
Q2(予選2)
予選はロレンソVSマルケスのタイム争い、どっちがトップを取るのか!
そんな流れの中、ロレンソがトップを決めて終了!・・・と思った後、
チェッカーフラッグが振られる中、ロッシが0.122秒早くポールポジションを決めました。
上位二人とタイミングをずらし走行していたロッシ、狙ってた?
トップタイムを確認して、ガッツポーズ、ロッシの予選ガッツポーズって、久しぶり。
車載カメラに向かってガッツ!
去年は後味の悪い36才の挑戦でしたが、37才心機一転まだまだヤレルゼ!
最終日(決勝の日)
WUP(午前ウォームアップ走行)
霧で開始が遅れたが、路面状況に問題無く最終調整のフリー走行が行われました。
決勝セッティングではマルケスがちょっと速く、0.2秒遅れでロッシ、ロレンソの結果、決勝はこの3人誰かと思わせる内容。
激しいバトルが期待されました。
決勝レース
そして決勝、決勝の時間は晴れて路面温度が10℃以上上昇。
午前中のセッティングは役に立たない可能性の中レーススタート。
最初に飛び出したのはロッシ、ポールポジション+スタート上手いでぶっちぎりです。
1周戻ってロレンソがトップに出ても直ぐ抜き返す力強さあり。
マルケスはちょっと遅れてヤマハ同士のつぶし合いを見ている感じでした。
ロッシは序盤に差を広げ、レースをコントロールする作戦なのか、
最速区間タイムを連発。
レース中盤も上位3台の順位は変わらず、ロレンソとマルケスの差が縮まったり離れたり、マルケスがプッシュしているのか、ロレンソが遅れだしたのか?そんな感じで周回していました。
そんな中、ドビチオーゾがスロー走行。
2戦イアンノーネが追突、3戦ペドロサが追突と運の無いライダー。
今度はマシントラブルでリタイヤ。
ウォーターポンプから水漏れ。
来期のシート争いがあるのに、なぜか完走できないドビチオーゾ。
そして、終盤、ロレンソはタイヤの問題でペースアップできず。
見所の無いままレース終了、ロッシが逃げ切りました。
タイヤの問題は、ロレンソだけではなく、他のライダーたちもコメントしているので、タイヤを上手くコントロールしたロッシの勝利です。
ミシュランには更なる改良を望みたい反面、最初から最後まで高性能なタイヤよりは、
タイヤの消耗をコントロールする勝負がスパイス的に発生して面白いかも。
表彰台ではマルケスが持ってきた日本国旗をロレンソと持ち、
熊本地震被災者に向けたメッセージと思われる行動。
久しぶりに優勝したロッシには悪いけど、ホンダは熊本に縁があるので許してね。
熊本に届いたかな?
今回のロッシは、まさにハネウマライダー。
そんな歌あったね。
37才の挑戦は続く。
次回は [第5戦] 2016/05/08 フランスグランプリ(ルマン)です。
event | start | end | result |
2015RACE | 99,46,4 | ||
FP1 | 2016/05/06(金)16:55 | 17:40 | |
FP2 | 2016/05/06(金)21:05 | 21:50 | |
FP3 | 2016/05/07(土)16:55 | 17:40 |
|
FP4 | 2016/05/07(土)20:30 | 21:00 | |
Q1 | 2016/05/07(土)21:10 | 21:25 | |
Q2 | 2016/05/07(土)21:35 | 21:50 | |
WUP | 2016/05/08(日)16:40 | 17:00 | |
RACE | 2016/05/08(日)21:00 | 28Laps |
ヨーロッパラウンドで元気のないドカティを応援しましょう。
以上